よしまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

よしまる

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フレンジー(1972年製作の映画)

3.8

 マンスリーヒッチコック、今月は最後から2番目の監督作品「フレンジー」。

 今回初鑑賞したのだけれど、長年のハリウッドから故郷イギリスに戻り、ロンドンを舞台にお得意の「巻き込まれ型サスペンス」へと原
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スージーQ(2019年製作の映画)

4.0

 スージーQと言えばCCRの名曲、もしくは空条承太郎のおばあちゃん。
 ではなくてw

 「リンダロンシュタット」に続きロキュメンタリー2022として公開されているロックな伝記映画、今回は「スージーク
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劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル(2019年製作の映画)

3.4

 
 兄弟が別々に変身して2人で戦う初のウルトラマン、R/B(ルーブ)。

 過去2作が風来坊、呪われた子という孤独感を押し出したのに対し、今回は一転ファミリードラマ、家族の絆を描いている。

 が、
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劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!(2018年製作の映画)

3.6


 平成3期の4人目のウルトラマン、ジード。
 の、TVシリーズ終了後の劇場版。

 フィル友さんにはご存じない方がほとんどだと思うので一応書いておくと、光の国から闇落ちした悪いウルトラマンのベリアル
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劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!(2017年製作の映画)

3.9

 昭和の渡り鳥シリーズなどをモチーフとした孤高のヒーロー、ウルトラマンオーブ。久々の単独シリーズということもあってテレビは欠かさず観ていたけれど、ウルトラシリーズの劇場版はゼロ以降さすがに映画館にまで>>続きを読む

リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス(2019年製作の映画)

4.6

 リンダと言えば「風にさらわれた恋」と「夢はひとつだけ」のレコードジャケットを見てはえもしれぬ気持ちでいた中学生のころを思い出す。何が?って包み隠さずそういう意味です笑
 リアルタイムではなかったので
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.7

 スパイダーマンですっかり「やらかし系」キャラが定着したストレンジ博士。
 今回もワンダに「あんたなんでサノスに最後のストーン渡したん⁉️」て今さら言われる始末。

 あ、核心には触れませんが細かなこ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

 シン・ゴジラが、特撮に馴染みのない層にまで届いて好評を博したのに対し、シン・ウルトラマンは昔からウルトラに精通しているオタク向けに特化しているのでは?….みたいなことがチラホラ聞こえてきたところでこ>>続きを読む

白昼の死角(1979年製作の映画)

3.3

 角川春樹プロデュースだけれど角川映画にあらず。れっきとした東映による東映らしい映画なところが良くも悪くも。

 未読の原作はすごく面白いらしい。2時間半の長尺をもってしても原作の良さを生かしきれてな
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リリー(1953年製作の映画)

3.6

 友人とのオンライン上映会のお題にて。実は決まっていたタイトルが見放題終了になってしまい、第二候補の繰り上げ当選。

 先日「オードリーヘプバーン」を観て、金ローで「ローマの休日」を観て、そのすぐ後に
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鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

4.0

 スウェーデンの人たちが夏になると訪れるサマーハウス。1ヶ月も住処を変えるなんて日本人には到底あり得ない休暇だけれど、あちらでは当たり前。あー休みたいw

 と、いうボヤキはさておいて、小説家の父と、
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オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

3.8

 1人オードリー祭りをしていながらなかなか休みが取れずようやく観てきました!

 全然知らなくて、イギリスのTV特番なんですね。なんでミニシアターでしかやらないんだろう?と不思議に思っていましたが、確
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狼よさらば(1974年製作の映画)

3.9

 実は観たことないシリーズ。もう50歳を超えてからのブロンソンの当たり役。

 ビジランテと言えば世代的には「ワイルド7」や「ブラックエンジェルズ」、そして「必殺シリーズ」笑
 実は国や警察と繋がって
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.5

 こちらもふと観出したら止まらないパターン、本当に久しぶりでやっぱりめちゃくちゃ面白かった。

 ロマンポランスキー35歳の時の作品。
 個人的には「チャイナタウン」のほうがドラマとしては1番。ただし
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.2

 ウディアレンは全作ちゃんと観ておきたいなと思い立ったのは良いものの、未鑑賞のものから観ればいいのについまた「アニーホール」を観てしまった。
 良くも悪くも好きも嫌いも、ウディアレンはここから始まって
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汝のウサギを知れ(1972年製作の映画)

3.6

 ずいぶん前にCSで録っていた町山UFOでの本邦初公開、フィル友のHKさんがレビューされて気になっていたものをようやく鑑賞できた❗️

 日本では長らく未公開&未ソフト化だったブライアンデパルマ幻の監
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.2

 先月より始まりました@larabee さんとの企画「マンスリー金田一」。

 「マンスリーかねだぁー!」ではありません。そんな読み方をすると「さんをつけろよデコ助野郎‼️」と返されますw

 ではな
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パラダイン夫人の恋(1947年製作の映画)

3.5

 オードリーヘプバーンのレビューばかり書いているうちに5月になってしまったので通常運転に戻ります。

 先月のぶんのマンスリーヒッチコック.(あ、ツキイチでヒッチコック作品をレビューしています💦)今回
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オールウェイズ(1989年製作の映画)

3.6

 映画「オードリーヘプバーン」公開記念のレビュー、10回で終わりにしようと思ってたけれど最後にこちらをン10年ぶりに再鑑賞したのでもう1本お付き合いください。リアルタイムでオードリーヘプバーンの新作映>>続きを読む

おしゃれ泥棒(1966年製作の映画)

4.5

 映画「オードリーヘプバーン」公開記念レビュー、10本目!

