tyapiokaさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.9

相変わらず、凄い色彩でくどいが、もう振り切れていて、よい。正直、脚本はひどいが、わけわからん圧のせいで、勢いで、なぜか感動する。キャラも言動も設定も何もかもぶっ飛んでいると逆に、統一感がある。虫食べる>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

催眠術がチート能力過ぎるのは、いただけない。しかし、笑顔の不気味さ、黒人に対するある種の差別をどんでん返しに利用している点はよかった。現実を舞台にしていながら、現実にない技術を根幹にしているのは好きで>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.6

かなり出来のいい青春物語、児童文学にも通ずる。それぞれに葛藤があり、その総体としてのペニーワイズ。少し教科書的、説教臭さがあるものの、上手いなと感心する脚本。かなり大勢の子どもが登場するのに、きちんと>>続きを読む

死霊館のシスター(2018年製作の映画)

2.9

モンスター映画に近い。また、驚かすタイミング・方法が読みやすいため「やっぱりな!」となる。キリストの血>銃>聖水>十字架みたいな、めちゃくちゃなパワーバランスが奇妙な可笑しさを生んでいる。銃で止めをさ>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

閉鎖空間という生々しい嫌な感じと、ハンターというアメリカンヒーローのような存在のバランスがよい。制裁シーンは不謹慎ながらも「面白い!」とワクワクした。素材などはかなり重いものだが、調理の仕方はかなりエ>>続きを読む

スナッチ(2000年製作の映画)

3.9

長さの割に人物が多く、世界観を掴む前にメインストーリーが動くため、人物相関図が描けないまま。スタイリッシュな場面転換、映像は楽しいけれど、それが理解を阻害している気がする。しかし、それを何とか飲み込む>>続きを読む

アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.8

ベタだからこその魅力。これぞ、映画。細かい部分の整合性は勢いのある作品だったため、あまり気にならなかった。大きなトラブル、そこに至るまでに小規模なトラブルを頻発させることで興味を持続。隕石による破壊の>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.4

ホラーとコメディは意外に相性がいい。始まりの数分、恐怖で作品を覆った。しかし、いざ多重人格とわかると何か不思議なユーモアが漂い始める。この緩急が巧み。不気味って思った矢先に笑えたり、ハラハラしたり、興>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

2.8

ヒーロー映画に神話を絡めたり、部族を絡めると、ただでさえ現実味がないジャンルなのに一層入り込みにくくなる。女性がカッコいいのは見ていて心地よいが、思った以上に闘わないパートが長い。ワンダーウーマンが田>>続きを読む

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

3.3

どのキャラクターにも少しずつイライラさせられる。自己中というか他人のことを考えられないというか。ヴァネロペのキャラクターは子供らしさと可哀想な感じが合わさりちょうど良かったけれど、大して練習もせずバグ>>続きを読む

LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門(2017年製作の映画)

3.7

アニメーションは凄いが、どこか脚本に荒さを感じる。五ェ門を物語の都合上一回弱くしたように思えてしまい、また、手助けしないことから信頼の強さを感じれたがルパンの活躍が無いのは悲しい。BGMは最小限でアニ>>続きを読む

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.3

どこかで見たことあるような敵、紹介の少なすぎるヒーロー達の集結。今一つ気分が高揚しない。いつ、そんな団結したのか。ヒーロー側は個性豊かで、敵側はコピペみたいなデザインなのも面白味に欠ける。フラッシュの>>続きを読む

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.3

「誰だ?」が多めの映画。vsのシーンが短く、結局協力して第三の敵を倒す映画になっていたのは残念だが、初めから協力して敵を倒す映画として見れば戦闘シーンも多く炎や電気の演出もなかなか綺麗。神と人間のよう>>続きを読む

我は神なり(2013年製作の映画)

3.6

真実が正しいとは限らない。インチキでも人が望んだ形なら、そちらの方が真実になることもある。エンタメとしてもなかなか面白い。主人公をクズ親にしているせいでまっすぐ物語が進まないのがハラハラしてよかった。>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.7

勢いと難しい言葉とちょっと気持ち悪くも格好いい絵と演出で、壮大に魅せている気がしないでもない。わざと分かりにくく、多様な解釈を生むような作風にしている気がしないでもない。背伸びしたい時期に通ぶって見る>>続きを読む

イノセンス(2004年製作の映画)

3.7

前作よりはストーリーがはっきりし、わかりやすく感じた。ある意味ストーリーがないから、理解する必要がなく、気楽だったのかもしれないけれど。自分の存在だとか、現実だとか夢だとか、哲学的な要素がエンタメとし>>続きを読む

ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!(2014年製作の映画)

3.5

徹底して男を排除しているのがよい。違和感ある設定を青春の一部に組み込み、どこか共感できる部活ものに仕上げているのが面白い。誰もが未経験の部活だからこそ、運動ができない人でもサッカーや野球のように拒否反>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.2

