ジャン黒糖さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ジャン黒糖

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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.6

先日投稿した『レミニセンス』評につづき、嫌いになれない魅力のある映画第2弾!『ボーダーライン』シリーズの脚本、『ウィンド・リバー』の監督も務めていたテイラー・シェリダン監督がアンジェリーナ・ジョリーを>>続きを読む

レミニセンス(2021年製作の映画)

3.4

お話は地味で起伏が少なく、おまけにヒュー・ジャックマンの心地よいイケボによるナレーションが眠りへと誘う、、笑
ただ、これが全くダメな映画かというと、個人的にはきらいにはなれない要素もある、SF色濃いめ
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.1

この映画、好き!!
もっと早く観ておけば良かった…

【物語】
東京で役者業をやりながら、それだけでは食えずバイト生活を続けている悠二は、別れた彼女とケジメをつけることができず同棲を続けていた。
そん
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

2.9

監督で観る映画。
今回はふくだももこ監督④。

んー、いまの時代に描くには少しキャラ像が古いというか、一面的すぎる気がした。

たとえば主人公・まみの彼氏。
彼はわかりやすく"自分のことしか見えてない
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.3

監督で映画を観る。
今回はふくだももこ監督③。

ふくだももこ監督自ら執筆された短編小説のうち2篇を1本の映画として描いた本作。
主演は同監督作『おいしい家族』に引き続き松本穂香さん。

んー、元々別
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おいしい家族(2019年製作の映画)

3.1

監督で映画を観る。
今回はふくだももこ監督②。

ふくだももこ監督自身が手掛けた短編『父の結婚』をもとに長編映画化。
父親である青治役の板尾創路さんは続投し、それ以外のキャストは一新、主人公を同監督作
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父の結婚(2016年製作の映画)

3.1

監督で映画を観る。
今回はふくだももこ監督。

30分の短編ということもあってか、見応え十分!という感じではなかったし、板尾創路さん演じる父がかつてお母さんが着ていた割烹着を着て、しかも男の人と結婚?
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インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

3.8

『パパVS新しいパパ』シリーズのショーン・アンダース監督・脚本、実話をベースにした物語。
先に挙げたシリーズが、ちょっと強烈な下品ギャグの応酬だったけれど、本作はそんな妙に生々しいギャグも活かしつつ、
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パパVS新しいパパ 2(2017年製作の映画)

2.9

前作キャスト・監督続投、さらに主人公ブラッドの父親にジョン・リスゴー、ダスティの父親にメル・ギブソンというより豪華になった続編!

【物語】
前作でなんとか“共同パパ”という生き方によって意気投合した
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パパvs新しいパパ(2015年製作の映画)

3.2

学生の頃から監督で映画を見るのが好きなのですが、今回目に留まったのはショーン・アンダース監督。
これまでのフィルモグラフィーを見るとあまり評価の高い監督ではないものの、今回レビューする『パパVS新しい
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

大傑作。
先に結論から申し上げると、今年これから先よほどの映画が出てこない限り、個人的には2022年ぶっち切りの傑作でした!!!!
これが『TENET』と同じ年に公開されてたらと思うと…

いやー、完
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トップガン(1986年製作の映画)

3.4

懐かしい。
最新作を観る前に再鑑賞。
(ちなみにこれを書いているいま、既に公開翌日の土曜に最新作も鑑賞済みでその興奮を抑えることができません!)

やートムが若い。自信家のマーヴェリック、いまとなって
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

2.7

んー!!
参ったな、、スパイダーマンNWHに続いて個人的にはハマらなかった…。
マルチバースの設定がどうしても好きになれない。。。

※以下、ネタバレ含みます!



①MCUにおけるマルチバースのル
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.4

新作鑑賞を前に、改めて1作目を再鑑賞!
(と言いつつ、感想書いてからだいぶ放置してしまい、実はもう観てます…笑)

前作から今回の『マルチバース・オブ・マッドネス』公開までの間に、『インフィニティ・ウ
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.4

これもだいぶ前に見たので短評。

主人公の平凡な1週間をこれ以上ないほど的確にテキパキと見せた冒頭シーン良かったなぁ。
お話のプロットはいわゆる"ナメてたおじさんが…"の系譜なんだけれども、今回はハー
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.3

これも観たのにつけてなかった、、

『ハッピー・デス・デイ』のクリストファー・ランドン監督が、"入れ替わり"を題材に、新たなホラー×ティーンムービーを描いた本作。

『ハッピー・デス・デイ』もそうだっ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

随分前に観ていたのに記録してなかった。
この映画は劇中の主人公レディバード同様、大学に入る直前に観たかった。

大学に入ると一人前という訳ではないけれど、もういままでの家族の関係ではなくなる。
そうな
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.8

主人公キム・ジヨンと同じ症状ではないけれど、我が家の場合、妻が半年ほど前に適応障害と診断され、いまなお休職中にある。
妻は育児ストレス以外に、先行きの見えないコロナ禍の行動制限に対するストレス、コロナ
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はちどり(2018年製作の映画)

4.0

良い映画だった。
主人公の年齢的には『エイスグレード』のケイラと同じ14歳。
こちらは急激な経済成長を背景に韓国国内の女性の在り方も変わりつつあった1994年が舞台。

主人公ウニの両親が育った時代は
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.0

映画作りのエモーショナルさがストレートに伝わる楽しい映画!でした!
が!劇中重要な要素として描かれる、映画の“上映時間“にまつわるある考え方が個人的にはちょっと乗り切れなかった!!

