gengengさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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いぬやしき(2018年製作の映画)

4.0

日本のSF映画っていうと、見方が穿っちゃうね。CGの荒を探しちゃったり、穿り気味よ。でも穿っちゃってても「これはすげえな…」って映像技術でちょっとビックリした。

魅せ所に時間と技術を詰め込んで、力の
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犯罪都市(2017年製作の映画)

4.0

『新感染』で全員がもっと観たかったマ・ドンソクの腕っ節と頼もしさをこれでもか!という程取り入れており、ドンソクみを満足いくまで堪能できる素晴らしいドンソク映画。

しかしそれを差し置いて鬼カッケーのが
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ジャッジ!(2013年製作の映画)

3.5

権威と根回しの出来レースで成り立つ広告賞をぶち壊すという構図はスカッとするものがある。「好き」という気持ちで評価しようぜ!って感動して涙出そうになったけど、それがフツーじゃんな、とスッと我に返った。>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

第4の壁超えの鬱陶しさは前作からしっかりと受け継がれているが、慣れてきた!デッドプールに対する受け入れられなさの正体が一人称の「俺ちゃん」なんじゃないかとアタリをつけてから、ようやく楽しめるようになっ>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ギャグっぽい設定だけどシリアスな空気感っていう、この監督独特の演出、マジ病みつきになっちゃうね。「あれ、ここ笑って良いところ?」の連続。「私たち気が合うわ」と、ポニーになっちゃった親友のシーンで「ハハ>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.5

Twitterで「ぼくのかんがえたさいきょうのイエガーだして!」「OK!」みたいなツイートあったんですけど、まさにそれだったな。

純粋な子供心で観たか、知識を持った大人心で観たか。俺は前者だったので
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

メチャクチャ、ほんとメチャクチャ良いんだけどさ!どういうテンションで受け止めたらいいか分からねえや!エンドロール中の劇場の空気感、どうすんだこれ!?って感じでしたよ。「Mother Fu.....」で>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.0

土臭い音楽がずっと流れていてアガりしかない。土臭い音楽と音圧高めのキックはそれだけで人間を高揚させるんですな。そんなアゲまくる音楽に対して内容は硬めで政治的。文字が多い…

高度に発展した文明国ですら
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

4.5

誰も観たこと無い度肝を抜かれるカメラワークで展開していくアクションもさる事ながら、急に始まる連続ドラマ風パート。さっきまでダークで寒々しい画だったくせに、急にベッタベタの恋愛モノっぽい展開にしやがるん>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.0

ミュージカルのエグみ強く感じる。なんでそこで急に歌うの?っていう例のやつ。展開を毎回ぶった切ってるしなんか全員目やばいくらいキラキラだし。そして一番受け入れ難かったのが音楽。全米ヒットチャートみたいな>>続きを読む

ジオストーム(2017年製作の映画)

3.0

たくさんのケレン味と家族ドラマに全振り、キレイにまとめあげて金曜ロードショーへの備えはバッチリ!

「各国に襲いかかる異常気象の数々!」という内容の予告だったのでそこを楽しみにしていたのですが、そこは
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.5

伏線が回収される一瞬って「あ、たのしいやつだ!たのしい〜!」って脳が赤ちゃんになるんですけど、この映画は次から次へと伏線回収されていくのでずっと赤ちゃんでした。

現実なのにファンダジックな雰囲気なの
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犬猿(2017年製作の映画)

4.0

ドロッドロなのにカラッとしている変な感じ!自信たっぷりにやりたいことやり切っているタイプの映画なので大好きです!!

天地がひっくり返っても分かり合えないヤツが、兄弟姉妹という切っても切れない縁によっ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

ツイッターのリプライ欄に溢れるマウントの取り合いや、ヤフーニュースのコメント欄で繰り広げられる罵り合い。ああいうのを見てると、ただただ悲しい気持ちになりますわ。気づかないうちに削ってんのは自分の心だぞ>>続きを読む

1:54(2016年製作の映画)

3.5

LGBTと青春とスポ根と家族愛と…数々のジャンルを跨いでいて、おせち映画。サクセスストーリーの匂いをさせつつ、でもどっか不穏な匂いしない?っていう緊張感。辛かったり胸熱だったり、終わりが気になる展開が>>続きを読む

バッド・チューニング(1993年製作の映画)

4.0

夏休み直前、今夜のパーティの事で頭がいっぱいで、誰も集中していない学期末集会から始まる群像劇(この時点でサイコー)。だらだらと漫然とただなんとなく楽しそうな所に集まる習性ってバカで無責任で、だから良い>>続きを読む

デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.0

ものづくりおじさんが愉しそうに作品を作っているのを見る映画。タバコをフィルターギリギリまでうまそうに吸い、眉間に皺を寄せて作品に向き合う姿からは、クリエイティブまみれで生きてきた人間の風格が滲み出てい>>続きを読む

待ちきれなくて…(1998年製作の映画)

