『 ツキ🌕モノ 』
“ハリウッドの破壊王”というワードで検索をかけると出てくる名が二人。まずはマイケル・ベイ監督。そしてもうひとりがこの映画の監督ローランド・エメリッヒ。ベイはとにかくキング・オブ・爆破と言ったイメージだと思いますが、エメリッヒ監督は地球の壊し屋、はたまたハッタリのパイオニアとでも呼ぶべきか！？そのエメリッヒ監督の最新作『ムーンフォール』、本来劇場鑑賞を想定しておりました。そしたらまさかの配信直行... なので、“この映画の為に”アマプラ入ってみたのですが...
あいかわらずディザスター好きの心をくすぐる自らしたためたトンデモ設定“までは”お見事！しかし、今回は過去一と言っていい位の大味とご都合主義と言うよりか最早奇跡な展開の連続！そういう見方をすれば広義的に笑えるという点では面白いのかもしれませんが、流石にこれはいただけないのでは？
『リサージェンス』もそうだったけど、この頃のエメリッヒ流破壊映画には“端(はな)からのその気のなさ”を感じてしまう。言い換えれば特大ヒットを獲りに行ってる本気が感じられない。ベイ監督の『アルマゲドン』に通ずる点も多々あると思うのですが、ベイさんの何が素晴らしいってやっぱり、トンデモ設定だろうが突っ込み所満載だろうが絶対面白いエンタメ映画に仕上げるっていう気概が毎回感じられる点。あの現場でのパワーはやはり無駄ではなく、映画に直接注ぎ込まれてる。破壊王ふたり、ここのところの明暗はそこんとこの違いなのでは！？
ただ、「そんなバカな！」って突っ込みながら観れる。また、その点で観た人と盛り上がる事が出来たという実体験から、スコアはこれでもオマケさせていただいたつもりですわ😌
