きすけさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.2

80年代要素たっぷりな、青春?ホラー。

場面が多いわけではないんだけど、久々に劇場でジャンプスケアを体験した。
あえて詳しく説明することなく、ラストまで物語をシンプルにまとめ上げててお見事でした。
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

待ちに待ったソー4作目。

ギャグパートは最高に面白かった。
お気に入りは劇団アスガルドとヤギ。
カメオ出演もテンションがあがる、個人的にダリルは嬉しかった。
さすがタイカ監督なんですが、前作ラグナロ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.8

時には意志が固くてぶれず、
時には流れに任せて。

そんな生き方がリアル。
等身大で飾らない切り取り方が良い。
これぞ人生。
個人的には30歳目前の主人公と全く同世代なので刺さりまくりでした。

周り
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

Dolby Atmosにて。
トムクルーズのための作品でした。

ルースの息子との関係性が複雑なんだけど、お互いを思い合ってのあの行動には込み上げるものがありました。
フライトシーンが迫力満点。
コッ
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.5

これは衝撃作
故郷とは、ずっといてもいい場所 という定義から始まる。
アミンの幼少期からの人生をインタビュー形式で振り返る、アニメでありドキュメンタリーでもあるという斬新な構成。
安全な場所へ辿り着く
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.9

ウルヴァリン/ローガン
有終の美に相応しい作品でした

「俺が愛する者は皆不幸になる」
このローガンの言葉が苦しかった

最後のカットはX-MEN映画の中で
最も記憶に残るシーンになりました

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

4.2

愛にとことん貪欲で、家族のため、世界中の子供たちのためにひたすら駆け抜けていくオードリー。

愛されているように見えても、ここまで苦難な人生を歩んでいたとは思いもよらなかった。

彼女の出演作は一度も
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.8

色々な意見がありますが、
マッツ版グリンデルバルト良かった。



これから先どのように展開していくのか不安と期待でいっぱい。
魔法動物を頑張って絡めてるけど、そろそろ限界?

トップガン(1986年製作の映画)

3.4

新作が話題になっているまさに今しか観る機会がないだろうと思い、挑んでみました『トップガン』

トム・クルーズが若くてギラついてるんだけど、キュートな面もあって格好良い。
そしてなんと言っても音楽でしょ
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.9

マイク・ミルズ監督自身と実母との関係を題材にした本作。

アネット・ベニングが素晴らしい演技でした。不器用ながらも奮闘する母親の姿にジーンときました。
また本作を期にグレタ・ガーウィグのファンになりま
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.3

家族愛、人間味があふれた心温まる一本でした。
祖父母の2人が最高。MVP確定です。

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

待ちに待ったMCU最新作のMoM。
久しぶりに3D IMAXでの鑑賞。

皆さんおっしゃる通り、これぞまさにサム・ライミ。監督の色が前面に出た映画でした。監督の『スパイダーマン』の頃よりも進化したVF
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.3

難民問題を題材にしたドラマ。
今の日本の入管制度だけでなく、アイデンティティについても考えさせられる。

ごく普通の女子高生と比べ物にならないほど、家のことやクルド人への手助けのことで手一杯なサーリャ
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

2.8

うーん、というのが正直な感想。

前情報なしに、なんとなく本作を選んだのだが、上映直前にチラシをみると"My Salinger Year"の文字。これはかなりいじった邦題のパターンかと不安を抱えながら
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.6

池松壮亮と伊藤沙莉のコンビネーションが絶妙すぎました。2人とも自然体で演技に見えなかった。

タイトル通りただ"ちょっと思い出しただけ"なのに、この完成度の高さって何なんでしょう。

またいつか再鑑賞
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英雄の証明(2021年製作の映画)

3.2

SNSやメディアによる影響力は、良くも悪くもとても大きいもので、それに左右される男を描いたもの。
主人公が基本なよなよしていて、正直そんなに好きになれなかった。

(冒頭でウトウトしてしまい、後半への
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ほとんど内容を覚えていなかったので最新作の前に復習鑑賞。

『〜ダンブルドアの秘密』につながる序章のような内容でした。まだまだ謎はのこっています。
ハリーポッターに出てきた授業や呪文が出てきたり、遂に
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.3

ストーリーはいたってシンプルな印象。
戦争に徴兵された夫と帰りを待つ妻のすれ違いが描かれる。

劇中に登場するひまわり畑と雪景色が対照的でした。
冒頭のひまわりの映像と壮大なテーマ曲も素晴らしかったの
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.7

「未来についてどう考えている?」

ジョニーは突然、甥のジェシーの面倒を見ることになる。子供とどう接したらよいか、不慣れなジョニーが戸惑いながら衝突しながら、少しずつジェシーと心を通わせていく。

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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

