ふしみあいさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ふしみあい

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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.9

初ウディアレンにして、ウディアレンぽさがガンガンに伝わってくる。
カフェソサエティの予告で見たよ!こんな雰囲気!

パリがものすごく魅力的に描かれている。男女の価値観の違いって本当に決定的で、好きだな
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.0

暗い密室に男一人、いかにもダンカン・ジョーンズ。
設定がすごく面白くて見入ってしまった。
ジェイクギレンホールはほんとに人を惹きつける何かを持ってる。
最後に戻る8分間の人々の笑顔はとても切なくて、最
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ダーク・スター(1974年製作の映画)

5.0

ジョン・カーペンターとダン・オバノンの学生時代の作品をリメイクしたSF作品。
もう冒頭2分で画面のセンスの良さとカーペンターのピコピコミュージックが癖になる。最高だー!

宇宙船・ダークスター号の乗組
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グリーンルーム(2015年製作の映画)

5.0

”グリーン”ルームというタイトルで、画面がずっと緑がかっている。撮影がすごく格好いい。

アントン・イェルチンの子犬のような不安げな目がまたこちらをハラハラさせる。あとほんと痛そうだな君。
ライブ会場
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

5.0

初日初回IMAX3D!!!!
最高楽しい
この島では人類は虫けら以下!という宣伝の通り、いろんな怪獣がとにかく暴れまわる。楽しくないわけがない!
人間は手つかずの自然と巨大なモンスターたちになすすべも
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.9

公開中の韓国映画最後はお嬢さん。
日本人のお嬢様とその財産を狙う詐欺師と、そこに送り込まれる女中の騙し騙され二転三転ミステリーサスペンス。
設定上日本人が何人か出てくるので、劇中の半分ぐらいは日本語。
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アシュラ(2016年製作の映画)

4.8

韓国映画2本目アシュラ。
西島秀俊似のチョン・ウソンが大活躍?する。
とにかく血糊の量が半端じゃない。上品なんて概念すらなく、ひたすら泥臭く、人間臭く、物語は進行して行く。だからこそと言うか、エネルギ
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飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲(2013年製作の映画)

3.7

悪魔のいけにえが凝縮されたオープニングがとてもイイ。
悪魔のいけにえのラストシーンからうまくこの映画へと繋げ、やはり、悪魔のいけにえという映画が只者ではない、ということを思い出させてくれる。

導入部
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

5.0

韓国映画というものを初めて見たけれど、なんだこれは…?!と画面から溢れ出るエネルギーに圧倒された。

韓国の田舎の村で國村隼が褌一丁、四つん這いで走り回るという事前の情報そのまま、本当に文字通り絵面が
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.9

予告で、「ジェイクが全身全霊の演技でまた魅せてくれる」というコメントが上がっていたがまさにその通りだった。

空虚な男が社会からも外れて一人浮いているのをエレベーターの中や町並みの雑踏などによって、映
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

5.0

これはすごい!!!
丸裸にされる!!!!映像もそうだし、ストーリーも音楽も全てが完璧!
モアナもマウイもおばあちゃんもヘイヘイも敵も、みんないいキャラ!みんな大好き!

マッドマックスFRに影響を受け
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

初ドラン…
とりとめのない会話や、ひたすら噛み合わせの悪い蓋を閉めている感じや、突然の回想シーン、兄の怒りポイント、そういうものに、イライラというか終始???という感じだった。理解はできないし、フラン
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映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険(2017年製作の映画)

3.8

何気にこの手の映画を劇場で見るのは初めてかもしれない。
小さい子ももちろん多かったものの意外と大人の姿が目立った。
大人にも入場者プレゼントを渡してくれて、これがすごく可愛かった!

もう流氷の上の遊
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キング・コング(1933年製作の映画)

5.0

ヤマザキ春の大怪獣祭り!!
もう出てくるクリーチャーの大きさとか、数の多さとか動きとか全てが最高!

1933年にこんなものが作れたのか…いまから80年以上も前なのにすごい。
キングコングが登場するシ
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愚行録(2017年製作の映画)

5.0

冒頭のバスのシーンでもうこの映画の世界に入り込んでしまう。
タイトル通り、みんなの愚行を妻夫木くん演じる田中が記録していく。彼は記録する者でありながら、彼自身も愚かな人間の一人であった。
それが徐々に
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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

5.0

撮影がめちゃくちゃかっこいい。
広角で一枚景色をパーンと撮って、そこに人物がポツンと映り込む。
ガラス越しに映る顔とか、とても計算して撮られているんだろうなと、こだわりを感じた。

ふたつの心をつなぐ
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

4.0

好きだけどここが好き!というような突き抜けた好きを感じられなかったような気がする。

「異人種間の結婚を禁止する法律と戦った夫婦の物語」というテーマで、ラビング夫妻の悲劇!からの勝利!が壮大に描かれて
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

5.0

すごい…このテーマをこんな子供アニメでやるかという感じ。これ5歳児が見ても理解できないんじゃないか

冒頭の劇中劇で20世紀博の概要がしっかりと表されるのと同時に何が始まったんだという驚きも与える。ヒ
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

5.0

なぜかバディムービー3本連続で見てしまっているけどこれはもう、、、、最高だ!!!!

