1968年6月ローリングストーンズ『悪魔を憐れむ歌』の録音現場とゴダールの革命思想の合作。
バッと観ただけでは、現場と思想は相容れないように見えました。
二度目にパソコンで見ながら、キーワードを検>>続きを読む
昭和30年の大阪の川辺での貧しさを子供の視線で描いた作品。
昭和56年の日本映画といえば、『駅STATION』、『セーラー服と機関銃』など普通にカラーの映画が当たり前だったのに、本作のモノトーンは異>>続きを読む
日本で初めて第九が演奏された実話の映画化。
日本が第一次世界大戦で青島でドイツと戦って勝利し、5千人近い捕虜を国内に収容したなんて、学校で習いませんでした。
戦メリと違い、捕虜が人間らしく生活し、>>続きを読む
坂本龍一の断片的なピアノ、イッセイ尾形のぼくとつとした職人気質、宮沢りえの秘めた狂気、空虚な純小説。
イッセイ尾形と村上春樹は芯の強さが似ている気がした。
ナレーションがないほうが深い余韻が残るの>>続きを読む
藝大生四人の監督による川端康成原作オムニバス。
「イタリアの歌」
歌曲の清らかさ、吉高由里子のおぼろげな演技と黒沢清のようなチープに見える演出と怪奇の宿る作品。
「むすめごころ」
清楚な二人の少女>>続きを読む
海も空も土もモスグリーンやオレンジなど配色の冒険をしたムーミン。オリジナルの絵本に通じる風刺の効いた台詞に大人も楽しめる作品。
セクシーなフローレンにドッキリですが年中エプロンだけのお母さんのほうが>>続きを読む
思春期の心の中の葛藤が爆発しましたという短編。
この子のその後が気になります。
Stivie NixのEdge of seventeenを頭の中で聞きながら観ました。
架空の国で起きた核花火実行犯の少年の短編。
園子温監督の『希望の国』が架空の街で起こった大震災とメルトダウンで避難した人々を扱っていた、その続編のような本格的な短編です。
台詞と台詞の間に、観客が>>続きを読む
#第二次世界大戦が勃発したチェコスロバキアで、ユダヤ人の親が自分の子供たちの延命のために、イギリスに里子に出す、「キンダートランスポート」作戦。
その組織を設立し、救出に奔走した、ニコラス・ウィント>>続きを読む
スカーレット・ヨハンソンとウッディ・アレンが親子になりすまし、大富豪の御曹司演じるヒュー・ジャックマンを、連続殺人の真犯人ではないかと追求するドタバタコメディー。BBC FILM
ウッディ・アレンの>>続きを読む
主題歌唄、主演千葉真一、深作欣二監督、高倉健特別主演、札幌、東京、台湾ロケ
千葉真一が民間小型セスナ機のパイロット。台湾で事件に巻き込まれる。
のどかな台湾で、派手なアクション。
二枚目の高倉健と>>続きを読む
千葉ゴルゴの眉毛ともみあげが本格的!93分リラックスして観賞。
ポスターの顔がすべてといっても過言ではない。
若干中だるみでしたが楽しめました。
ティンパニ、エレキギター、コンガとシンバルが格闘>>続きを読む
デカプリオ、男もホレる、七変化
オープニングがピンクパンサーみたいでおしゃれ。
詐欺師が本気になったらここまでできるんだと感心してしまった。
事実は小説より奇なりを地でいく予想もせぬ展開。
音楽>>続きを読む
第二次世界対戦、欧州空撃前に、グレゴリー・ぺックが、アメリカ空軍の上官として、兵卒を厳しく指導するが、なかなかしっくりいかないで悩む話。
人を動かすことの難しさが中心の戦争映画。戦闘シーンは、長くな>>続きを読む
小学1年の時東映まんがまつりで劇場で観てから50年。今観ると紙芝居のようだが原作の強さと人物の造形、旋律の妙、声優の味が、いい感じ。
主人公レミが母を求めて、旅に出たはずが旅芸人に売られてしまう悲惨>>続きを読む
###イランのアメリカ大使館員救出作戦の実話を映画化
偽映画救出作戦が国務省とCIA長官の二人の認可で実行されたということは、大統領は関与していなかった?