3.8

"教師は自分に向いてない"とやる気のない若手教師ウゲンが派遣されたのは、山奥の僻地ルナナ。

ルナナまでの旅路は想像を絶するほど遠く険しい。ウゲンと案内人、村人の距離感は、旅路を進むにつれて少しずつ縮
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モービウス(2022年製作の映画)

3.0

Dr.モービウスのお考えがわからない。
結局何がしたかったの?笑

展開が『ヴェノム』とそっくりでした。

コウモリ人間になるとモヤモヤした残像がついてきたり、見応えあるアクションシーンが全体的に映像
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.9

タイムループ系ラブコメディ。
タイムループをのんびり繰り返したい男と、タイムループを何とかして終わらせたい女。

『ハッピーデスデイ』よりも少し大人に成長したようなしっとりした印象でした。
同じ日が繰
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.7

マイク・ミルズ監督作『カモン・カモン』公開に先立ち、プレチケ企画で監督の過去作を劇場上映するとのことで観てきました。

大切な人を失い残された者たちの、喪失感と向き合い前に進もうというお話。ユアン・マ
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.0

主人公メイはいわゆる優等生キャラで、アジア系に多々見られがちな"親の言うことに100%従えば、人生うまくいく"思考な家庭の女の子。

感情的になるとレッサーパンダに変身する設定がかなり斬新。母親に秘密
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ラブストーリーズ エリナーの愛情(2014年製作の映画)

3.7

Himに引き続きこちらも再鑑賞。

コナーを拒絶することもあれど、同じ苦楽を共にした2人。苦しみを分け合って、お互いに次の段階に進む。夫婦の描写がすごくいい。
2人それぞれの親も豪華俳優でめちゃくちゃ
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愛すべき夫妻の秘密(2021年製作の映画)

3.4

うーん正直、今年のオスカーレース勢としては『タミーフェイの瞳』の方が良かった印象。比較するもんじゃないだろうけど。

猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.5

猫のカンタが失踪がきっかけで、思わぬ方向に進む4人の話。

終盤のワンカット会話劇はほんとうに良質。あんなに観客席から笑いが起こる経験はおそらく初めてでした。

山本奈衣瑠さんの演技もすばらしかった。
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ラブストーリーズ コナーの涙(2013年製作の映画)

3.8

アマプラで再鑑賞したので記録。

本作Himは、コナー目線の物語。
時系列順にストーリーが進んでいく。
とある不幸を期に少しずつ歯車が狂っていく夫婦。相手の考えが理解できなくなり、お互いに距離が離れて
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.7

思った以上のコメディ感。

多田が終始、岬のことを強く拒むことなくやさしく接していて良かった。
登場人物はどれもみんな、人間臭い部分がみられて憎めない。どの俳優さんも自然な演技が見事でした。
後半以降
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

待望のロブ様版バットマン。
Dolby Atmosにて。

バットマン映画としても、ひとつのサスペンス映画としても素晴らしい出来だったと思います。

ブルースの言葉通り、影、黒や暗闇の魅せ方がかっこよ
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.8

母親だって全員、完璧なわけではない。母親だってひとりの人間だもの。
レダ役のオリビア・コールマン、若い頃のレダを演じるジェシー・バックリー。両者の演技がとても繊細で素晴らしい。
謎めいた序盤からクライ
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タミー・フェイの瞳(2021年製作の映画)

4.0

2022年アカデミー賞の主演女優賞、メイクヘアスタイリング賞の2部門にノミネートということで、特にジェシカ・チャスティンの別人ぶりが気になっていた本作。

キリスト教伝道師がテレビで人気を博し、タミー
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ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

4.3

カメラ目線でふざける4人。
レコーディングした音源を、皆んなで集まってリズムをとりながら聴いている彼らの足元。
乱入する警察官。

どれも尊かった。

牛久(2021年製作の映画)

4.4

入管施設のドキュメンタリー

まず初めに日本の難民認定率の低さ(0.4%)に衝撃を受けた。難民収容所での被収容者に対する冷遇、そしてこれらが現実に起きていることを全く知らなかった自分が恥ずかしく思う。
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白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

4.1

初めてのイラン映画。

どこを切り取っても絵になる美しい画面。
計算された編集とカメラワークがGood。

死刑制度で犯罪者が減るのか。
冤罪なのに死刑執行されるのは、神の御意思なのか。

イスラム社
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シチリアを征服したクマ王国の物語(2019年製作の映画)

3.4

日本語吹替版にて鑑賞。

幾度かクマ達が踊り狂うシーンがほっこりしました。音楽も可愛らしい。