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13デイズのbluestarのレビュー・感想・評価

13デイズ(2000年製作の映画)
3.9
ケネディに関する映画は何本か見ていたのですが、キューバ危機についてに絞ったこの2000年制作の映画はこれまですっかり見落としていました。

ソ連と米国、大統領周辺と軍部上層部の13日間の緊迫の攻防を解りやすく、ドラマティックに仕上げた、面白い映画でした。

大統領補佐官役のケビン・コスナーが主役の様ですが、中盤からはケネディ大統領役のブルース・グリーンウッド、ロバート・ケネディ役のスティーヴン・カルプの存在感も増して来て、ケネディ兄弟以外にも、国連大使や国防長官、パイロットなど、それぞれの役に見せ場があり、群像劇的な楽しみ方が出来ました。

観ていると段々、ロバート・ケネディ役が本人に似てるなぁと思えてきたのだけど、やはりこの役者さんはロバート役を2度経験しているそうな。

この危機での米ソの交渉が決裂していたら、第3次大戦になりかねなかった瀬戸際だったということと、
国のトップが、ちゃんと自国、自国民にとって最も良い判断は何か、何をすれば良いかと真剣に考え、国として決断をしていた姿は、当時のアメリカ政府は彼らで良かったなとおもえてしまいました。
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