 冒頭、真っ白な服に真っ白な帽子、サングラスも白。そしてコンパクトな赤のアウトビアンキを駆り颯爽とパリ市街を走り抜けるオードリー。

 映
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尼僧物語(1959年製作の映画)

3.8

 映画「オードリーヘプバーン」公開記念レビュー、その9回目は初鑑賞の作品で、医師の娘が家族とも恋人とも別れて修道院に入り尼僧になる修行を積むという、オードリー主演の「尼僧物語」。

 そう聞くと、世代
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

4.4

 映画「オードリーヘプバーン」公開記念レビューその…8?とりあえず10まで行ってみるよー。

  オードリーの映画を観ていつもすごいなぁと思うのは時代の先取り感。この映画はちょっと変質的な犯人が出てき
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昼下りの情事(1957年製作の映画)

3.7

 映画「オードリーヘプバーン」公開記念レビューその7〜。

 今回レビューしている中で、これは初鑑賞。なにしろ今回の相手役ゲーリークーパーとオードリーは歳の差30歳。もともと「麗しのサブリナ」に続いて
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.2

 朝焼けのニューヨーク。ヘンリーマンシーニの名曲「ムーンリバー」の流れる中、ティファニー本店に現れるジバンシイのブラックドレスに身を包んだ淑女。

 映画史に残る名オープニングでうっとりするのも束の間
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いつも2人で(1967年製作の映画)

4.7

 映画「オードリーヘプバーン」公開記念レビューその5

 公開も迫ってまいりましたのでピッチ上げていきます(てか、自分でもいつまでやるのか考えてない😅)

 オードリー出演作の中でどれが一番好きかと聞
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噂の二人(1961年製作の映画)

4.4

 映画「オードリーヘプバーン」公開記念レビューその4なり〜

 これはオードリーの映画というより、ボクにとってはまさしくシャーリーマクレーンの映画。
 この当時のシャーリーマクレーンがめちゃくちゃ好き
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.7


 映画「オードリーヘプバーン」公開記念レビューその3。

 「シャレード」公開より遡ること9年、ケーリーグラントは「麗しのサブリナ」の出演を撮影直前に断り、急遽ハンフリーボガードに交代。

 脚本は
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シャレード(1963年製作の映画)

4.0

 映画「オードリーヘプバーン」公開記念レビューその2。

 ヘンリーマンシーニのテーマソングとカラフルなグラフィック。007のガンバレルシークエンス🔫を発明したモーリス・ビンダーによるオープニングにま
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.5

 映画オードリー・ヘプホニャララ公開記念レビューその1。

 オードリーマニアではないけれど、写真展とかあるとついつい立ち寄ってしまうし、「映画」というものの魔力に取り憑かれた者としては避けては通れな
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エール!(2014年製作の映画)

3.9

 オンライン上映会のお題にて鑑賞。

 本作がリメイクされてオスカーを獲った「コーダあいのうた」も全員未見という中で、評価が結構割れたのが面白かった。ちなみにボクのスコアは真ん中あたりだった模様w
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オートクチュール(2021年製作の映画)

4.0

 Diorのアトリエで働く引退間近のお針子さんのトップが、移民二世の無職の少女を育てるというお話。
 その技術を伝授していくというちょっとしたスポ根的なものを想像していたのだけれど全く違って、むしろ擬
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

 ようやく観れたー。かつては3度の飯よりバットマン好きと公言していたのに(どこで?)なぜか今回は腰が重く今ごろに。
 まあこうゆう予感はたいてい当たる。

 結論から言うと、そんなに長いことやる話でも
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死の棘(1990年製作の映画)

2.9

 うわぁぁ、今まで観てきた中でもトップクラスにヘンテコリンな映画だった😱

 島尾敏雄 の60年代の不倫小説が原作。
 なにやら文学界では高い評価を得ているらしいけれど、学者さんらお偉い方々も好きだね
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スパイ・ハード(1996年製作の映画)

3.4

 さてこちらは初見。レスリーニールセン繋がりで観てしまった。というか、こんな映画があるのも知らなかった。

 学生の頃にテレビシリーズの「フライングコップ」を観て衝撃を受け、ボクの笑いの基本がココに形
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クリープショー(1982年製作の映画)

4.3

 疲れた頭には脳天気ホラー。ちょっとだけドキドキする、がっつりビビらなくてよい、このさじ加減がサイコー。

 キング×ロメロが、規制により失われつつあるホラーコミックへのオマージュを捧げようと企画した
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我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

4.1

 ウィリアムワイラー監督の名作を初鑑賞。第二次世界大戦の終戦の翌年1946年に、戦争からの帰還兵の苦悩を鮮やかに描いた紛れもない傑作だった。

 アカデミー賞9部門獲得。ただしワイラー監督は後にベンハ
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