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アンホーリー 忌まわしき聖地のkuuのレビュー・感想・評価

3.6
『アンホーリー 忌まわしき聖地』
原題 The Unholy.
製作年 2021年。上映時間 99分。
イギリスのゴシックホラーの巨匠作家ジェームズ・ハーバートのベストセラー小説を映画化。
ジェフリー・ディーン・モーガンが主演を務め、ケイティ・アセルトン、ウィリアム・サドラーが共演。
監督サム・ライミが製作に名を連ね、脚本家エバン・スピリオトポウロスが監督・脚本を手がけた。

聾唖の少女が聖母マリアの出現を体験した。
耳が聞こえて話せるようになった少女は病人を次々と治癒し、彼女が起こす奇跡を目撃しようと大勢の人々が詰めかける。
取材に乗り出したジャーナリストのジェリーは、調査を進めるうちに恐ろしい真実にたどり着く。

※ドラマ『ウォーキング・デッド』は一切関係ありませんので、悪しからず🙇。
あぁ麗しのニーガン様(ニーガンは今作品主演のジェフリー・ディーン・モーガンがドラマ『ウォーキング・デッド』略してTWDで演じるキャラ名です)。
TWDでは知的能力が高く、策略家。
極悪な敵キャラとして登場してるあなた様。
嗚呼、あの強烈に印象を残した、グレンを撲殺するシーン。
しかも、縄で縛りあげた無抵抗な相手を、有刺鉄線を巻いたバットで殴り殺す残虐さ。
非道この上ないあなた様。
極悪なのに、非道なのに独自の強烈な魅力を持っていることを否定できません。
そんな複雑なキャラをもつあなた様が演じる今作品を贔屓目アリアリで視聴賜ります。
ちょいシツコイですが。
ニーガン様が振りかざす魔王の棍。
その名はルシール。
有刺鉄線を巻いたベースボールバット。
Amazonでもレプリカは手に入る。
しかし、小生はやっとあなた様の分身を、自作で自宅で製作いたしました。
バットはメルカリで中古のベースボールバットを5.000円、有刺鉄線はAmazonで4210円、共に送料込みで入手、計1万円弱。
かなりの労力がかかったので廉価なのは御許しください。
それよりも、今は玄関の下駄箱の隙間に眠らせてしまってるのを御許しを。
(使い道がないので)。
何の話を書いてるんだかすいません🙇。
扠、お話に戻りますが、今作品は予測可能な部分もあるが、ありがたいことに、とても面白く、演技も上手で、やるべきことはきちんとやっているホラー映画でした。
個人的には、主役のジェフリー・ディーン・モーガンの演技を楽しんだし、全体を通して彼が主役にぴったりだと感じた。
しかし、アリス役のクリケット・ブラウンは、今作品でとくに巧みであるだけでなく、映画全体を通して彼女を信じさせ、また彼女を気にかけさせる善き演技をしてました。
脚本はやや定型的で、後半になるにつれ、定型の安直な使い方に磨きがかかっているように感じられたかな。
最初は魅力的な作品なのですが、後半になるにつれて手を抜きすぎているような気がするし、方向性を失ったんかなぁとしばしば思いました。CGIが目立っている部分もあるが、悪魔の見た目と気に入った。
今作品はホラーとしては全般的によかったし、お化け屋敷のような感じは、まさにこの映画の雰囲気にぴったりでした。
また、シーンは緊張感があって不気味だが、大きな恐怖を感じることはなかったのが残念かな。
雰囲気は、この映画の主な意図であり、怖さに関して云えは、最大の資産やと思う。
その怖さを作り出すジャンプスケアが少しチープやった。
しかし、映画自体は面白く、見ていて飽きることはなかったし、また、真実と信仰に関する魅力的な対話もあり、この映画で最も力強い瞬間のいくつかであると感じています。
完璧とは言い難いが、それでも楽しいホラー映画には変わりないかな。
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