Jayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

Jaya

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パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー 永遠の3秒(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

実の孫娘が作るロベール・ドアノーのドキュメンタリー。こんな砕けた好々爺だったんですねえ。

とにかく大量の写真の数々、その全てが予想以上に素晴らしかったです。見てるだけで思わずニヤリとしてしまうような
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一心太助 天下の一大事(1958年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

一心太助が許嫁おとよを奪われた幸吉に手助けする王道時代劇。神輿で相模屋へ突っ込んでくれると思ったんだけどな。

一心太助シリーズ初見。超典型的な江戸っ子太助の気風の良さが楽しいです。クライマックスは神
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

さえないオッサン教師たちが酒飲んで逆転するお話。酒飲んでできることをシラフでできない奴は最悪の酒飲みだと思っているので…なんだかなあ。

いきなり酒飲み始めてるし、授業も劇的に改善。最初からやれや…。
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

金星由来の放射性物質のせいでグールでいっぱいになって大変というホラー。コメディにしか見えない。ゾンビの元。

さすがにゾンビ以降の精髄が詰まっているよう。そのため、当然ながら登場人物は全員クソバカ。
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けんかえれじい(1966年製作の映画)

3.3

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オトコ南部麒六のバンカラ青春コメディのお話。ポコチンでピアノを弾く麒六の一瞬の満足げな顔が印象的。チンコネタ多いけど、そういう年頃ですからねえ。

麒六が名演でした。すっとぼけた立ち居振る舞いやセリフ
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忘れられた人々(1950年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

貧困家庭の少年ペドロと不良少年ハイボを中心とした貧困と犯罪のお話。緒言のあとに教育局が絡んだクレジットがありましたが、こんなラストでいいのか…。

少年同士の連帯感などは殆ど描かれず、どちらかというと
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夢のアンデス(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アンデス山脈とチリ・クーデター、ピノチェト政権を背景にチリへの郷愁を物語るドキュメンタリー。わざとらしさのない空撮が凄い。

アンデスの景観の美しさが途轍もなく、それを一切損なわないカメラワークが素晴
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残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

3.0

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北の方で遭難したオボァガードの近くに更にヘリが墜落して遭難女性を抱え込むお話。アイスランドの景観は楽しめず。イワナラーメン美味そうでした。

唯一のまともな出演者、オボァガードの演技が光っていました。
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偽りなき者(2012年製作の映画)

2.6

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親友の娘クララへの性的虐待の疑惑をかけられたバツ1ルーカスのお話。ルーカスが実はやっぱりやってたというオチかとばかり思いましたが。

未就学女児がそう言ったらそうなるよなという、一種の問題提起を孕んだ
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悪党に粛清を(2014年製作の映画)

2.3

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妻子を殺されたジョンが復讐して町を牛耳るその兄貴が怒って…という西部劇。原油ポコポコが油田の徴とは安直。

テンポよく進む超古典的西部劇。セリフ回しまで古典的で、新しいと感じられるものは皆無でした。モ
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裸の島(1960年製作の映画)

3.7

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瀬戸内海の孤島で自給自足の赤貧生活を送る一家のお話。印象的で耳から離れない劇伴。お母さんこと乙羽信子はスリム過ぎて漕いだり担いだりもへっぴり腰。

そもそも何でこんなとこ住んでんだ?と思わなくもない環
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大盗賊(1961年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

スリから大盗賊に成り上がったカルトゥーシュのお話。と言いつつ、盗むシーンはかなり大雑把。劇伴が良かったです。

コメディかと思いきや、終盤は結構シリアス。2人の仲間だか手下だか、モグラとドゥスールがい
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ヴァルハラ・ライジング(2009年製作の映画)

2.1

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北欧神話のオーディンをモチーフにしたワンアイとヴァイキングたちがエルサレムを目指してアメリカ大陸(多分)に行ってしまうお話。ワンアイは喋らず。

退屈極まりなかったです。少年が付いてきた時点でまあそう
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

心臓外科医に父を殺されたという少年が不思議な力で復讐するお話。鹿は出てこず、情報の見返りはまさかの手コキ…!

マーティンとスティーヴの関係性やスティーヴ一家の距離感が分かるようで分からなかったり、こ
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Supermarkt(原題)(1974年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

家出少年ヴィリーが殺人とスーパー強盗やらかすお話。もっとド派手にドンパチやるものだとばっかり。小道具くらい凝って欲しかったです。

冒頭主題歌から何からダサかったです。それが味になっているわけでもなく
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White Star(原題)(1983年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

楽曲「ホワイトスター」を引っ提げたミュージシャンムーディの無茶なプロモーションをする落ちぶれプロデューサーバーロウのお話。何でベルリンなのに英語でやってんだ?

