ケイスケ

マーベラスのケイスケのレビュー・感想・評価

マーベラス(2021年製作の映画)
3.6
マーティン・キャンベル監督は良い映画を撮るよねぇ😆

裏社会で抜群の暗殺成功率を誇るアンナとムーディは、親子のような絆で結ばれた師弟コンビだった。ある日ムーディが何者かに殺害され、復讐を誓うアンナの前に、アンナが狙うターゲットを護衛するプロのセキュリティー、レンブラントが立ちはだかる。二人はそれぞれのプライドを懸け、知力や殺しのスキルを駆使したバトルを繰り広げる。

007を2度復活させた男マーティン・キャンベル。『ゴールデン・アイ』と『カジノ・ロワイヤル』はブロスナン、クレイグのボンド作品でも一番好きという人も多いのではないのでしょうか。メル・ギブソンの『復讐捜査戦』とかも面白かった。あと『グリーン・ランタン』も嫌いじゃないわよ(小声)

本作はマギー・Qのアクションが見事。さすがジャッキー・チェンやトム・クルーズと仕事しただけはある。敵役のマイケル・キートンもさすがの貫禄。ちょっとユーモア感があっていいよね。主人公と敵が割と同じ比重で描かれており、W主人公の感じで観てました。このタイミングで寝るのかよ!

ただリチャード・ウェンクって人の脚本がちょっとわかりにくくて。『イコライザー』とかの脚本を手がけている人ですが、陰謀めいたシナリオは良いんですけどそれに対する複数のキャラの動かし方があんまり得意じゃない気がする。少し目的が分かりにくいというか。自分だけかな笑。

パッと見た印象はありがちなアクション映画に見えますが、なかなか変化球で面白かったですよ。ラストも苦く終わりますし。てか予告で見せてるからネタバレではないですがサミュエル・L・ジャクソンがあんな序盤で死ぬわきゃねーわな!あまりヒットした記憶はないですが良作だと思います。