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不死の怪物のhorahukiのレビュー・感想・評価

不死の怪物(1942年製作の映画)
3.3
迷信 vs 科学

先祖代々、正体不明の怪物に狙われる運命にあるハモンド一族を描いたミステリーホラー。ある日、現当主と看護師が崖道で何者かに襲われる。しかも犯人の痕跡は一切残されていなかった。怪物は本当にいるのか?怪物なんて迷信だと笑い飛ばす科学捜査官がハモンド家の「呪い」の解明に乗り出す!

伝説的怪奇小説が原作らしい。それも納得なある種王道的ストーリーは手堅くて面白かった。怪物の存在を不確かにするような演出に加えてマグナスの名前まで出てきたあたりで、MRジェイムズが原作かな?と一瞬思ったけど、全然違う人だった😂

ハモンド家は当主である兄妹と執事にメイド?が住んでいて、迷信に囚われた一家に科学捜査のメスが入るという、古典作品に良くある迷信vs科学の構図。有能捜査官の他に、化け物染みた女の勘を持つ助手がその任にあたるのだけど、狂犬病の実験に使った器具でスイーツ作って食べようとしてるあたり女の勘は機能しているのか謎だった😂でも怪しげな執事たちも「彼女の勘は危険だ…」と捜査官よりも警戒してて笑った🤣

犯人の手がかりは、犬を引き裂けるほどの怪力、気配を消せる、足跡を残さないの3つ。それで大真面目に捜査してるんだけど、どう考えても人外しかあり得ないよね😂そんな中で、執事のお爺ちゃんが急に気配遮断スキルを披露し始めて要件ひとつクリアしていくのはミスリードさせるつもりだったのかも知れないけど、雑すぎて笑った!多分原作は面白いと思う!
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