ほさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

3.5

色彩と音楽がとにかく素敵。洋服や空、植物の色が宝石のように鮮やかで、どのシーンも美しい!
実写背景の上に2D風のCGキャラクター。最初はかなり平面的な印象を得たけど、三輪車で階段を下りる(というより飛
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

石橋静河、柄本佑、染谷将太の魅力、強烈な存在感…!
コンビニのシーン、3人の立ち振る舞いにそれぞれの性格が表れていて良い!クラブシーンはちょっと長すぎると思っちゃった

カメラワークがかなり印象的。
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.2

久々に観たら安定の面白さだった。
ワクワクとハラハラ、詰まりすぎでは…?映画観たーー!って感じがする
ちっちゃいときから檻に入ってるおじさんの件すき

山寺さんの声質がよすぎる

ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

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うーーーん難しい!
特に序盤、画面がとにかく忙しすぎるしキャラクター全然すきになれないし…と思ったけど、終盤30分くらいからこの映画のやりたいことがわかってきて、かえって今までの自分の感情(キャラクタ
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銀河鉄道999(1979年製作の映画)

3.7

名作たるゆえんがわかった…
ロマンと哲学が至るところに散りばめられている。音楽が特に良い

映画なので詰め込み感はあったけれど、それが逆に宝箱みたいだったなあ

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.6

歌の力を身体の奥底から感じられる作品。
ストーリーは清々しいほど単純というか奔放だけど、お気楽に観られて、凝り固まった心をシンプルに戻してくれる映画は必要ですよね

ウーピー・ゴールドバーグの表情がツ
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白蛇伝(1958年製作の映画)

3.6

16,474枚もの枚数だったそうですが、その原画をほぼ2人だけで描いている。まだ長編アニメの制作体制が整っていない中で、ゼロから日本のアニメの黎明期を拓いていった、その熱量と洞察力に脱帽…!

声優さ
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.3

とりあえず、ポケモンが爆弾級のIPだということはわかった!
エンディングがいちばんワクワクしました

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.8

最後エンドロールで原題の"The Bucket List”が出てきたとき、やっぱり「最高の人生の見つけ方」ではないよなあと思ってしまった。かと言ってもっと良いタイトルも思いつかないけど…
カーターがウ
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.3

脚本がさいこう!作画も良いし、キャスティングも良い!!元気ない時に観たい映画が増えてしまいました。
何がすごいって、原作のコンセプトや世界観をそのままに、エピソードを削る、付け足す、組み立てる作業を工
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最期の星(2017年製作の映画)

3.7

攻めてるな〜〜!面白い映像撮ってやろうっていう意欲がすごい伝わってきて、カッコいいなあと思った。渋谷はゲリラなのかな?
カラーグレーディングと音響がとてもよくて、印象的なシーンをいくつも作り出してた
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.7

人の人生は一言ではもちろん、一つの語り口や短いニュースではまったく語れないんだなあ、と気付かせてくれた。

カットの繋ぎ方がとにかく上手い!フェードアウトみたいなのも多いけど、拍手で繋げたり”Merr
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.8

発想力、ハイコンセプト。『脳内ポイズンベリー』とわりと同時期くらいに上映してたために、あまりコンセプトに目新しさを感じていなかった作品であるが、ちゃんと観てみると、も、ものすごい天才が作ってるんじゃな>>続きを読む

カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

3.5

上田監督は予算とか状況の制約の下アイデアで勝負する、そういう自主制作の泥臭さと熱量が本当にすきな人なんだろうな!
このスピード感、見習いたい…

観て思ったのは、リモートでも会話劇とかなら背景や画質さ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.2

夢の階層に潜り込んでいくという行為同様、入れ子状に展開していく序盤。最初は状況が飲み込めず話が読めねえ…って思うけどだんだんわかってくる。観客も夢を観ているような状態から始まる映画なんだな…
それに最
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カサブランカ(1942年製作の映画)

3.8

これを戦時中に作ったってのがすごい。THE・連合国側の映画〜って感じがしたけど、作品としてよかったな!

