回想シーンでご飯3杯いけるさんの映画レビュー・感想・評価 - 34ページ目

回想シーンでご飯3杯いける

回想シーンでご飯3杯いける

ウソツキは結婚のはじまり(2011年製作の映画)

3.0

何故かリゾート地を舞台にした作品が多いアダム・サンドラー主演のロマコメ。「50回目のファースト・キス」や「子連れじゃダメかしら?」の流れを汲む、訳アリ女と、チャラいけど実は良い奴がくっついちゃうという>>続きを読む

FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

3.2

夏場になると世界のどこかで毎週のように音楽フェスが開催されていて、特に近年ではネット(特にSNS)を介してプロモーションや中継が行われるのが特徴。主催側もある程度世代交代が進んだ結果が、今のこうしたフ>>続きを読む

ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.8

所謂戦場を舞台にしたリアルな実話系戦争映画とはある意味正反対の、市民目線から見た戦争の恐ろしさを描いた作品。端的に言えば「この世界の片隅に」や「ライフ・イズ・ビューティフル」と同じ手法と言え、このタイ>>続きを読む

体操しようよ(2018年製作の映画)

3.3

劇場で予告編を観た時から釘付けだった。主題歌は忌野清志郎が在籍していた事で知られるRCサクセションの「体操しようよ」。彼らのアルバム「PLEASE」のラストに収められていたフォーク調の曲で、決して有名>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

3.8

スタンリー・キューブリック監督作品は、これで5作目の鑑賞。

冬の間閉鎖されるホテルの管理人として雇われた主人公(ジャック・ニコルソン)が、孤独のあまりに狂っていくというストーリーなのだが、物語の描き
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いつかはマイ・ベイビー(2019年製作の映画)

3.4

アメリカでジェンダー論と下ネタをミックスした笑いを繰り広げる中国系コメディアン、アリ・ウォンが主演。彼女が演じるセレブ・シェフと婚約者、そして幼馴染の韓国系男の3人を中心に描いたNetflixオリジナ>>続きを読む

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.3

第二次世界大戦時に、ヒトラーの後継者と言われていたラインハルト・ハイドリヒに対する暗殺計画を描いた作品。イギリスのチェコ亡命政府から特命を受けた七人の壮絶な戦い。

例によって戦争やテロを題材にした実
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.2

冒頭からいかにもミステリー~って感じの怪しげな雰囲気。ポスターやキャッチコピーも含めて、騙す・騙されるを売りにした作品という感じで、自分はあまり観ないタイプ。

こういうどんでん返しありきの作品って、
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.5

安倍首相と親しい元記者による女性ジャーナリストレイプ事件や、加計学園問題等、明らかに実在の疑惑を冒頭から持ち込んだ、かなり攻めている映画である。

政権に対する批判的な姿勢を表明する社会派作品と言えば
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恋のしずく(2018年製作の映画)

3.0

ワイン好きの農学部の女子大生が、くじびきの結果、苦手な日本酒を作る酒蔵で研修する事になる話。

出演は元AKB48とEXILEのメンバーという事で、基本的にとてもライトな雰囲気。正直、この2人の演技は
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

3.8

発達障害の息子、反抗期の娘に続いて、3人目を出産した主婦マーロは育児ノイローゼ状態。そこに自由奔放な現代っ子でありながら、完璧に仕事をこなすベビーシッター、タリーが現れる。

タリーが来るようになって
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ガンジスに還る(2016年製作の映画)

2.5

「バーフバリ」のようなエンタメ作品と対極の位置にありながら、この5年ぐらいの間に確実に根付き始めている社会派のインド映画。本作もその流れにあるものと言え、各国で賞を獲得している模様。

自らの死期を悟
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29歳問題(2017年製作の映画)

3.9

邦題もなかなかナイスだけど、原題の「29+1」には敵わない。29歳と30歳では、歳がひとつしか変わらないのに、本人の気持ちも周囲からの目線も全然違う。男女平等とは言え、女性の場合は出産する体力の問題や>>続きを読む

Don't Think Twice -僕たちの成功-(2016年製作の映画)

3.5

即興劇で小規模ながら人気を集めていた劇団から、上昇志向の強いメンバーがメジャーなTV番組のオーディションに応募。なんと合格してしまい、それがきっかけでメンバーに亀裂が入ってしまうという話。

劇中劇を
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インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

3.3

腐敗官僚や献金を題材にした(?)邦画の話題作「新聞記者」を観たかったもののスケジュールの都合がつかず、社会派サスペンスと言えば韓国映画でしょって事で、Netflixで見つけたのがこれ。

大統領候補、
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

4.1

ミュータントの悲哀を描き続けた「X-MEN」シリーズの魅力を満喫できて大満足。

様々な能力を持つキャラクターが暴れまわるアクションの体裁を取りながら、各ミュータントが自らの能力や風貌に対して持つコン
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ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

3.8

2018年に観た映画の中でマイ・ベスト「スリー・ビルボード」のマーティン・マクドナー監督による2008年の作品。これがまた「スリー~」に負けず劣らずの良作なのだ。

主人公は暗殺を請け負う殺し屋。彼は
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

2.5

冒頭からエマ・ストーンがうんこまみれになるし、おっぱいポロリも見られるし、女優陣の体を張った演技で、画力はかなり強い作品だとは思うけれど、構成や脚本にメリハリが無さ過ぎだと思う。

ストーリーは、18
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ANIMA(2019年製作の映画)

2.5

イギリスのロックバンド、レディオヘッドのヴォーカリスト、トム・ヨークのソロアルバムと同時に公開された短編映画。簡単に言えば、トムのファンは大満足、そうでなければ、ちょっと厳しい作品という事になると思う>>続きを読む

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.1

劇場公開時に近所で上映している所が無くて諦めていた作品がようやくDVD化された!