総集編は無理があった。見た目や設定は面白い。適度に難しく、背伸びしたい若者の心をくすぐる。暴走、神話、ロボット的見た目、画面大写しの文字、弱さをしっかり写されるキャラクターたち、適度なエロス・萌え要素>>続きを読む

蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

4.0

ひとつひとつの動き方が生物みたいで、現実では動かない部分を動かすことでアニメの世界観が色濃く出ていて面白い。動物たちの表現も誇張されていて、それゆえの面白さがある。動物たちが次々に楽器として使われてい>>続きを読む

ミッキーの畑仕事(1929年製作の映画)

3.4

ミッキーの行動がなかなかにクレイジー。動物の誇張された表現が面白い。

ミッキーのお化け屋敷(1933年製作の映画)

3.4

アニメならではの表現の宝庫。白黒だからこそできる影や闇の演出がいい。建物自身がひとつの生命。本来固いはずの物の柔らかさがディズニーならではの味なのかもしれない。しかし、ストーリーはやや単調か。

プレーン・クレイジー/飛行機狂(1928年製作の映画)

3.9

普通曲がらないような部分がグニャリと曲がる、アニメ特有の表現が面白い。かなり人間味、それも、現代の価値観とはかなりズレている人間味のあるミッキーが面白い。

赤ん坊の食事(1895年製作の映画)

3.2

人は人に対して一番興味があり、残しておきたいと思うのかもしれない。

ラ・シオタ駅への列車の到着(1895年製作の映画)

3.4

やはり、動画を撮る際は、多くの動く人を収めたい思いがあるのかもしれない。

工場の出口(1895年製作の映画)

3.4

人が動画を撮ろうとすると、やはり、人の動きを撮りたがるのだろうか。わかりやすいからか。

ラウンドヘイの庭の場面(1888年製作の映画)

3.4

短いが動き方に個性がある。数ある動くものの中から人の歩く姿を選んだ理由が気になる。

メアリー女王の処刑/女王メアリの処刑/スコットランド女王、メアリーの処刑(1895年製作の映画)

4.0

切れた首を一度ごろんと地面に落とした上で、それを掲げる。短いながら、斬首に求める残酷さが詰まっている。血と繋ぎ目にこだわってほしい気持ちはあるが、一対多数という構図や、死の覚悟を決めるような間もない素>>続きを読む

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

3.8

建設途中の東京タワーをオープニングに持ってきているのが凄くよい。この映画を見て確信したが、ムカつく子どもが出てくるだけでかなりストレスが高まる。というより、邦画は日本が舞台なぶん、どうしても登場人物す>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.7

ただでさえ覚えにくい名前にコードネームまであり、服装も似通っているという日本人、かつ初見にはかなりハードモードな映画。しかし、ストーリーは二重スパイ探しと割りきれば、主人公以外は皆信用ならない、それど>>続きを読む

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

4.0

かなり王道の怪獣映画。怪獣映画の中のヒーロー映画。ベースはリアル志向ながら、ビームを出す空飛ぶカメはかなり非現実。しかし、虚構がリアリティを持って現実にいる、ということが醍醐味だからこれでよい。捕獲を>>続きを読む

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.2

銃撃アクションなどのチープさが目立つ。サングラスをかけた、如何にもな人の小競り合いなど求めていない。しかし、ビオランテのビジュアルの禍々しさ、強さは魅力的。ゴジラより一回り大きい第2形態には驚く。また>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.2

承認欲求の塊のような作品。落ち目の俳優、映画業界に浸かってる人ならば好評価をしてしまいそうな、内輪ウケ映画。しかし、一度輝いた人、あるいは過去にすがりたくなる人、何かに挑戦しようとする人にも共感できる>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.4

情報過多。誰が誰だかわからなくなり、人間関係図が頭に描けない。物語のつなぎとしてのパートをすべて盛り込んだ内容でかなり駆け足。出生の秘密や、生き物、魔法の演出、久々のホグワーツには心踊るものがあった。>>続きを読む

炎628(1985年製作の映画)

4.1

本来戦争映画はこうあるべきなのかもしれない。戦争映画は導入、あるいは、見始めるまでに力がいる。しかし、我慢して見通す価値のある映画。清潔感のある戦争映画とは一線を画し、泥や蝿、乾いた血やひび割れた唇の>>続きを読む

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

3.2

オカルト感満載のゴジラ。全体像が見えないまま不穏さが漂う前半。人の死の直前をカメラに収めることで悪としてのゴジラが描けているものの、怪獣に怯える人間の演技力が低すぎてさめることも多々あった。ゴジラと直>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

3.8

前作はCMなどから想像しためちゃくちゃなヒーロー像を超えはせず、むしろ、真っ当にヒーローやってるじゃないかと感じた。しかし、今回は早々にヒロインは死ぬし、誰が敵で味方かもわからないし、走馬灯やメタネタ>>続きを読む