確かに鳩派の民主党政権だとありえそう。>>続きを読む
2002年劇場で観てから久しぶりに鑑賞
70年代後半、釜山の四人の少年たちが
80年代前半、高校生になって
二人は大学生、二人はチンビラに
90年代、堅気の二人と、ヤクザの二人、
四人の運命は、、、>>続きを読む
父親の立場になって、しんどくなって早送りしました。😅
親の心子知らすだね。
でも、しょうがないさ、子供は自分のことで精一杯。親のこと考える余裕ない。
この子が、成長して、あの頃を笑いとばせるといい>>続きを読む
チルアウトな小津安二郎
1937年
戦前の上流階級
タバコの日常
おおらかな時代
小説の余白のような台詞の間
モノクロ画像のノイズ
手書きのクレジット
アクセントのスチールギター
ふすまと障子の木造>>続きを読む
こんな先生に習いたかった。
音楽と人生の名言の宝庫。
イーサン・ホーク監督
以下、抜粋です。
グレン・グールドのバッハはバッハの音楽ではない。彼の音楽だ。
菊を描く者がすべきことは、自身が、菊に>>続きを読む
チルアウトのクラブイベントで使える映像にNAXOS、ECMなどの現代音楽レーベルの曲を重ねた環境作品。
再編集して、海岸線、太洋、動物と草原、森、少女と都市など、マックのパソコンの壁紙で売ってるとい>>続きを読む
98年今はなき有楽町駅前のミニシアターで観てから、DVDで何回観たことか。
数奇な運命と共にヨーロッパからアジア、北米に辿りついた伝説のヴァイオリンと、この名器に翻弄された人々の物語。
なんといって>>続きを読む
一流の写真家と二流の違いは何だろう?
鍬田さんの優しい深い眼差しを見て、被写体の人は、この人になら安心して自分をさらけ出したいという気にさせるのだろう。
YMOとか豪華ゲスト多数、特に、ポール・スミ>>続きを読む
冒頭のお言葉「“芸術家”の肩書きは人からもらうものだ 自分でそう名乗るのは恥ずかしい 自称天才みたいでね」
ミュージシャンで自称アーティストという人に違和感を感じてたのは私だけではなかった、うれしい>>続きを読む
98年冬渋谷でアンビエントクリスマスというイベントで観て、ずっと気になってた作品。イームズが手掛けたのか!
究極のズームアウトとズームイン
9分の作品、YouTubeで観れますというか観て損はしま>>続きを読む
未来管理社会で、過去は消去され、思考する言葉は制限され家族ではなく、システムが決めた家族ユニットで生活を強制されるモノクロの世界。
境界の中で閉ざされた社会で、職業もシステムが選択し人に授ける社会、>>続きを読む
エロいアウトレイジイタリア版
カジノ建設法案推進国会議員のスキャンダルとマフィア、娼婦、一般人も巻き込み繰り広げる血みどろの闘い。
イタリアの荘厳な建築物と素敵な街並み
クラブ、カフェ、モール、ス>>続きを読む
東南アジアの新興国が、日本を上回る軍事力を備えるという前提が破綻している。
だからか敵国の人物像や背景が不明で、何と戦っているのかわからない。
まるでシミュレーションで戦っているようでした。
敗戦>>続きを読む
主人公の女教師が、松たか子さんだから、復讐が逆説的に命の尊さを伝えているような気がしました。
これがもっと容姿がホラーな人だったら救いようのないホラー。
ダークグレーのトーンの沈んだ感じに、抑えたピア>>続きを読む
角川映画第2弾、中学生のとき映画館で夢中になって観ました。
改めて鑑賞して、今は会えない昭和の名優の方々の挙動、着こなし、言い回し、目線、そして深い感情表現に敬意を表したいです。
洋画さながらのニ>>続きを読む
当時映画館で、原発事故の残骸の壮絶なスケールに圧倒された作品。
園子温監督が原発事故を風化させてはならない一念、
夏八木勲さんの遺作となった熱演、
酪農家の悲劇に心を打たれました。
エロもグロも封>>続きを読む
主婦がビジネスで成功する地味な話かと思ってたら、引き込まれました。
アイデアから商品化、工場の立ち上げ、販売戦略、キャッシュフローなどなど、
創業者が抱える普遍的な問題。
それらを、苦悩し克服して>>続きを読む
自衛隊が大活躍?するけど、自衛隊の協力を得られなかった希有な作品その2
近代兵器対人海戦術という本作でしか観られない映像は当時の中学生の自分は映画館で圧倒されました。
薬師丸ひろ子の若武者姿とゴリ>>続きを読む
薬師丸ひろ子映画デビュー作で、高倉健と親子愛を見事演じたすごい。
何年かに一度はみたくなる角川映画第三弾。名ゼリフ満載。
自衛隊が大活躍するけど、自衛隊の協力を得られなかった希有な作品。
仁義な>>続きを読む
ホームレス図書館籠城物語
エミリオ・エステベス監督脚本主演
根本的な社会問題をユーモアでくるんだ佳作です。
占拠した人たちのキャラが様々で
笑いながら考えさせられました。