きき

オールドのききのネタバレレビュー・内容・結末

オールド(2021年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

2016年の『スプリット』で第一線へと復活を遂げたM・ナイト・シャマラン監督最新作。

離婚直前の夫婦は子どもたちを連れ、最後の家族旅行へと南国のリゾート地を訪れた。
そこで息子はホテルのマネージャーの甥っ子と友達になり、手紙のやり取りをする。
翌日、一家はプライベートビーチへと招待され、彼らと合わせて三組の家族でそれぞれ楽しむが、一人の女性の遺体が発見されたことから事態は一変する。
一緒に来ていたとされる男性や、家族の一人の体調不良、そして突然の子どもたちの成長…このビーチから出ることも出来ず、彼らは未知の恐怖に陥れられる。

というお話。

公開前から気になっていて、結構期待していた本作。
でも、シャマラン作品なのでね。
過度な期待はしないように鑑賞。笑

それでも単純に面白かった𓅪˒˒

発想が面白いな〜、と。
年老いていくビーチ、ってだけじゃなく、年を取るのは外見だけじゃなく、中身も徐々にだけど変わっていくし、老いる、ということが見えない部分にもしっかり現れていて抜かりない。

野外なのに閉鎖的な空間、まるで密室のような演出も上手いと思う。
勿論ツッコミどころは満載ではあると思うけれど、そもそも現実的過ぎたらこんな話はないんだからね。笑

出演陣もなかなか豪華!
特に成長した子どもたちがみんな今要注目な若手で!
トーマシン・マッケンジーちゃんは元々知ってたけど、もう一人、エリザ・スカンレンチャンに似てるなぁって思ってたら本人だった( ´ω` )
推しなので嬉しい♡

展開もホラー要素、ドラマ要素、スリラー要素などが盛り込まれていて、飽きさせない。
そんな中にもこちら側に考えさせるような余韻のような時間を与えてくれる。
それが良かったな〜◡̈⋆*

個人的には、途中からまじで夢オチだったらどうしよう…って不安になってしまった。笑
シャマランだからやりかねん…!って思って、最早別の意味でドキドキしてしまった…
そんな気持ちにさせたのはわざとかしら…?流石シャマラン…

オチがちゃんとあったことに感動すらしてしまったよね…笑

しかもそのオチが、こんな今の時代、まさに必要かもしれないと思わされる内容で、それを今公開されたことにゾッとする。
こんな場所があるなら、なんて思わざるを得ないでしょう…

シャマラン作品はシックスセンス〜ヴィレッジ、ヴィジット〜本作の鑑賞なので、低迷期を鑑賞していない。
なのでその時代の作品は分からずだけれども、個人的には彼史上上位の出来だったのではないかな、と☺︎︎!
それくらい満足出来ました◎

シャマラン映画はやはり情報をあまり入れないで鑑賞するのが正しいと思う。

記録 : 2021年100本目。
きき

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