張り込むためにチキン屋を始め、しかも真面目に商売する麻薬班の刑事たち。全員キャラがいい。
あり得ないけど自然な流れで、ちょこちょこ笑わせてくれる。
実際の姿は知らないけれど、本作だけでなく色んな刑事>>続きを読む
詐欺モノは大抵スカッとするようにできていて、本作も例に漏れない。
詐欺の手口に凝ったところはないし、展開に意外性もないから、ちょっと物足りないと言えば物足りないかな。
(2022年配信10本目)
韓国血みどろノワール。
ストーリーはまあよくある「地方の首長は実は裏社会のドンで、地方検察とズブズブ。でもそれを糾したい検事の奮闘」系ではある(この系統で、ドラマも入れたらどれくらい作品あるんでしょ>>続きを読む
財閥のイカれ息子チョ・テオ(ユ・アイン)のやりたい放題を、熱血ベテラン刑事ソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)が追い詰める、アクションに振り切ったコメディ。
“韓国の財閥は何やっても揉み消せる”系の話>>続きを読む
見逃してると思って見に行ったが、始まってすぐ、あ、いや、これ見た、ってなった。しかもたぶん同じ、写真美術館で。
でも別に全然いい。
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督を友人のコナー・ジェサップ監督>>続きを読む
(まとめられないメモのまま)
観客は何度も同じ話をきく
看護婦同士の話
医師と看護婦の話
ミーティング
別の医師との話
患者との話
それほど末期とは難しい
末期とはいつなのか
早く終わって欲しい>>続きを読む
アレサには健全で健康で真っ当なイメージがある。
そんなアレサだから、辛さを歌っても湿っぽくならず、「明日は今日より良くなる」と言う希望に変える力がある。
しかし、歌が胸に刺さった時に感じる、ソワソ>>続きを読む
フィルムテイストで80年代の色使い、ストーリーも含めノスタルジックで懐かしさを覚えた。
オープニングとエンディングテーマがザ・キュアで、これもまた懐かしさを誘う。
10代の狂おしさを描いた、すごく“>>続きを読む
愛というより、ときめきのなかった人生への悔恨と性愛の衝動を描いた作品。
外の世界を支えにしなければ生きられないような田舎の欺瞞に満ちた暮らしを送るフランチェスカのもとに、ふらっとやってきた色気のある>>続きを読む
赤と青緑を基調にしたカラフルでポップな画面、カメラワークや各ショットの構図、主演二人ボーチン(リン・ボーホン)とジン(ニッキー・シエ)の顔など、ビジュアル面が好みだった。
序盤は正方形に近い幅の狭い>>続きを読む
とてもフィクショナルなドキュメンタリー。
セルヒオも含めて、みな俳優でないということに驚かされる。
老人ホームの実態を、老人を潜入させてレポートさせる、というアイディアはおもしろい。でもあらかじめカ>>続きを読む
「自分たちはパワレスじゃない、パワフルだ」と、歌って踊ってパワーを発散する、ニューヨークのラテン系移民たちの、「諦めなければなんとかなる」をポジティブに表現した、とてもアメリカ的な作品。
ウスナビ役>>続きを読む
ワイズマンをドキュメンタリーと言う意味では、本作はドキュメンタリーではない。
ヴァルダとJRのいく先々での出逢いは偶然ではあろう。けれども作品全体は脚本に沿って作られたかのようにフィクショナルな印象>>続きを読む
宮沢りえが最初からちょっと病的な感じ。
年下の恋人のキャラクターがあまり魅力がないように思えた。あえてなのか?
夫婦って相手の寂しさに気づけないものなんだな。
(過去の鑑賞メモ 2018.07.>>続きを読む
家族とは、血の繋がりとは。
「子どもはやっぱり時間ですよ」
子どもだけでなく、夫婦も、どれだけ相手に時間を割くかは大きな問題だと思う。
物理的に無理だとしたら、心理的に。
(過去の鑑賞メモ 20>>続きを読む
パリの街、とくに廃墟を見せる映画。
時々観たくなって観かえす作品。
(過去の鑑賞メモ 2018.11.24)
『俺たちはモッズと呼ばれる』の10年後。
ケンタは妻と子どもと平穏に暮らしているが、母親が義父を殺した罪で逮捕されていた。ストッフェはジャンキーになり、妻は彼との生活が耐えられなくなってきている。最>>続きを読む
何かが過剰で何かが不足しているような映画と感じた。
瞬きしないビルギットが印象的。
(過去の鑑賞メモ 2018.11.30.)