【物語】
映画が
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

ちょっと珍しい青春映画③

『グッドボーイズ』のときにも少し触れたが、小学低学年のときに高校・中学に通う兄姉がいた自分は、幼いながらに年上の人たちのカルチャーに触れる機会が多かった。
また、初めて児童
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.6

ちょっと珍しい青春映画②

グーチー!
エイスグレード、日本の学年制度だと中2にあたり、アメリカの学年制度だと州によって異なるけれど多くの場合、高校に上がる直前の学年だという。
アメリカのティーンムー
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.8

ちょっと珍しい青春映画①

日本の学年制度でいう小学6年生にあたる少年たちが主人公。
日本だと是枝監督が得意としそうな年代だけど、アメリカ映画でこの年齢層が主人公の映画って、観たことあるようであまりな
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

これも、鑑賞したものの未レビュー放置してしまっていた作品。。
ただ、2020年に観た映画のなかではかなり良かった!!
今更ながら投稿!

(もちろんそこまでの演出もよかったんだけど)終盤で一気に心掴ま
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.7

今年の年初に観たので厳密には2021年鑑賞リスト外にはなるのだけれど、ただ、2021年公開映画のなかではいまのところこれがブッチギリ良かった!

役者陣の演技、美術セット、衣装・小道具、楽曲・伴奏、脚
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

観たのはだいぶ前だけど未レビューだったので。
実はこれが個人的には昨年2021年に観た映画ベスト3だった笑
温かみのあるポスターでいかにもお涙頂戴かと思えば、胸ぐら掴まれたような、これが監督デビュー作
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ANON アノン(2018年製作の映画)

3.7

日本では未体験ゾーンで公開されたアンドリュー・ニコル監督による2018年製作のSF映画で、アメリカではNetflixオリジナルとして配信された。

【物語】
すべての人たちの"記憶"が記録データ化され
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.3

アンドリューニコル監督の『アノン』がアマプラで配信されていたのでこの機会に再鑑賞。

『ガタカ』では遺伝子データによってその人の人生が決まる、完全にデータ管理された世界を描いていたのに対し、本作『タイ
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.7

アンドリューニコル監督の『アノン』がアマプラ配信されていたのでこの機会に再鑑賞。

本作を観るのはこれで3回目。
1回目は映画好きの中学生時代にSFを掘って鑑賞。
2回目は大学のときに優生学の講義を受
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.1

映画『空白』レビュー時に、自分は"折り合いのつかなさ"を描いた映画が好物と書いたのだけれど、"周りからは否定されようと、その道でしか生きられない不器用な男"を描いた映画も好物。
そんな自分にとっては好
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.7

安心のA24作品。
サブディ兄弟の前作『神様なんかくそくらえ』も、大概変な映画だったけれど、本作も変な映画だったな~。
映画序盤からこの物語がどこに向かっているのか、なかなか見えない。
おそらくは知的
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神様なんかくそくらえ(2014年製作の映画)

3.4

東京国際映画祭でグランプリと最優秀監督賞を受賞した本作。
サフディ兄弟監督作を観るときは本作も一緒に観たいなぁ思ってたらアマプラで配信されてるやん!よっしゃ!!ということで鑑賞。

この映画を観てまず
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.5

Prime Video配信終了前に滑り込み鑑賞!笑
日本版ポスターには黄色背景に赤文字のコントラスト強めにデカデカと「最強家族」のうたい文句!
そしてフローレンス・ピュー演じる主人公サラヤとドウェイン
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オールド(2021年製作の映画)

3.4

シャマラン流『6歳の僕が大人になるまで』!

節目節目で本来体験すべき人生に訪れるイベント、通過儀礼を経ずして、ただ体と心だけが一方的に成長してしまうことへのやるせなさ、不条理はまさにコロナ禍で様々な
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.9

1961年版の『ウエスト・サイド物語』のときに作詞としてクレジットされていたスティーブン・ソンドハイムは、昨年Netflix配信された映画『tick, tick…BOOM!』でアンドリュー・ガーフィー>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.7

『ソウ』『インシディアス』『悪霊館』などで知られるジェームズ・ワン監督作!
昨年の映画秘宝ベスト1にも選ばれた本作だけど、いやーかなりぶっ飛んだ映画!
観終わってみると、映画のポスターすらもうネタバレ
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