ちょろもちさんの映画レビュー・感想・評価

ちょろもち

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

山崎監督はアルキメデスの大戦が面白かったので、周りが警戒するほどには警戒せずに見に行った。
とても面白かった。

この監督にはお涙頂戴の人情・絆もの撮らせるよりも、兵器がたくさん出てくる戦争もの撮らせ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

エンタテイメント性は低いが、非常に興味深かった。

今作は「分からない」「面白くない」の感想が散見されるが、これは否定できない。
ただし、私は名作であると感じる。芸術作品としての完成度が高く、難解であ
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.8

途中まで「これは犬神家の一族のように、何度もリブートされるような作品になるかもしれない」と思っていた。

大変面白かった。
元々、泉鏡花の作品のような怪奇譚や幻想譚が好きなのだが、ドラマ版にその香りの
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.0

ゼロの執行人から友人に連れられて、毎年のコナン映画を見に行っていた。
そんな割と消極的な見方をしていた自分だが、今年は見てきた中で1番面白かった。

推理や捜査が行き詰まったときに起こる、テンポの停滞
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

とても微笑ましい気持ちになった。
庵野さん、ずっとこういうの作っていったら良いと思う。
映画を作る技術のあるオタクが作るオタク映画っていい。エンドロールでものすごく笑顔になってしまった。
これ、監督の
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.6

サントラ買います。
素晴らしいMV作品でした。

久しぶりにストーリーは惜しいくらいに面白かったです。
作品に出てくるUの設定はかなり甘い。
でも描きたいのはそちらではないのかなと無理に納得した。
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CUBE(1997年製作の映画)

2.7

以前から面白いと聞いていたので、試しに見てみた。
当時としては頑張ってる低予算映画だなぁという感想。

罠のグロさとかを売りにしていたのか。
とはいえ最後なんだか社会派っぽい良さげなことを言い出して笑
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.8

新選組が好きだし土方歳三が好きだし、燃えよ剣は高校生の時に読んだ思い出の小説だし、劇場に行かない選択肢はなかった。

日野時代の朴訥さ野卑さ、京都時代の血生臭さ、戊辰函館時代の寂寥感、全ての空気がちゃ
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エリザベス(1998年製作の映画)

2.9

エリザベス1世が主人公なので、彼女に都合の良い解釈で作られている。
衣装にこだわりがあっていい。
舟でのパーティーシーンもいい。小物がいちいち凝ってて良い。

エリザベスは可愛い。美人。
女王の恋人の
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

2.8

脚本は面白い。
松たか子の演技はすごい。

あとはまぁ、邦画だなって感じ。

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.0

インドの寺院で行われている無料食堂の準備から後片付けまで、1日を追ったドキュメンタリー映画。
ナレーションなし。インタビューなどの出演者の言葉なし。
ただひたすら、食材を下拵えして、調理して、配膳して
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.6

若草物語という名前は知っていたが、ストーリーは初めて知った。
見る前は「きっと退屈するような古臭い物語なんだろう」と思っていた。だから見られる環境があっても、ずっと後回しにしていた。

実際、物語はと
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.4

なんか良かった。
あんまり期待せずに見た。こんなにシリアスな展開になるとは思わなくて、途中で少し困惑した。いや、勝手に終始緩いギャグだと思っていた、こちらが悪いのだが。

コミュニケーション不全の父子
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

見終わった瞬間「うそつき!」と満面の笑みで言った。
最高だった。

頭が悪い怪獣同士のプロレス映画。こんなのが見たかった。
個人的なイメージだが、東宝版のゴジラ映画に近いストーリーテイスト。
東宝にと
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

-

タイトルはどうにかならなかったのか。
原題の絶妙にこけた感じを表すにしても、これはないのでは。

現実の倫理は横に置いて、ハラハラドキドキとコミカルな笑い、ちょっとしたほのぼのを楽しむ映画。

主役3
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.5

とても楽しみに、とても期待して見に行った。
期待以上の出来だった。
そんなことは久しぶりだったのでとても嬉しい。

予告でMSのCGぽさが強く、酷く心配したが上映では全く気にならなかった。
アニメーシ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

すごく良かった。すごく。

人種差別の酷さについては、言うまでもないのでその他について。

他人が勝手に作った枠の外にいる自分は、どこにもラベリングされえない自分は、じゃあ一体何者で、誰が仲間に入れて
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アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

3.0

原作未読。

1分に満たないが臓物がモロに映るシーンが唐突にあるので、グロ苦手な場合は注意。
セックスシーンは夢のように婉曲的な表現をするのに、臓物シーンはバッチリ映す、その判断基準、謎。

