Yutoさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ブレードランナー ブラックアウト 2022(2017年製作の映画)

4.8

youtubeで配信されている短編アニメーション映画。

『ブレード・ランナー2049』の前日譚に当たる作品です。
調べたらすぐ出てきます。15分程度の短い映画です。

騙されたと思って観てみてくださ
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

4.5

戦争に"もし"など無意味だ
考える時間は後でイヤってほどある


絶え間ない銃声、
兵士たちの怒号、
迫り来るおびただしい数の敵、
墜落するブラック・ホーク、
そして次々に倒れる味方。

なぜこうなっ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

シニア・インターン制度でファッション通販サイトの会社に入社した70歳の老人が、若手経営者と社員にアドバイスをするコメディ・ドラマ映画。


内容的には非常にシンプルな映画です。
本作に対する賛否は、そ
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ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

3.8

「ホビット」3部作最終章

復活した邪悪な竜・スマウグが湖の街に襲いかかる。
一方、ついに〈エレボール〉を奪還したトーリン。しかしそこにあるはずの〈アーメン石〉に対する妄執から呪いにかかり、彼は我を失
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ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

3.5

「ホビット」3部作第2章

ドワーフの秘宝「アーメン石」を求め「はなれ山」を目指すビルボ一行。
クライマックスで最強の竜、スマウグと対決する。


本作の一番の魅力はなんと言っても、嘗てドワーフの王国
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ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

3.7

まず最初に、フォロワー数100人を突破しましたことを心より感謝申し上げます。皆様大変ありがとうございます。



さて、つい先週「ロード・オブ・ザ・リング」(以下ロード)3部作を鑑賞し終え、次はその前
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.1

「ロード・オブ・ザ・リング」3部作最終章


3夜連続で一気にロード・オブ・ザ・リングを鑑賞しました。
全部で9時間を超える超大作でしたが、想像より遥かにあっという間に終わってしまいました。

最終章
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

3.7

「ロード・オブ・ザ・リング」3部作第2章
本作は長尺の特別版ではなくオリジナル版を鑑賞。


3時間を長く感じさせないところはやはり凄いと思う。

全体的には面白いのだが、本作では物語が3つの視点で描
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ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間〈スペシャル・エクステンデッド・エディション〉(2001年製作の映画)

3.8

以前まで本シリーズが全部で何作あるのかも知らなかった「ロード・オブ・ザ・リング」ド素人の自分が、第一作を長尺の特別版から鑑賞した(なんでやねん)。

ひゃー長い!
そしてスタッフロールがトンでもなく長
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カサブランカ(1942年製作の映画)

3.7

情熱的なモノクロ映画

洗練された脚本もさることながら、映画の端々で見られる反枢軸国演出も作品のクオリティに反映させてる。

そしてあの美しいラストシーン。
彼らの新たな物語はあそこから始まる。
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.2

1996年アトランタオリンピック中に起きた爆破事件。
爆発物の第一発見者である警備員リチャード・ジュエル。一度は英雄と持て囃された男だが、彼を容疑者と見なしたFBIとメディアによって奈落の底へと突き落
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

1.0

来年Netflixがパシフィックリムのアニメを配信するみたいだからとりあえずまだ観てなかった(と言うか敢えて避けてた)本作を鑑賞。


アジアなど眼中にないバカな白人のため、そしてスポンサーたる中国に
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

かなり良かったです。

本作について特筆すべき点は、何よりもあの独特なアスペクト比でしょう。
縦横の比率が1:1の映画は観たことがなかったですが、敢えて画面を小さくすることでキャラクターによりフォーカ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.3

本来なら夏に観るような映画だが、なんだかんだでこんな季節に鑑賞。


戦前、戦時中の日本と言うとお堅いイメージが強いが、本作の主人公はそんなイメージとは違い、のほほんとしたキャラクターです。なので現代
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マスク(1994年製作の映画)

3.7

有名な映画ですが、なぜか今まで観てこなかったです。

普通に面白かったです。久しぶりに笑いながら鑑賞できました。
マスクはジム・キャリーにぴったりの役でしたね。

1994年の映画なのでCGはかなりア
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

5.0

心に傷を負った父親とその娘が、雑踏から離れ、住む場所を探し求める物語。


大好きです。
映画のどこがどう好きだったのか、上手く言葉にできません。

とにかくすべてのシーンが好きです。シーンひとつひと
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天気の子(2019年製作の映画)

3.3

レンタルで鑑賞

公開当日に劇場で1回観ました。
最初はエゴイスティックな内容が好きになれませんでしたが、2回目の方がいい印象でした。なので改めて書き直します。


まず視覚的には私の知る全てのアニメ
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.9

「ダークナイト・トリロジー」の完結編で集大成。1作目と2作目を観てない人は多分映画に入りきれないでしょう。

アン・ハサウェイ、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール。
ノーラン映画フ
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