バーロウことデニス・ホッパーのハラホロ
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PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

妻が昏睡状態に陥って新たな快楽を覚えた弁護士のお話。犬のクッキー、絶対帰って来るはず!と思っていたら予想以上にいいとこで帰ってきて嬉しい。

弁護士のハマり方、演技が素晴らしかったです。感情を抑えに抑
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ジミー・オルフェウス(1966年製作の映画)

2.6

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ハンブルク(多分)にて、港湾労働者ジミーが一晩女に振り回されるお話。

うーん、ダサい…。ヌーヴェルヴァーグを第三国経由で個人輸入したらこうなるのかな、という感覚。

構図や演出で表現できないから編集
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Ludwig(原題)(1964年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

青年ルートヴィヒを中心に据えた村の様子の短編。ルートヴィヒは白痴なのか?なぜか字幕付けてないから分からず。

仕事して寄合出て酒のんでというだけ。全てのカットにかなりのわざとらしさを感じてしまいました
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関の彌太ッぺ(1963年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

妹を探す関の彌太郎が幼子お小夜を助けて旅を続ける間に妹の死を知りやさぐれて再びお小夜を助けるお話。彌太郎こと萬屋錦之助がさすがの流麗な江戸弁。

しかし彌太郎の人相変わりすぎ!何だそのメイク!お小夜の
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永遠のジャンゴ(2017年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ドイツ占領下のフランスでのジャンゴ・ラインハルトの物語。実際に弾いてるわけではないと思うのですが、それでもジャンゴの指さばきは見事でした。

冒頭の襲撃シーンからしてリアリティを感じない…。続く演奏の
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マンディンゴ デジタルリマスター版(1975年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

農園主の息子ハモンドがブランチを娶るも非処女で発狂、夫婦で奴隷と寝てストレス発散というお話。「マンディンゴ」って結局なに?

ミードを戦わせる相手方の主人、某映画に出てたきたのとそっくりで、影響与えた
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

刑事クイヤンが保釈寸前のキントからカイザー・ソゼに関して一杯食わされるお話。冒頭の小便のコントロール凄い。デル・トロがダサかっこいい。

ほぼキントの回想で占められる構成。二段構えのどんでん返しですが
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

朝鮮親善協会(KFA)なる組織に潜入したウルリクのどこまで本当かよく分からんドキュメンタリー調映画。序盤にモランボン楽団の曲が。

純然たる事実から構成されているドキュメンタリーならば、鑑賞後には登場
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アニエス・ヴァルダと写真家JRのドキュメンタリー風ロードムービー。JRの喋りがかなりいけすかない野郎でした。

前半はスタイリッシュさが余りに全面に押し出されていて、うんざりしそうな気配もありましたが
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ヒーロー達が宇宙怪獣と闘うアクション怪獣コメディ。ジョン・シナやん!とビックリガッカリ。なら女キャラにもムキムキ入れればいいのに。

ストーリーもへったくれもない内容ですが、テンポは良い。ギャグの入れ
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ルーマニアのナイトクラブ、コレクティブの火災事故に端を発する医療腐敗を追ったドキュメンタリー。画質が良すぎて本物の映像か疑ってしまいました。

全てフェイクドキュメンタリーかと思いましたが、どうやら本
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赤ひげ(1965年製作の映画)

3.3

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青瓢箪の医師保本が小石川養生所の赤ひげのもとで働く人間ドラマのお話。冒頭から赤ひげの迫力すごい。演技も凄い。

おとよを連れ出すにあたり地廻りどもを開放骨折に追い込む赤ひげ先生。デブ大名にもえらく冷た
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

2.9

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警察の緊急通話オペレーターのジョーに夫に誘拐されたというエミリーから電話が入る密室劇。お話の間全く外に出ることはなく、通話相手は最後まで声だけ。

ジョーはさすがの演技でした。エミリーはかなりイラつく
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柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

家光対忠長の内紛、そして家光の裏に柳生但馬守宗矩というさまを描いたファンタジー時代劇。のっけから戦闘が悉く出入りにしか見えないという。

面子が凄く、皆やたらに上手い。その中でも完全に歌舞伎の宗矩と素
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精神(こころ)の声(1995年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

タジキスタン内戦へ派遣された若い兵士たちを映したドキュメンタリー。5章構成でしたが上映は4回。

第1話 動きの少ない風景に乗せてのクラシック音楽。さらに、モーツァルトなどに関するモノローグ。以降の無
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

白色テロ時代の台湾の高校生ファンとウェイのホラー。キン肉マンのブラックホールが腐ったようなの出てきて、よく見たら穴じゃなくて鏡。

かなり凝った作りで、夢と現実を繋げるように時空をゴチャ混ぜにしつつも
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

敗れた国の雪姫と侍大将六郎太と百姓太平と又七が敵中を抜け友好国を目指すお話。雪姫の形貌はハマってますが、相当なヘロヘロ声。だから唖を装うという話にしたのでは?と思うくらい。

六郎太こと三船敏郎はさす
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彼女来来(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ブン殴りたくなるようなバカップルの彼女が消えて代わりに別の女がいるお話。記号的な演出が多すぎてゲンナリ。セリフ回しがかなりキツい。

紀夫はかなり優秀だという話ですが、とても優秀には見えない動きばかり
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荒野の決闘(1946年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

アープ兄弟の末弟ジェームスがクラントン一家に殺された復讐を長兄ワイアットがOK牧場で果たすお話。アープはカッコいいけどその他がイマイチ。

さすがの純西部劇。奇を衒うような箇所は皆無。時代の差もあるの
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尼僧ヨアンナ(1961年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

尼僧ヨアンナが悪魔に憑かれてスリン神父が身代わりになるお話。えらく意味ありげにバラ鞭出てきたなと思ったら、思ったほどの使い方はされず…。

幾度か繰り広げられる神学的なやりとりをどう捉えていいのやら、
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