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デューン 砂の惑星PART2のいののレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.6
前作はお行儀が良い作品だと感じたけど、今作はより野心的になったと感じ、めっっっっちゃうれしくなる。DUNEをやるというのは、きっとこういうことなんだ。全身に砂を浴びせられてウハウハしちゃった。舞台装置というのか美術というのか、ガジェットまで含めて申し分なし。前作では少しうるさく感じた劇伴も今回はなじんでいるように思う。砂の色味の他にも、モノクロに近い色とか深層岩でできた巨大建造物みたいのとか、そういうのもすんごくいい。全然長く感じなかった。えーっと、見どころはほぼ全部です(←1秒も寝なかったの、わたしにとってはめずらしいことだからそう言ってみたいw)


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メモ

・伝説級&超弩級のサンドワームがあらわれて初乗りするポール(シャラメ)の場面、乗るまでの映像を引っ張れるだけ引っ張るの好き。あのくらい引っ張ってくれていい。2本の杭をサンドワームに突き刺し、スピードにおいていかれないように脚で踏ん張るシャラメ君のふくらはぎが数秒映る。細い脚が踏ん張るのがいい。あの数秒が、彼が伝説の人物になっていくことを裏打ちしているのだと感じた。


・シャーロット・ランプリングにレベッカ・ファーガソンに、デンゼイアに、フローレンス・ピュー、レア・セドゥ、そして妹役であの方まで!すごい布陣ですね。わたしのニヤニヤはとまりませんっ! それからあの役がオースティン・バトラーだったとは。全然気づかなかったな。フェイドとても良かったです。クリストファー・ウォーケン出てきたのもうれしい。『グレート・ビューティー/追憶のローマ』でマザー・テレサを想起させる役を演じていた方が、今作にも出演していたように思ったので(勘違いかも)、わたしの勘違いなのかどうか、いつか確認しなくては!


*原作読んだのは2年前に2度(前作公開前と公開後) 原作をほどよく忘れ、ほどよく覚えていたと自画自賛w
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