人情と思想とラブロマンス。米国に移る夢を持った多様な国々の人が集まる雑多なカサブランカの空気。
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

是枝監督作品は作り込まれすぎてて苦手だと感じることがあるけど、この作品は子供がメインだからこそ、わざとらしさをほとんど感じることがなくて見やすかった。
むしろ自然な子供の雰囲気を捉えているのがすごい。
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.3

最高の人生讃歌だった。「走る」ことが一貫したモチーフになっててよかったな。
トム・ハンクス上手いし、意外とCG多用しててその使い方も上手い

なんとなく横道世之介を思い出した、順序逆だろうけど
他者と
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ホットロード(2014年製作の映画)

3.5

結構よかった。
破天荒青春ムービーって全然共感できないから苦手だけど、観終わった時に単純に人を大切にして大切にされたいなあと思えたから、良い映画だったのではないだろか。

かずきって名前の女の子、いい
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.8

渡辺謙のオーラが凄まじかった。上手い…と唸らざるを得ない。
映画としては思ったよりもスッキリしていて嫌な感じはしなかった。でも、状況だけでかなり緊迫感の出る題材ではあるから、演出は最小限に抑えて硬派な
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銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

3.7

アニメも詩だ、心象スケッチだ。
人工言語「エスペラント」や猫のキャラクターデザインが良い味を出していた。地球上のどの国でもない世界。その世界観に細野晴臣さんの民族っぽい音楽がとてもマッチしていた。
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(1963年製作の映画)

3.8

やっと観た!この時代のアメリカ映画の空気感、男女の会話がロマンに溢れててすき。
この時代に合成技術を駆使してこういう動物パニック映画を作ったっていうのもすごいけど、今観ても面白さが色褪せないところがや
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プロメア(2019年製作の映画)

4.2

スゲーカッケェーーガハハ!!!って感じで頭を空っぽにして観られるエンタメ作品でたいへんよかった!!ご都合主義万歳!!!

まず色彩設計や作画が超絶作り込まれてる。どこ切り取ってもポスターに出来そうな画
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

4.1

やっぱりアニメっていいなあ〜と冒頭から涙が滲んだ…!監督は元々実写畑の人らしいけど、個人の思い出や空想、あと現実さえも統一されたファンタジーの世界観で彩れてしまうアニメーションという表現方法が非常に活>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

キレキレにお洒落。音楽も衣装も編集も演出もカメラワークも台詞もぜーーんぶお洒落。むしろお洒落すぎる。
そしてジョジョかわいい、私的主演男優賞!
戦争が主題の映画だから単なるコメディでは終わらないことは
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

超・ご当地映画!
海外ではもちろん関西の方とかいったらもう通じなさそうなネタをここまで壮大にとことんくだらなくやってのけた姿勢に感服。…と思ったら意外とイタリアとか海外でもウケてる様子で、地域間のライ
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.3

安っぽいデスゲームより私はよっぽどすきだけど、そういうのを求めて観に行く人には合わないし、今の時代劇場に足を運ばせるだけじゃすぐにレビューでボロが出る。
いつ誰が殺人鬼になるかわからない、疑心暗鬼、死
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さよならテレビ(2019年製作の映画)

3.8

ナレーションがないのにストーリーがすごくわかりやすかったし、見せるのが上手い。
でもタイトルの意味をずっと考えながら観てたけど、結局自分の中で答えが出なかった。何にさよならしてるんだろう。

テレビの
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

映画として面白いとしか言えない、132分が本当にあっという間だった。
なんとなく、『バッド・ジーニアス』を観ていたときのハラハラ感に似てたと思うのは、私があまりアジア映画もハラハラ映画も観ないからかな
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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

4.1

どうにも私は岩井俊二の描くシュールと繊細さとくだらなさが入り混じった奇妙かつ魅力的な世界に弱いらしい…
こんなに小さくてある意味どうでもいいような話なのに、引き込まれる引き込まれる

どこまで狙ってツ
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茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

3.7

郷愁、意地、プライド、成長…ロマンを掻き立てる人間ドラマが、荒涼としたスペイン・アンダルシア地方と自転車レースを舞台にバッチリ描かれていた…!
『紅の豚』を彷彿させる、大人のカッコよさ。
単調になって
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.7

性善説を信じて、誰かのためにガムシャラに走り出したくなるような映画だった〜
画がずっと綺麗、光が、水が、草が、人間が綺麗

猪原さんの頭の中がグチャグチャでどうしたらいいかわかんないときの声の裏返り方
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いけちゃんとぼく(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

くだらーんしょーもない映画だと思って観ていたら、なんだこの胸を駆け抜ける爽やかな感動は…!!

ヨシオええ男やなあ、と将来有望な芯の強さを感じるけれど、いけちゃんこと池子が知る大人のヨシオのことを、我
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おちをつけなんせ(2019年製作の映画)

3.4

のんちゃんにとって「怒り」はやっぱり大事な要素なんだなあと、脚本から、キラキラした目から、叩きつけるような絵筆の運びから、ひしひしと感じた。
怒りを創作のエネルギーに昇華できる才能に憧れる…

映画は
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