このレビューはネタバレを含みます
タクシー運転手ジャンと花売りアンナのかなりゆるめのラブコメ。前半の舞台が巴里祭前夜というだけ。当日の様子も余りインパクトなかったです。
とにかく軽い感じのラブコメで、一番の悪人もケチな泥棒。しかし余りに雰囲気が軽すぎて合いませんでした…。笑えるほどでもなかったです。
物語の雰囲気を強く作り出していたのが金持ちの酔漢だったと思うのですが、鬱陶しい酔い方。微笑ましいはずの存在ですがやはり全く合いませんでした…。
殆どセット撮影で、これも雰囲気に合っていました。時折ソフトフォーカスみたいなショットがいい味出してましたが、リストアの都合なのか判別がつかず…。
舞台劇をそのまま見ているような表現が多く、浮かれた空気感だけはよく伝わってきましたが、さほど深みもなく、今ひとつ楽しめなかった作品でした。