The Last Ones(英題)の作品情報・感想・評価

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あ

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3.5
憂鬱な青みがかった灰色に彩られる、映像的には美しさのある映画。現代における炭鉱の持続可能性の厳しさを描く。決して綺麗事などではなく、登場人物はみな善人などではなくリアリティがあり、ただやるせなさに満ちている。
グラスゴー映画祭にて。

アカデミー賞国際長編部門のエストニア代表だそう。フィンランドの鉱山労働者のドラマ。

鉱山は人間が手をくだしすぎて限界っぽいのだけど、鉱山労働者として食べていく彼らはまだ掘れるなら掘るしかない。

先が見えている現実から逃避するように酒をあおったり薬に手を出したり、中国のバイヤーに山を売ろうとしたり。

これもほのかに西部劇が混じっているかな、ネイティブと自然、入植者、開拓者の図式もある。

ラップランドの壮大な景色をバックに、残酷な資本主義に巻かれていく者たちの姿、向上する気配感じない生活、どん底から逃れようとする者たちなどを描いている。

ほとんど静かに進む話なのだけど、生活に絶望し諦めた者の行動はショッキングだった。

「ウィンターブラザーズ」に雰囲気ちょっと似てたかな。

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