第2回インド大映画祭⑤
「クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅」「無職の大卒」「マーリ」のダヌシュ作品！
重い！キツい！IDE全体の予告篇で
「悲哀度・地雷度★★★★★」
ってなってたけど本当その通りで、まさに鬱展開！って冗談を言わないとやってられないぐらい辛くなる(苦笑)。

ラーム（ダヌシュ）は学生時代の恋人ジャナニ（シュルテイ・ハーサン）との愛を実らせ結婚した。一見幸福そうに見える新婚生活の裏でラームは恐るべき苦悩を抱えていた…。年上の親友センディルの献身的な努力をよそにラームがとった行動とは…

ダヌシュ圧巻のお芝居！ダヌシュ作品らしくキレ味抜群な踊りのシーンもあるが、内容が内容だけに、どうしても楽しく観る事が出来ない。やはりラームの家業の跡継ぎとしての立場、父親との接し方が、あのようになってしまった遠因だったのか…とかいろいろ考え込んでしまう。せっかくセンディルという素晴らしい友人も持つことができたのに。あれでは今度はセンディルが後悔し苦悩を抱え込んでしまう。
そんなキツい展開だったが、ヒロインのシュルテイ・ハーサンがメチャクチャ美しすぎるので、観ていられたという部分もある。それでもラームと付き合い、結婚してからのジャナニにも共依存的なメンヘラ傾向があったので、こちらもなんともはや…。
このような疾患への警鐘、理解をテーマにした作品でしたが、今作の監督、アイシュワリヤー・R・ダヌシュさんは、なんと“スーパースター”ラジニカーントの娘さんでダヌシュの奥様！こんなプロットを旦那に演じさせるなんて、なかなかなものですね😅

• #2021劇場とらキチ
• #インド魂

2021-10-11記。
前半はラブストーリー、後半は半端なホラー。
インド映画ならではの長い上映時間を利用して途中でジャンルを切り替えるの、やめてほしい。どっちが好きな人も嫌がると思うのだが…。
あと『3』という短すぎるタイトルも、検索できないのでやめてほしい。なにが3だか分からないし。

IDE(インド大映画祭)をほとんど1人でやっているというインド映画同好会の女性のトークショーがあり、最近はヒンディ語やテルグ語の作品の価格が高騰し、タミル語の作品の倍ぐらいするので手が出ないと言っていた。
またインド映画の売り込みは強引で、まだ契約してないのに金払えと言って来るそうだ。笑
高騰してるのも強引なのも映画業界だけではなく、エネルギッシュに発展しているインドの今を表してると思う。

今回のIDEでのネチネチ恋愛落ち込み枠😔
前半は主人公の清々しくなるほどの肉食っぷりにクスッとさせられるが、後半の闇展開はこちらも一緒に息苦しくなっていく一方だった🥵インドに限らず、世界中でこの病に苦しむ者たちは(労働社会の日本は特に多そう)大勢いると思うし、自分も起こりうる可能性はあるので他人事には思えなかった。理由なく動物を痛めつける描写のある映画が苦手なので、途中のあるシーンでは怒りが沸き起こってしまったが、後半のダヌシュの怪演が素晴らしすぎて怒りも忘れるくらい圧倒された。緑色の幻覚？みたいなのがハイエロファントグリーンにしか見えなくてシュール🤣
駐車場での覚醒ダヌシュはキングスマンっぽくてかっこよかったなあ🤤笑

• #印映画103本目