ねこ吉さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ねこ吉

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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.9

小さい頃見ていた思い出の作品。
ディズニー映画は素敵な王子様を夢見るプリンセスが沢山いるけど、ベルは本を読み、世界の広さを知り、冒険と恋を夢見る女の子。
映画では、さらに解釈を加えて、自分で洗濯機(?
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センター・オブ・ジ・アース(2008年製作の映画)

3.0

地球の中心の、さらなる世界。この世界で科学的に証明できる事はほんの僅かだと思うと、地球のどこかにまだ見ぬ風景・生き物・現象が沢山あるなんてワクワクします。

そうした好奇心・探究心をくすぐる映画でした
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続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.8

「おかあさーーーーん」

寅さん2作目。
こんなにも笑いあり、涙あり、心温まりつつしっかり笑える素敵な映画があるんだろうか。

寅さんのお母さん、外見も中身もそっくり!思わず声出して笑ってしまいました
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デンデラ(2011年製作の映画)

3.1

姥捨山のおばあちゃん達による復讐劇。...と、思いきや、山深い東北の自然の脅威が襲いかかる。

なんかもう色々ツッコミたくなるけど、最少年齢70歳のおばあちゃん達の生命力の高さと、存外骨が強いんだな.
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.7

一度は誰もが聞いたことのある、有名な冒頭の語りと音楽。
これを聞くと、ああ寅さんに会えるんだ〜!と気分が高揚します。

破天荒で、子どもっぽくて、口も態度も悪いけど、心の温かい人情味溢れるお兄ちゃん!
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.3

怪獣大決戦!のようなポスターに心踊らせて鑑賞。
未知なる島に挑む人類のなんとちっぽけな事か!
次々に襲いかかるキングコングとその天敵たち。さながらダーウィンがきた!を見ているような心地でした。
正直、
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.5

うだつの上がらない父、虚勢を張る母、 思春期の気難しさ真っ只中の娘。
そんな家族の隣に越して来た、元陸軍の父、情緒不安定な母、薬に手を染める息子。
この2家族6人が抱える心の問題が、徐々にある事件を引
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セッション(2014年製作の映画)

4.1

「血の滲むような努力」
まさに字の通り、血飛び交う命がけの演奏。それが汗に変わり、ドラムを叩くたびに粒となって浮かび上がる。
それがすごく美しくて、見えない手の動き、響く音、映像と音楽に引き込まれて行
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ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

4.5

名作と名高い本作。やっとやっと見ることが出来ました。
フィルムの映画、ライオンの口から伸びる投射の光、光を遮るホコリ...。
アルフレードと幼少期のトト、2人が過ごす映写室、村人達の唯一の娯楽の場であ
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.8

TSUTAYAの某企画で借りてきたもの。
予備知識もなかったので、「ハリウッド映画」作戦という名の人質解放作戦のストーリーが進むにつれ、とんでもない映画だ!と思っていましたが、実話を基にした物語だった
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バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

3.9

エンターテイメントの凝縮!
歌と踊りと演劇が、こんなにも人の心をワクワクさせるなんて。
最初は大コケする舞台も、ドタバタと作り上げる中で切り捨てられた部分にこそ真の楽しみがあるんだ!と、再起していく劇
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

3.7

思春期のえもしれない不安・苛立ち・やるせなさが詰め込まれている本作。
いずれも家庭の問題が解決なされないまま、日々鬱屈とする自己の悩みを抱えていて、どうしようもなく反発している姿が実に丁寧に描かれてい
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.7

渋滞の中で一台一台から漏れる様々な音楽から、運転手・同乗者がワーーーッと歌って踊り出すオープニングにゾワゾワしました。
普段はほとんど音楽を聞かないけれど、音楽が日常に溢れていて、こんなにも気持ちに溶
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くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(2012年製作の映画)

4.0

水彩画のような優しい色合いの画面そのまま、優しい世界のお話。

町外れの音楽家のアーネスト、絵を描くのが好きな孤児のセレスティーヌ。
クマとネズミ、捕食者と被食者、地上と地下、それぞれ住む世界が違うけ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.8

もしも過去や未来に行くことが出来たなら...誰もが一度は想像する世界を描いた本作。
SF映画の名作、今更初鑑賞ですが、古さを感じさせない魅力が詰まった一本でした。

