Toshikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

Toshiko

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来る(2018年製作の映画)

4.2

2019年の1月1日に鑑賞。
映画好きからのお勧めではあったが、さすがに元旦からホラーってどうなの?と思いながら観に行った。
最初、妻夫木聡さん演じる田原、黒木華さん演じる香奈の夫婦関係が長々と描かれ
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華氏 451(2018年製作の映画)

3.2

レイ・ブラッドベリ「華氏451度」の映画化。以前にも映画化されているようだが、これは2018年の作品。
焚書がテーマである。読書、活字を読むことが禁じられている未来社会。償却を担当する組織に所属する男
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007/美しき獲物たち(1985年製作の映画)

3.1

原題 "A View to A Kill". 1985年、イギリス、アメリカ。ロジャー・ムーア58歳の時の作品だそう。彼がボンドを演じた全7作のうちの最後の作品でもある。
ソ連から亡命したゾリンとい
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.0

2017年、アメリカ。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは、1作目は映画館で観たのだが、大きなスクリーンに4、5人くらいで、こんなに面白いのにどうして?って思ったのをよく覚えている。本作はシリーズの
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34丁目の奇跡(1994年製作の映画)

4.0

名画復習。邦題「34丁目の奇跡」、原題“Miracle on 34th Street”.最初は1947年に撮られ、1955年と1959年にそれぞれテレビドラマとして作られているらしい。今回観たのは日本>>続きを読む

⼗年 Ten Years Japan(2018年製作の映画)

3.6

上質なショートムービーの集積といった感じのオムニバス映画。早川千絵「PLAN75」、木下雄介「いたずら同盟」、津野愛「DATA」、藤村明世「その空気は見えない」、石川慶「美しい国」。最後の「美しい国」>>続きを読む

007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)

3.2

邦題「007/ゴールデンアイ」原題同じく”007/Golden Eye”、1995年、アメリカ、イギリス。
ピアース・ブロスナン、格好いい。顔も好き。何もかもよどみがない。でも好みかといえばそうではな
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女王陛下の007(1969年製作の映画)

3.8

原題“On her majesty’s secret service “、1969年、イギリス。.ジョージ・レーゼンビーは2代目ボンドで、2代目による007はこの1作だけ。初代に肩幅や脚の長さ、スタイ>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

原題同じ、”hereditary “ 2018年、アメリカ。とても上質なホラー。
ファーストディにホラー映画を観に行ったのは初めてかもしれない。トレーラーがいい出来で、これは良さそうだよと映画愛好家
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

原題同じ、“Bohemian Rhapsody” 2018年、アメリカ。
当時クイーンのファンだったわけではないが、楽曲はほとんどを知っている。知らず知らず聴いているものなんだ。
ボーカルのフレディ・
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007/リビング・デイライツ(1987年製作の映画)

3.4

ティモシー・ダルトンのボンドは残念ながら好みじゃなかったけれど、この作品は好き。
空中のアクションがすごい。オープニングの訓練シーンもヘリコプターから飛び降りていくところからだった。飛行機からぶら下が
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007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

3.2

“007/Dr.No” 1962年、イギリス。007第1作。Dr.Noが中国系だから、中国系の役者が目立つ。ボンドガールの中でも、2時間ボンドを引き留める使命の中国系女性が、情事の後に逆にボンドに騙さ>>続きを読む

007/ユア・アイズ・オンリー(1981年製作の映画)

3.2

ロジャー・ムーアのボンドはジェントルマン。奥様のお墓まいりから始まるし、若い女の子に言い寄られても軽く流す。きちんとしてるので安心してみていられるけど、破天荒さが少ない常識的な男性だな。
キャロル・ブ
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007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

3.4

ちゃんと観よう、ちゃんと観ないと嫌いとも言えないと思い、初めてショーン・コネリーのジェームズ・ボンドを観た。
面白かった。このボンドは嫌いじゃない。女たらしだけど、憎めないタイプ。それにしても絡む女性
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.8

作家佐藤泰志の小説の映画化第4弾。「そこのみにて光輝く」は観たが、ずいぶん辛い作品だったので、最初は観ようか迷っていた。でも、染谷さんの「空海」は素晴らしかったから、彼を観たかったのが大きかったか>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.1

名画復習。ロブ・ライナー監督作品。間違いなく彼の作品中、1、2を争う傑作なのでは。
行方不明になっている若者の遺体を見つけたが、そのときは盗んだ車に乗っていたために届け出られなかったという若者たちの
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.4

原題が“Annabelle:Creation”. なんとなく観始めた映画だったが、結局最後まで。閉鎖された孤児院のシスターと6人の少女が引き取られた大きな家には、昔娘を亡くした老夫婦が住んでいて、そこ>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.7