冒頭からカットバックの独特のテンポにグッと引き込まれる。
エドガー・ライト、サイモン・ペッグ、ニック・フロストの黄
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バッドガイズ!!(2016年製作の映画)

3.0

この映画はつまり何が言いたかったのかわからなかった…。

魅力的な悪役もいないし、編集もモッサリしてる。バッドな悪徳警官が最終的に殺人を犯して職も失ってそれで終わりってどうなんだ…

音楽も撮影もパッ
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

5.0

LA LA LANDの翌日に!前日の真面目なライアン・ゴズリングからポスターからしてふざけているライアン・ゴズリング。どうなることかと思ったけど、結論から言うと最高の一言だった…。

全部バランスが取
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

デイミアン・チャゼル…やったな…
1回目はもう感情の渦に飲み込まれてしまった。この映画は人の心の一番純粋な部分に直に触れているような気がする。何も考えず、ただただ目の前のララランドに没頭し、共感し、感
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

4.0

ララランドがダンスの中に入り込み、なおかつドラマパートも十分に作っていたのに対し、ウエストサイドストーリーはダンスと歌を固定カメラでしっかりと格好よく見せる演出が多かったように感じた。

ロミオとジュ
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セル(2015年製作の映画)

3.6

これぞスティーブン・キング原作!という感じの終わり方だった。
エンドロール後にも音がある。
気分がさらに落ちる笑

今回サミュエル・L・ジャクソンはかなり控えめ。特殊メイクもしてないし、大げさな身振り
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.9

何気にティムバートンの映画を映画館のスクリーンで見るのは初めてかもしれない…。

今作もティムバートンのあの不思議でちょっとダークな世界観ムンムンだった。今年は目玉を食べる映画をもうすでに2本も見てし
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

5.0

発想から形にすることが一番大変なことだと思う。簡単そうに見えるものほど簡単ではない。今作もものすごくテンポよく見れるのは、そうした目に見えない大変な部分が大きいからだと感じた。

レゴが動いているだけ
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.8

ザ・王道!ストーリーはあまりひねりなく、こう起きたからこう!という風に進んでいくが、それがむしろ清々しい。相変わらず深津絵里の安定感がすごい。

初めはバラバラに距離を開けて立っていた4人が、最後顔を
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ベイマックス(2014年製作の映画)

3.9

やっと見ました!ベイマックス!
架空の都市、サンフランソウキョウの設定がすごくイイ…。綺麗なブレードランナーという印象。

冒頭のロボットファイトのシーンからキャラの動きがすごい。はじめから終わりまで
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ショコラ 君がいて、僕がいる(2015年製作の映画)

3.5

思っていたより数倍暗い話だった。
はじめに、「この映画は事実を基にして作られたフィクションです。」という文言が出てくる。しかし中身はどうあがいても変われない、結局差別からは抜け出すことができなかった男
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王様のためのホログラム(2016年製作の映画)

3.7

またまた困り顔のトムハンクス!
サウジアラビアの王様に3Dホログラムを売るためにセールスマンとして派遣されるトムハンクス。
ヨーロッパとは全く異なる文化に触れて、トムハンクスが成長していく…。
サウジ
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荒野の七人(1960年製作の映画)

4.0

かっこいい…!七人の男たちの生き様を目に焼き付けろ!
七人の侍そのままだった。途中で少しだけ物語の改変はしてたけど、セリフとかキャラの設定とかほとんど同じ。
でも、七人の侍は湿気を帯びた、勧善懲悪だけ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.0

予告の時点でテンション上がりまくりのマグニフィセントセブン!期待を裏切ることなく、アツくてかっこいい男たちの西部劇だった…。

黒人に白人、インディアンにメキシコ人、東洋人と、本当に多種多様な七人で構
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.7

音楽とか撮影が特にすごいわけじゃないけど、アレ、なんか面白いぞ、と思いながら観ていた。
登場人物たちの関係性などが後半すごい勢いで明かされ爽快感がすごかった。
でもいまだにロボット社の社長がなぜベンア
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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

3.7

結構ツッコミどころは多い。後半のテンポが良すぎたり、逆に前半のもたつきが気になったりするものの、この映画に込められたこの先どんどん寿命が延びてくであろう時代に生き続ける意味とは、みたいなテーマがバンバ>>続きを読む

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.0

真っ白な柵に真っ赤なバラ。明るく健全な50sのアメリカのイメージのすぐ裏側には蟲蟲蟲蟲蟲…。
一見平穏で何気無い日常の裏側には黒くて醜い、おぞましいものが満ち溢れている。そんなオープニングからこの映画
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

5.0

デパルマのカメラワークが本当に好き!!!

衣装や美術がめちゃくちゃ可愛い、素敵。
人は夢を掴むために悪魔に魂を売り渡す。富や名声を得たその先に幸せはあるのか。なんのために人は音楽や、映画をつくるのか
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