双極性障害(躁鬱病)の女性、寧子と、出版社でゴシップ記事の執筆を担当する男、津奈木の、出会いと、3年間に渡る同棲生
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.5

原作未読。函館で暮らす男2人、女1人のアンバランスな共同生活。ストーリーは取り立てて大きな起伏が無いので、正直前半で脱落しそうになったのだが、時折、目が離せない会話や間が入ってくるから、結局、3人の行>>続きを読む

カランコエの花(2016年製作の映画)

3.6

クラスの中に同性愛者の女子がいたら?

僕が高校生の頃ならこんな話があっても表沙汰にならなかっただろうけど、現代はそれを前提にした文化や社会が構築されつつある時代。この短編映画では、冒頭の疑問に対して
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.1

国内映画「町田くんの世界」を観た時に、この「フォレスト・ガンプ」を猛烈に観たくなったので再鑑賞。「町田くん~」の、正直者の純粋な心が周囲の人の心を変え、世界を変えていくストーリーは、正にこの「フォレス>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.2

いつの頃からか、共感や感情移入が映画の必須要素のように言われるようになってしまったけど、現実の価値観とは少し違う世界を覗かせてくれるのも映画の大きな魅力だと僕は考えているので、あまりに現実に寄り添いす>>続きを読む

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(2015年製作の映画)

2.8

実話物は所詮ゼロから生まれた作品ではないし、どうしても事実との乖離が気になってしまうので、見る優先順位はいつも最後。本作も公開からかなり経過してからの鑑賞となった。

Filmarksではアメリカ製作
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

4.5

正直者の純粋な気持ちが人の心を変え、世界を変えるという、僕が大好きなタイプの映画。古くは、恐らく本作の主人公のモデルになっているのではないかと思われる「フォレストガンプ」に始まり、近年では「PK」や「>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

2.5

本作に限った事では無いけれど、日本のテレビや映画では、日本人のネットリテラシーが凄く低く見積もられている場合が多い。例えばアメリカ映画「サーチ」なんかは、誘拐された娘を探す父親のPCスキルやネットリテ>>続きを読む

ニューヨーク 最高の訳あり物件(2017年製作の映画)

3.5

オンライン試写会にて鑑賞。

アパートを題材にした映画はとても好きで、本作もとても期待していた。でも、実際には物件そのものに訳があるわけじゃなく、そこに住む事になった2人が訳ありだったというストーリー
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

2.7

森見登美彦の小説と言えば湯浅政明監督がアニメ化した「四畳半神話大系」と「夜は短し歩けよ乙女」が素晴らしくて、彼の手を離れた本作はいったいどうなるのか?と疑心暗鬼だったのだが、実際に鑑賞してみて、予想し>>続きを読む

サバハ(2019年製作の映画)

3.3

わーん、またまたサムネイル画像無しのNetflixオリジナル作品。扱い酷いなぁ。Netflixオリジナルと言っても、長編映画の場合はNetflixが企画から携っているタイトルは殆ど無いはずで、本作も韓>>続きを読む

パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.2

アイドルに疎い僕には、本作の主演2人が乃木坂と三代目 J SOUL BROTHERSのメンバーだという事も知らず。でも先入観無しで観られたので、それはそれで良かったと思う。

結婚に対して及び腰な女性
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ライフ・オブ・ザ・パーティ(2018年製作の映画)

3.0

娘を妊娠した事で大学を中退した過去を持つ主人公が、中年になって夫から一方的に離婚を切り出された事をきっかけに、大学生活をやり直す話。主演はメリッサ・マッカーシーという人で、僕は知らなかったけど、他の方>>続きを読む

それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

2.8

ここ数年の間に韓国映画をかなり観てきたけれど、有名なイ・ビョンホンが出演している作品を観るのは、実はこれが初めて(例外でアメリカ製作のマグニフィセント・セブンは観ているけど)。

元チャンピオンで現在
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菊とギロチン(2016年製作の映画)

4.2

こんなに熱い邦画を観たのは初めてかも。大正末期に実在したアナーキスト集団と女相撲一座の共闘を描いた作品という事で、正直馴染みのない題材に最初は戸惑ってしまうのだが、、、、30分を過ぎた辺りから俄然面白>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

4.1

漫画が原作で、主演が土屋太鳳という前情報からイメージする軽めの作風を良い意味で裏切る、なかなか硬派なサスペンス。

入れ替わりと影武者という、映画にとっては実にオイシイ題材である事に加えて、入れ替わる
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テラビシアにかける橋(2007年製作の映画)

2.5

1970年代にアメリカで書かれた児童文学の映画化。空想の世界をスケッチブックに書くのが好きな少年ジェスと、学校に転向してきた自由奔放な少女レスリーの出会いから物語は始まる。

クラスのいじめっ子や派閥
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