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ゲッタウェイのいののレビュー・感想・評価

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)
4.0
銀行強盗、からの逃亡。なにせマックイーンなので強盗も逃亡も失敗する気がしない。失敗するとしたらマックイーン以外の要因、きっと誰かがなにかをやらかすからなんだろうと想像しつつ鑑賞。


サム・ペキンパー監督作品。脚本はウォルター・ヒル。今作がおもしろいのは、2組の夫婦の描き方にあるのかも。スティーヴ・マックィーンとアリ・マッグロー夫婦(実際このあと本当に夫婦になるそうだ)の描き方。に対して、もう一組のカップルにはマックイーンを追っかける輩が加わるのだけれど、こちらの三角形が興味深い。夫+バカップル(夫の妻&マックイーン追いかけてる人)になってしまって、寝取られた夫が本当に気の毒。


『トイストーリー3』のゴミ収集車のアイディアは、今作からきているのかもと想像するのは楽しい。マックイーンは本当に格好いい。ラストも好きだ。


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ドラマ『ジ・オファー』から今作鑑賞へ
『ゴッドファーザー』製作者のうちのひとりであるロバート・エヴァンス(当時、パラマウントの副社長)は、ゴッドファーザー製作期間に、妻であるアリ・マッグローをマックィーンに寝取られたそうだ(『ゲッタウェイ』撮影時に)。なので、わたしは今作を寝取られ三組話として記憶に留めたいと思う
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