ゼロ

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのゼロのレビュー・感想・評価

3.0
おとなもこどもも、おねーさんも。

説明不要の国民的なゲーム『スーパーマリオ』シリーズをイルミネーションと共同制作したアニメーション映画。ゲーム映画の最高峰であり、究極のファンムービー。

映画となったのもあるのか、マリオとルイージは配管サービス「スーパーマリオブラザーズ」を立ち上げる設定に変更された。彼らは、ブルックリンに住み、仕事は上手くいっておらず、父親からも悩まされている。ある日、謎の土管を発見し、近づいてみると、土管に吸い込まれ、キノコ王国へとワープをするのだった…というもの。

最初と最後に住まいのブルックリンでの描写があるもの、全編に渡り、キノコ王国での活躍が観れる。お馴染みの音楽に加え、ゲームではお馴染みのステージやお馴染みのキャラクターが登場。ゲームよりは、クッパはピーチ姫を思うにくい奴で、ピーチ姫は勇敢な女性として描かれている。

上映時間の80分程度は、ゲームの世界を、映画の世界で活躍する描写に当てられており、楽しい。本作品は、一部の人に刺さったのではなく、世界的にも人気の高い作品となっているので、『スーパーマリオ』シリーズの人気が伺えます。

反面、映画としての中身はなく、単純明快なもの。言ってしまえば、巨額のお金を掛けゲームの宣伝にしか思えなかった内容。しかし、それでいいのかもしれない。別に任天堂はゲーム会社であり、映画をメインにやっていきたいわけではないので。

究極のエンタメ作品が、ここにありました。
ゼロ

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