1.4

エドガー・ライトの『ホット・ファズ』を観たついでに鑑賞。


最後まで観るのが苦痛だった。

本当に、本当に、本作のキャラクターはアホばっかりである。
いちいち内容にツッコミを入れる気持ちさえ起きない
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.7

デイヴィッド・リンチ監督作品初体験。

消しゴム頭の男の奇妙な物語。
月並みな表現ですが、悪夢みたいな映画です。

これはこういうストーリーであるっていうことを映画が明確に提示しないので、「この映画を
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.8

ノーランの、
バットマンによる、
ジョーカーのためのダークナイト


秩序 対 無秩序

善と悪の境界を、一人の道化が踏み躙る。


ジョーカー。
一言で表すならば、混沌の化身。
彼はただの悪人に非ず
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

2.8

父親と息子。
宇宙の彼方で、悟りを開く--


1時間半でできそうなものを2時間かけて描き、体感時間は2時間半くらい。
かなり無駄に感じたシーンが多い。

設定は面白いです。映像は綺麗です。
撮影や音
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ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

4.6

家族を守るために、消えた父の行方を追う少女の物語。


なんだろう、ここまで人間の強かさのようなものをありのまま描いた映画はそうはないと思う。

撮影は本当に素晴らしかった。ミズーリ州の凍てつくような
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.0

クリストファー・ノーラン監督「ダークナイト・トリロジー」の第1章
犯罪と戦う影のヒーロー「バットマン」。その誕生に迫る物語。

犯罪と汚職にまみれ腐敗しきった街、ゴッサム・シティ。
この街を救う価値は
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

T-34 vs パンター

ナチスの強制収容所からの脱出。
その方法は、まさかの戦車。


戦争映画というよりは単純に戦車アクション映画です。
『フューリー』(2014)が戦争の惨さを描く戦争映画なら
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.3

ド田舎に左遷されたロンドンのエリート警察官が着任先で発生する連続殺人事件の謎を追うのだが……。


大人の都合とその理不尽さ。

あらゆる意味でよくできた映画。
エドガー・ライトの作品はどれもテンポが
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

同情するなら🍺をくれ!

人間のだらしなさを逆手に取ったシュールなSFコメディ映画。
映画の掲げるテーマは面白いが、思ってたより笑えなかった。後半のテンポはいいのだが、最初の30分くらいはかなり退屈だ
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.1

終始しんみりとしたヒューマンドラマ映画。泣ける映画ではないです。
ざっくりと言えば、過去と現実とで板挟みになった主人公を通し、人間の「弱さ」を描いた映画です。

本作ではBGMを多用せず、演技と撮影で
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.9

インドの麻薬組織のボスの息子が、バングラデシュのダッカを牛耳る敵対組織に誘拐された。
多額の身代金を要求する彼らから人質を救出する任務を託されたのは、不屈の傭兵タイラー・レイク。


ネットフリックス
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男たちの大和/YAMATO(2005年製作の映画)

2.0

製作費25億円。原寸大の戦艦大和のロケセットの総工費6億円。
巨額の費用をかけて大規模な戦争映画を作ったガッツは評価します。
戦闘シーンは迫力ありました。

しかし、それは創作性の欠片もない感動ポルノ
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.3

スパイク・リー監督作品初体験


うだるような暑さのブルックリンの黒人街。そこに住む人々の日常からアメリカの人種問題に迫る社会派ヒューマンドラマ映画。

黒人、白人、アジア人。
あらゆる人種が摩擦を起
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アース(2007年製作の映画)

3.4

映像の美しさでもって人々に地球温暖化の警鐘を鳴らすドキュメンタリー映画。

日本語吹き替えで鑑賞。
吹き替えのコンダクターは渡辺謙だったが、いい声でした(笑)。

単純に動物が好きなので鑑賞しましたが
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

2.9

1982年に公開されたSFホラー映画『遊星からの物体X』の前日譚。
事実上のリメイク。

1982年、ノルウェーの南極観測隊が氷の下の巨大な構造物を発見する。
後にアメリカ人科学者との混成チームで氷の
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.6

クリストファー・ノーラン監督最新作

本作のテーマは「時間の逆行」


ここでネタバレはしないが個人的な印象を言えば、本作はノーラン監督作品の中でも多分もっとも難解な内容だ。一度だけで全てを理解するの
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メメント(2000年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

さっきまで俺は何をしてた?
なぜ俺はここにいる?
俺のすべきことは、ヤツを見つけ出し、殺すことだ。

前向性健忘の男が、妻を殺した者に復讐すべく、写真とメモ、そして刺青を頼りに犯人探しに奔走するのだが
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驚異の大日本帝国/汝の敵日本を知れ(1945年製作の映画)

4.1

太平洋戦争末期にアメリカ軍が製作した対日プロパガンダ映画。

敵国である日本をその歴史や文化から考察し、それを上手く戦前・戦時中の日本の政策や日本軍の性質と当てはめており、当時のアメリカ兵を教育し扇動
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