このレビューはネタバレを含みます
⚽たとえ実話に「インスパイア」されただけだとしても、実際に行われたFIFA W杯予選（トンガvs米領サモア）で、どちらが先制点をあげたのか、どういう流れで誰が得点したのか、そこを改変してしまってもよいのでしょうか？ 正直、唖然としてしまいました。タイカ・ワイティティ監督作品で好きなものもあるけど、どうも笑いやその他のセンスが合わないこともあったりして（もちろん私の方に否があるのだろう）、今作は映画館で予告篇みて面白そうだと出かけてしまったけど、不安な方の予感が的中してしまったのは残念！
⚽ドキュメンタリー観てなければ楽しめたのかな。いやいや、ハーフタイムで監督としての仕事を放棄して出ていこうとするような場面（それも実話じゃないと思う）を入れてくるような作品、受け入れられるわけない。少なくとも監督（サッカーの方）はプロでしょ？ あの場面にも納得いかないっす。結局戻ってきてハーフタイムに自身のプライベートなことを語るのだけれど、それを伏線でここまで引っ張ってハーフタイムに語らせるのもどうかと思うし、監督と選手が築き上げてきた信頼関係からみても、そのような話は試合前日までにすでに語られていることだと思う。こういう作為が鑑賞者にみえみえなのが全くもう！と思ってしまう
⚽ポストクレジットでも神父役？で登場してドヤるワイティティに、反則級のスライディングかましてやりたくなりました。やれやれだよ。でも、この映画がきっかけとなって、関心をもつ人が増えるのだとしたらそれは望ましいことだと思う（エラソーなこと書いちゃったけど、わたしも新作公開前にドキュメンタリー観ただけのちょうにわかです💦）
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・「実際の試合展開とは異なる運びとなっている」みたいなことをクレジットするくらいの誠実さがあっても良いのではないでしょうか。
・同じ列に座ったおじさまは気持ちよく笑っていらっしゃったので、わたしの感じ方の方がおかしいのかもしれません（←言い訳）
2024.02.28
3.2→3.0に変更します