ケイト・ブランシェッドはもう“コーヒー&シガレッツ”からその演技力の虜にされてるので、彼女が出てるとなるとみのがせない。ヘレナ・ボナム=カーターは独特の存在感がいいし、アン・ハサウェイの何をやっても可>>続きを読む

追想(2018年製作の映画)

3.3

原題“On Chesil Beach”. 2018年、イギリス。
その瞬間に振り返って手を差し伸べていたとしたら、まったく違った人生があったはずだった。でも、人生ってそんなものなのよね。
エドワード(
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.4

これ、ものすごくよかった!
製作費は300万円だそう。お金がたくさんあればできることは広がるのでしょうが、なくてもこれだけすごいものが作れるんだ。
90分強の作品ですが、エネルギーに溢れてた。可笑しく
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

3.6

原題そのまま"There will be blood". ダニエル・ディ=ルイスを観たくての一本。ダニエル・ディ=ルイスはいうまでもないが、ポール・ダノが見応えある怪演っぷり。この二人の共演は、凄い。>>続きを読む

マイ・ビューティフル・ランドレット(1985年製作の映画)

3.1

原題そのままの"My Beautiful Laundrette". ダニエル・ディ=ルイスが観たくての一本。コインランドリー奥の部屋でのラブシーンはけっこうすごかった。
次は二人の関係性をよく観たいと
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.4

原題そのままの"Gangs of New York". レオナルド・ディカプリオ扮するアムステルダムが成長して故郷の町に戻り、父親の仇、ダニエル・ディ=ルイス扮するビル(カッティング/ザ・ブッチャー)>>続きを読む

父の祈りを(1993年製作の映画)

4.1

原題は"In the Name of Father". 今回、ひとりでダニエルの作品を観る企画をやっていて、最近の「Phantom Thread」以外に5本の作品を視聴した。その中で今一番好みだったの>>続きを読む

マイ・レフトフット(1989年製作の映画)

4.0

原題もそのまま"My Left Foot". 脳性麻痺のために両手と右足は使えない。左足だけ動く。言葉もうまく発音できない。しかし、彼は左足で絵を描く。子ども時代を演じた子役も、大人になってからの彼を>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.8

細田守監督作品。わたしの子どもたちも観てきて、それぞれに勧めてくるので、今月のファーストディはこれを。
監督はご自身が子育てを経験、あるいは、子どもの成長を間近で見てきた方に違いない。子どもの描写が本
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

原題そのまま。アクション映画は久々。カーチェイス(アニメを除く)はもっと久々。勢いで観られて、演出が面白いので楽しめる。計画を実行していくときに出る音が音楽のように構成されている。あんまりちゃんと観る>>続きを読む

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.6

原題”5 Flights up”. モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが夫婦で登場する映画。エレベーターなしの5階に住む初老の夫婦が、さらに年老いた時を考えて住み替えをしようとすることから始まる>>続きを読む

神様メール(2015年製作の映画)

3.4

原題“LE TOUT NOUVEAU TESTAMENT/THE BRAND NEW TESTAMENT”.
構想は面白いと思ったんだけど、家で日曜日の昼間にひとりで観ていたら何回も気を失って、ようや
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.0

こんなエロティックな映画は久しぶり。濡場なんてひとかけらもないけど、洋服を仕立てるための採寸とか、布を身体に添わせていく作業ってちょっと見ててドキッとする。ダニエル・ディ=ルイス、これで引退とはとても>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

5.0

原題は"Wonder" . 2017年アメリカ映画。
オギーが人と違う風貌に生まれたことで、オギー本人はもちろん大変だけど、父母がオギーにかかりっきりなので、姉のヴィアは寂しさを我慢しながら育った。ま
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.0

 ファーストディの日曜日なので2本くらいは観ようと、時間がちょうど良かったので今まで観ていなかったこれを…という具合に決めた映画だったのに、期待以上の良さだった。
 女子高校生に45歳の男性が真剣に告
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

原題"Call me by your name" 2017年。監督はイタリア人、脚本家はアメリカ人。言語は英語。
切なくて綺麗なラブストーリー。
時代設定が80年代前半なので、携帯電話もインターネット
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イエスタデイ(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

愛すべきノルウェー映画。フィヨルド、オスロの街並み、トラム、モノリッテン、みんなとても美しい。
青春映画でジョン・カーニー監督作品に似た雰囲気出てるような気がするんだけれど、「シング・ストリート」より
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

安藤サクラさん、すごいな。すごいと聞いてはいたけど、まだ出演作を観たことがなかった。
お話の中で扱われている題材は、今の日本の闇みたいな部分がてんこ盛りという感じで、とくに目新しい問題はない。必死に自
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