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コンティニューのkuuのレビュー・感想・評価

コンティニュー(2021年製作の映画)
3.7
『コンティニュー』
原題Boss Level.
映倫区分PG12.
製作年2021年。上映時間100分。

フランク・グリロが主演を務め、ナオミ・ワッツ、メル・ギブソンが共演したSFアクション。
ロイ役をグリロ、元妻役をワッツ、ヴェンター大佐役をギブソンがそれぞれ演じる。監督は『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』のジョー・カーナハン。

元デルタフォース特殊部隊員のロイは、毎朝、目覚めた瞬間に謎の殺し屋に襲われ、殺される日を繰り返していた。
銃で撃たれ、爆弾で吹き飛ばされ、刃物で刺され、何度殺されても生き返るロイは、生と死のループを繰り返し、同じ1日を無限に生きていた。
死のループから抜け出すために何度もトライ&エラーを重ねる中、科学者である元妻からタイムループの鍵を握る極秘計画の手掛かりをつかむ。
真実を暴き、追われる身となった元妻を救うため、自ら殺し屋集団のもとに出向いたロイは、計画の責任者である軍属科学者ヴェンター大佐の居場所を突き止めていく。

今作品の核心は、トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』とよく似てました。
主人公は、自分の死をきっかけにタイムループにはまり、毎日を繰り返す。『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のように、主人公は前のタイムループの繰り返しの出来事を思い出し、学び、適応し、物語を前に進めていく。
しかし、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』とは異なる点は、遠い未来でエイリアンと戦うんじゃなく、現代を舞台に、過去を変える能力を欲する誇大妄想狂が登場する。
今作品の特徴は、SFはほとんどなく、アクション、ドラマ、そしてたっぷりのコメディに重点が置かれているこかな。
特に、魅力的なセリーナ・ローの登場場面は良かったし、魅力的な彼女は画面上で楽しくて笑えました。
ストーリーは非常に単純で、直接的で、謎は全くなし。
しかし、エンタメ性があり、引きずったり、飽きさせたりすることはあんまないかな。
今作品は比較的シンプルで、そこが気に入りました。
余談ですが、ミシェル・ヨーは、数分のメインシーンが1回と、数秒のマイナーシーンが2回あるだけで、なぜ出演しているのかよくかりま1000。
今作品は深い政治的なアイデンティティーも、社会的課題も、特別利益団体への迎合もない、観てる側を疎外することもない、 SF、ユーモア、アクション、ホンで善き演技が織り成すレベルのたかいなエンターテインメント映画でした。
見ごたえあったなぁ。
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