ケイスケ

Pure Japaneseのケイスケのレビュー・感想・評価

Pure Japanese(2022年製作の映画)
3.5
佐伯なんだったんやこいつ…😥

アクション俳優の立石は社交性がなく周りからは日本文化に夢中な男と見なされていた。ある日彼は女子高生のアユミと出会い、土地の利権をめぐるトラブルがもとで執拗な嫌がらせを受けていた彼女を偶然助ける。そのことをきっかけに、過去のトラウマから封印していた立石の中の暴力的な部分が覚醒する。

正直、ラスト20分以外は特に大きな見せ場はない。皆さん察しの通り、パッと見は普通の人と思われていた男が大暴れするタイプの映画。『アジョシ』とか『イコライザー』とか、あれ系の映画はみんな大好きだよね!😆ただそれらの作品と違ってスカッといかないのが本作の特徴。いやアジョシも別にラストはスッキリしないんだけど笑。

というのもディーン・フジオカ演じる立石がやべーやつというか。アユミの爺ちゃんが死にかけたのもコイツの不注意だし、そのくせ「あいつが毒を盛った」と敵対している黒田になすりつけて事務所で暴れるのは普通に怖い。間違いなく虚言癖がありますよね。立石の小学生の頃やアクション俳優の過去が明かされますが明らかにおかしいし。なにが過去のトラウマやねん😥。

しかし本作がディーン・フジオカの格好よさを堪能する映画なのは確か。いくら王道の復讐ものから外れているとはいえ、ラストバトルはめちゃくちゃ格好良かった。渡辺哲、嶋田久作、坂口征夫といった個性派俳優もみな素晴らしかった。ちょっと、いやかなり変なとこはあるけど笑、なかなか面白かったです。