飛んだ先でうっかり若い頃の両親(出
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

2.9

マーベル作品はちょこちょこ見ています。
今回は医者×魔術師ということで、どんな展開になるのかワクワクしながら観に行きました。
時空や空間、物質を操る魔術の映像と、戦闘シーンは迫力!真理の扉?の中を漂う
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.7

「意志のあるところに、道は開ける」

楽な方に楽な方に流れるのは、簡単で気持ちがとても楽だけど、どんどん自分の可能性を萎めてしまう事になる。
吉田羊が演じる、あーちゃんことお母さんが、常に寄り添って必
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ジャージの二人(2008年製作の映画)

2.9

夏の軽井沢、亡くなった母(祖母)の家に避暑に来た父子のお話。
話は淡々と祖母の家、或いはその周辺にしか広がらないクローズの空間。でもおばあちゃんの家の近くって、あんな感じであまり周辺の事を知らないもの
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シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

3.8

料理人を目指すも、なかなか定職に就けない妊娠する恋人をもつ主人公と、三つ星の維持を危ぶまれる一流シェフの奮闘記。

すごーく軽いタッチで描かれた料理映画。
フランスのコメディ映画って、妙に軽快で嫌味も
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ニック・オブ・タイム(1995年製作の映画)

2.9

父娘が突然事件に巻き込まれ、娘を人質に取られた父が、制限時間90分の中で知事を暗殺するよう脅迫を受ける...というお話。
知事の周囲大半を取り込んでおきながら、まったくのど素人に暗殺を頼むの?!と、始
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.3

宗教というもの、信仰心というものについて、深く考えさせられました。

一つの神様、一つの宗教を信じることは、心の強さや団結力を生み出すし、その生き様というのは凛として美しくも見えた。
ただ、江戸時代の
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.7

物事を決めるときに、それにかかる労力や時間が見合うのか、失敗しないか、他人にどう思われるか...など頭によぎると、「YES」という言葉が簡単に出てこない。
程度の差はあれ、それはあらゆるチャンスを見過
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

3.5

ゴッドファーザー三作目。
家族との関係の再構築を考え、マフィアから足を洗うべく日向の仕事に方向転換をしようとするも、幾度も闇の世界に戻されてしまうマイケル。
老いも目立ち、静かに家族と過ごしたいと思っ
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.7

呼吸一つが命取り。
娘を交通事故で失い、示談金をがっぽり持っていると噂の盲目の退役軍人の元に盗みに入るも、返り討ちにされてしまうお話。

盲目のおじいさんがとにかく強い!腕のムキムキの筋肉からわかるよ
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.8

スターウォーズシリーズは一通り鑑賞していますが、エピソード4の前日談なんだ、程度の知識で鑑賞。
随分前に見たので、設定や人物名、勢力図もあやふやのまま物語が進み、時折「なんか見たことある場所(人)だな
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

3.7

前作の後日談でありながら、前日談でもある今作。
父・ビトーの幼少期からファミリーを築くまでと、息子マイケルが父死後のファミリーを率いる話。
父がファミリーの全盛期を築き上げていくのに対し、マイケルはど
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.5

絵画的な画面構成。人の営み、喜び、賑やかな生活の場面と、マフィアの抗争、殺人が交互に映し出されています。あまりにも自然と起こる日常と抗争に、マフィアの世界なのだと自然と入り込みました。
ゴッドファーザ
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奇跡(2011年製作の映画)

3.8

母方についた兄と、父方についた弟が、もう一度家族全員で暮らせるように、あるジンクスを信じて奇跡を願うために旅に出るお話。
小学生達の小さな世界で精一杯冒険して、少し大人になって帰ってくる。行きの電車と
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.4

オタク2人の聖地巡りの道中、ひょんな事で宇宙人と遭遇して(?!)宇宙に返すことになるSFコメディ。話もテンポがよく、徐々にキャストが増えていく様や、敵側の探り合いの様子など、飽きる事なくポンポン進んで>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

3.2

渋谷を舞台に、異世界と現実世界とを行き来するファンタジー。路地裏を彷徨ったら、ふと異世界に行けてしまうんじゃないかと思わせる世界観です。粗暴だけど不器用な温かさを持つ熊哲が、父性の芽生えを少しずつ広げ>>続きを読む

ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

3.3

ジャックニコルソンの大佐役がとんでもなく怖い。軍隊の規律、序列に馴染みなむても、彼の言動・威圧感で絶対的なんだとわかるし、そのバックボーンには、大勢の命がかかっているという重みがある。
事件と軍の規律
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