第1話、タクシー車内でのガールズトークが素晴らしく饒舌だっただけに、その後がすべて朗読劇のように思えてしまったのだけれど、元恋人同士もセフレ同士も教授と学生もかつての同級生も、それぞれが作品の中で本来の設定とは別の人格を演じているということを表現したかったということなのかな、と思うことにしました。第3話の舞台は仙台、映りそうで映らないメディアテークにやきもきしつつ、真っ正面から撮影された杜の都の象徴たる欅の緑にうっとりしました。
忘れがたく印象的なカットや台詞がそこかしこに散りばめられていて、後々余韻を噛みしめたいので迷わずパンフを購入。滅多に買わないコーヒーも飲みました。どんなにささやかであっても、この場所にお金を落とし続けなければならない。これはもはや使命感のようなものです。