3.5

高校の卒業式後から始まるワンナイトホームパーティ映画。4年間片思いの相手に愛を伝えたい奴、嫌いなやつに仕返ししたい奴、誰とでもいいからヤリたい奴。いろんな奴らが待ちきれない想いをぶつけようと奮闘する群>>続きを読む

ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

▲のかっこよさだけじゃん!?
▲のインパクトに対して、内容が平々凡々すぎたな…。カルト団体の実態はほとんど描かれず、メインは密室での仲間割れ。勝手にパニックになってるのとかこの際どうでも良すぎる…。も
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ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

3.5

学生が意気揚々と心霊スポットに向かうっていう展開、大好き。一緒にバカになって引き込まれる。POVの元祖ということもあり、自分もメンバーのような構図で楽しめる。そして徐々に近づいてくる怪異に一緒に恐怖す>>続きを読む

ワンダラーズ(1979年製作の映画)

3.0

ま〜ビックリするくらいシッチャカメッチャカ!何が言いたいのかサ〜ッパリ分からない唐突な展開の連続。

が、設定や各シークエンスはマジサイコ〜痺れる〜!1962年ブロンクスのとある高校。この辺りでは徒党
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

5.0

彩度たっぷりのネオンと夜の深い黒が車に反射して、危なっかしくも高揚する雰囲気に満ちている。全く知らない時代なのになぜか懐かしくて暖かい気持ちになる。そういえば母の好きな映画だった事を思い出して、この時>>続きを読む

ウェルカム・ドールハウス(1995年製作の映画)

4.0

主人公のドーンがイケてないことや成績がイマイチであることはもはや置いておくとしても、周りの環境が理不尽すぎる。何かと依怙贔屓される妹、その元凶のヤバすぎる両親、都合の悪い部分は見て見ぬ振りをする先生。>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

新年は景気の良い映画がたくさんあってホント上々!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!

ご丁寧にPreviously Baahubaliがあるので前作から時間が空いてしまった民たちにも優し
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.5

ブラボー!!マジ、King of Entertainment!!!!!
こんなに心から安心して観られるエンタメ映画はキングスマン以外に無し!!

舞台は英国から米国へ!スパイ道具から音楽まで、すべて誇
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

規律に厳しい宇宙人一族の1人がパンクに目覚めるという美しい方程式。Indivisualityを重んじるならPunkも認めろ、は良いカタルシス。適度なPunkは健康に良いのでNo Future心は常に持>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

人と関わっていくことを避ける人生、自分の内側だけで完結する人生。心当たりがありすぎる。ミュージカル前後の展開はもはやホラー。マジ、一年の始まりに観るべき人生賛歌。人と関わるぞ!!!

現実味のない会話
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ウェイキング・ライフ(2001年製作の映画)

5.0

衝撃的すぎてすでに3回観まして!!

実写を撮影してアニメーション化する手法を取り入れているみたいだが、制作工程が全く想像できないトチ狂ったアニメーションで、まず開幕先制キメられる。3回観てもまだまだ
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.5

「この映画を吹き替えで公開しよう」って提案した人、マジ英断。感謝しか無し。欲を言ってしまうと(欲も欲ですが、)こういう映画をシネコンのクソデカいスクリーンで観れたらどんなに気持ちいだろうか!頼む!!>>続きを読む

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.5

バンド、同棲、愛、元カレ。ひとつひとつの単語は何ら問題ないのに、集合した途端発し始める胡散臭さは一体何なんだ。これがステレオタイプなイメージから来るものなのか、実体験から来るものなのかは分からないが、>>続きを読む

はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

3.0

寝る前に妄想するような理想的な初恋、ニッチな音楽性で一致する友人、諺で助言してくる三枚目サイドキック、程よいライバルの存在、腹割って語り合える父。こいつ分量計り違えたな?と思わせるキラキラ青春成分過多>>続きを読む

鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

2.0

『寄生獣』で田宮母が田宮に向かって「あんた、誰!?」と問い詰めるシーンには、寄生獣がその人間に寄生しきれていないことが表れている。今作は役者がキャラクターに寄生しきれていないように感じた。山田涼介は「>>続きを読む

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.5

写真と見間違うような絵画は「は〜すげーな〜」と思う一方で、それ以上でもそれ以下でもない伸びしろの無さみたいなのを感じてしまう。圧倒的描写力があります。で、それで何が言いたいのか。頑張った感?この映画も>>続きを読む

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これ、スーパーマンがすべてを台無しにしているでしょ!?お前、何??こちとら「オンリーワンが集まれば、世界も救える」って掲げているんですわ。なのに、なんだ?オンリーワンどころかオールインワンじゃねえか!>>続きを読む

HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いよいよ完結。感慨深い。伏線が次から次へと回収されていく様は観ていて爽快で、ここまで考えて作っていたのか〜と素直に驚いた。ただ、最後の最後で伏線回収する訳だからその分駆け足。言わされている感や虫が良す>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

4.0

はー、こういう内容でございましたか!これが、古典的技法!ミステリーの王道!なんと今回、人生で初めてミステリーのオチが読めました!弱点:ドンデン返しのこの俺が!めでたくももったいなくもある。これが……人>>続きを読む