"モッズ"のケンタとストッフェの日常を追いながら、彼らとその周辺の"モッズ"たちへのインタビューを交えつつスウェーデンの社会のある層を「シネマ・ヴェリテ」の手法で浮き彫りにしていく。
冒頭、ひとりの>>続きを読む
離婚後の恋愛関係が上手くいかず、狂おしいほどに悩む画家のイザベルの様子を描いたトラジ・コメディ。
いくつになっても恋愛至上主義、パートナーがいないと一人前じゃないみたいなフランス社会に一人で生きてい>>続きを読む
報道の自由とか政治批判とか。
ベトナム戦争時の調査分析文書が流出。ワシントン・ポストが報道の自由をかけて掲載に挑む話。
ないがしろにされている女性社長の自立の物語でもある。
(過去の鑑賞メモ 2>>続きを読む
忘れた頃に時々見る。何度目かの鑑賞。
『ラ・ジュテ』(1962)を下敷きに上手く作られている。
短くコンパクトに作られた(すなわちストーリーの骨格のみのような)『ラ・ジュテ』の方が不穏さにおいて勝>>続きを読む
不穏。
モノクロ写真のモンタージュ
タイムスリップ(?)もの
全然記憶になかったけど、ラストに来て、あ!大昔に字幕なしのビデオテープで観たなこれ、と思った。
字幕を追うのが結構きつい。
音。>>続きを読む
旅に出て迷子になりたい気分になる。
大抵の観光地ではスマホがあれば目的地へ行けるし、同行者とはぐれても連絡がつく。
そんなスマホは旅の楽しさをある意味で奪い、かつ最終的にはセーフティネットととして機>>続きを読む
Black lives matter、鎮痛剤依存症、地雷撤去のNGO、トランプ大統領、などなど、多くの時事問題が詰め込まれている
金塊と戦友の遺骨をベトナムへ探しに行く、一種のファンタジー
(過去>>続きを読む
スーダン。
ながらく映画館が閉鎖されているスーダンで、1970年代にドイツやロシアで映画を学んだ監督たちを中心としたスーダン映画協会が、放置されていた野外劇場で映画を上映するべく奮闘する。
これがフィ>>続きを読む
LGBTQ(トランスジェンダー)映画であると同時に思春期映画
近年のスケーター映画に通じるものがある
親子の分かり合えなさ
ティーネイジャーの女の子にとって父親は「なにも分かってない」存在
妻にと>>続きを読む
関係者の「世界一のヌードショー」という自負
株主はビジネスだが自分はアートをやっている(舞台監督)
初めて観た時感動で涙した、クレージーホースの良いところを一言で言うことなんてできない(芸術監督)>>続きを読む
女を食欲と性欲を満たすものとしか見ていない野蛮な男たち
レイプしながらいいかいいかと聞く馬鹿男の馬鹿さ加減と性におけるクリシェ
レイプの重大性を全く分かっていない警察(男)
妻の言葉など聞かず信じもし>>続きを読む
ある大家族の老いた母の誕生日から埋葬までの物語
しかし母に焦点を当てているわけではない
現代の話ではあるけれど、昔の話でもあるようで、それは、まだ都市部よりも現代化が進んでいないせいなのか、あるいは>>続きを読む
「人はどこにでも行ける。ただ行った先で気づくんだ。どこも同じだと」
ほぼ、ワンシーン=ワンカット
登場人物の孤独、行き場のなさ、虚無感に寄り添うようなカメラ
多くがバストショット以上の寄り
単焦点>>続きを読む
プロレスのことをよくわかっている人が作った、レスラーの話。
『レスラー』はタイトル通りレスラーの話、しかもプロレスでしか生きられない男の話ですが、自らの“老い”に直面した全ての人の話であるとも言えま>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
全編胸が痛む。
これでもかと不幸が詰め込まれた男の人生。
社会の中心にいる/いると思っている男たちが考えを変えない限り、弱者は虐げれたままだろう。
ピエロにちょっかいを出し、要りもしないものを盗み暴>>続きを読む
フレデリック・ワイズマン監督の「会議映画」の集大成とも言えるような作品。
戦争体験者の話。聴きながら、米国は有史以来、常に戦争してきたということを再認識する。
経験を語ること、それを聞くことの重要性>>続きを読む
しずかでエキサイティング。
報道された当事者の家族に及ぶ被害など、報道の問題を提起する作品。
正義や真実を伝えたいと思っているドキュメンタリー監督が、事件の当事者家族になった時、どう振る舞うのか。>>続きを読む
日本初のハードコアポルノ。
ポルノは多かれ少なかれ女性の女性性あるいは人間性を蹂躙するものという認識から、鑑賞する気が起こらなかったが、嫌になったら途中でやめればいいと思って観る事にした。
ポルノ>>続きを読む