映画の中
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チェンジリング(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

同じ事件を扱った別作品を見たことがあった。途中で気づき、主人公クリスティンの息子についてはオチが分かったのだが、それでも面白さが損なわれない素晴らしい映画だった。

知的で静かでありつつも感情豊かなク
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透明人間(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

主人公が強くて面白かった。
フィジカルもメンタルもとても強い。
敵を絶対完膚なきまでに倒す、という強い意思が素晴らしい。

再犯する可能性が高い人間への対応は、現実では程度によるが更生の機会を与えると
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アラジン(2019年製作の映画)

3.0

アニメ映画のときよりもブロマンス要素が強い。
この映画のヒロインはジーニーだったのかぁ。

ジャスミンも強い。
というか、ジャスミンが強い話にしたいんだけど、強いエピソード入れるとメインストーリーに支
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ロンドンと比較して島の景色が美しく描写されている。島の風景には透明感と光があり、ロンドンはどこかしら閉塞感がある。
主人公が出会う男性も同様の対比。島から手紙を送った男性は地味で朴訥ながら誠実。ロンド
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

コナン映画、いつも手堅い。
友人が激烈に推してきたので見た。
赤井ファミリーを全然知らないまま見たが面白かった。
FBIの女性捜査官さんが証人保護プログラムを使った過去を持つことを、映画視聴後に知った
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

1.0

途中まではよかった。
最後やり残した感というか、投げ出したのか作りきれなかったのか。良く言えば視聴者に委ねたラスト。悪くいえば中途半端。
言いたいことは分かるが、伝える努力が不足しているように感じた。
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.0

邦画より洋画派だけど、時代物だけは面白く感じるものがある。
隠し剣とか。駆け込み女ととか。
これも面白かった。
時代ものドタバタコメディ。それと少しの感動。
俳優さんのちょっとした仕草やセリフがギャグ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

すごくよかった。
個人的にはとても好きなエンド。
テレビ版と旧劇を20年ほど前に見て、新劇場版も毎回ワクワクと劇場へ足を運んだ。
Qで、すわいつもの庵野監督かと危惧もしたが、シンまで全て終わってみれば
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

モルカーの監督作ということで視聴。
『狼と7匹の子ヤギ』をストーリーのベースとしたストップモーションアニメ。
フェルトで作られたキャラクターは魅力的。
ストーリーもビジュアル面もグロテスクだが作り込み
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.7

主役の少年の仄暗い表情、危うげな視線がとても良かった。
冒頭のキングコングや部屋のイラストに見てとれるように、少年にとって怪物は心を寄せるものであり、彼我で言えば自分側の存在という設定がとても良い。
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.0

終始、暗い色調の映画。
静謐であった前半までと変わり、後半は死者にのりうつられたかのような神父の内包する激情が見つけられる。
映画冒頭の教会の外観の長回しと、活動家夫妻の住む家の外観の長回しは呼応され
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イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.4

以前見たストーム映画と異なり「ストームひゃっはー」な主人公じゃなかったのは、実際の竜巻被害が直近であったからか。
映画内でもカトリーナなどの言及がされていたので、日本で311以降に地震津波を想起させる
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リトルプリンス 星の王子さまと私(2014年製作の映画)

3.0

星の王子様の二次創作映画ということで見てみた。
二次創作なのでそこにツッコムのは野暮と知りつつ、あえて言うなら星の王子様原作が好きだと受け入れがたいストーリーではないか。
著作権が切れたから作れた映画
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

こっちが主人公かと思ったら違った的な仕掛けがあったが、何のためか分からなかった。なんのため?
公開時の煽り文句は「全編ワンカット」的なものであったと思うが、さすがに全編ワンカットではない。ただ、実際ワ
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バックドラフト(1991年製作の映画)

1.3

死んでいる必要のない倫理観が死んでいる映画
火の撮影はすごい
好きじゃない

ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

アンソニーホプキンスの演技がすごく好きで視聴。
凄みと圧があり底の見えない演技はさすが。
脚本や演出の分かりにくさがある。
犯人との読み合い合戦に終始するかと思いきや、最後に問われるのは一方的に決定さ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.8

心が温まるいい話が見たいならオススメ。
期待するものが見られる映画。
シェフの息子がとにかく笑顔が可愛く健気で賢い。めちゃくちゃ人間ができた子で見ていて微笑ましい。
この息子が映画の価値を上げている。

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.4

映画館に通うのに一生懸命で記録を忘れていた。
吹き替え版で初めて見たが素晴らしい映画。

トトロあたりの時代のジブリのような色彩や線の柔らかさ、最近の日本アニメでは見なくなった素朴さが可愛らしい。
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