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猿の惑星:創世記(ジェネシス)のabeeのレビュー・感想・評価

4.1
名作「猿の惑星」、後付けの前日譚、神話のプロローグ。

後付けだからこその逆伏線にいちいちテンションが上がる作品です。

1作目の公開はなんと1968年。
そこから40年以上を経て語られる正に伝説。

「スター・ウォーズ」と一緒で旧作を観てる方が絶対に面白いと思います。
リブートとはいっても全くの別物。でも旧作の要素を小出しにして伏線を張ってる辺りが見事です。
行方の分からなくなった「宇宙船」、保護施設の赤ちゃん猿・コーネリアなど旧作ファンが喜ぶ設定がいっぱい。

人間が置いてけぼりなのが若干気にはなりますが、ここははっきりしています。
旧3部作の主人公は人間、こちらのシリーズは主人公が猿なんですね。
だから人間のストーリーは最低限でいい。大事なのは猿が如何にして知性を得て、何を成そうとしているのか。

ということで、何を語っても旧作を観ていない方にはネタバレになりそうなエピソードなので、とりあえず個人的には旧作観てからこの3部作にトライして欲しいなぁということです。

旧作と比較してCGの進歩に感動するのもひとつの楽しみです。
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