huaさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

今更ながら初鑑賞。
初新海誠作品。

アニメはあまり観る方ではないし、身体が入れ替わる+タイムリープとは、どれほどのもんかと思ったが、
思っていたよりずっと良かった。

とにかく画が綺麗で、水や木々、
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

4.0

静かに淡々と進んでいく中で、ジワジワと迫りくる得体の知れない恐怖。
エイミーと一緒に体感する緊張感がすごかった。

主演2人の演技に終始引き込まれた。
途中からもしやこの人、ニュート?とようやく気付い
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愛なのに(2021年製作の映画)

2.2

登場人物全員が浅はか過ぎて、全く合わず…
申し訳ないほど良さが分からなかった。

結婚式前にあの状態になったら、結婚しない。
手紙は本人の目の前で、しかも職場で声出して読む人は嫌だ。
個人的な意見です
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13人の命(2022年製作の映画)

4.4

タイ北部タムルアン洞窟に取り残された、少年サッカーチームの子ども達とコーチ13人の救出劇を描いた作品。

当時日本でも連日報道されていたが、これほどまでに入り組んだ洞窟を何時間もかけて潜り続けたこと、
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.9

『エルヴィス』は私の中では『プレスリー』と呼ぶ方が馴染みがある。

独特のヘアスタイル、もみあげと派手なステージ衣装キラキラとヒラヒラ…
歌はほとんど聴いたことがなかった。後にコリー・ハートという人が
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.0

『アフターライフ』が観たいがために、1から惰性で観賞。

全体的に緩く雑な感じで、30年以上前の映画は時代を感じあまりワクワクしなかった。
やっぱりどこかでマシュマロマン出してほしかったなぁ

ただた
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.3

『アフターライフ』が観たいので、まずはこちらを観賞。

冒頭からニューヨーク公共図書館が舞台でテンション上がった!

やはり今観るとチープ感は否めないが、女性のヘアスタイル、車や家電が80年代を象徴し
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

大好きな父親を事故で亡くした自閉症スペクトラムの男の子が、類まれな数学の才能を見出し、数学オリンピックに出場し、その成長に感動する話、かと思っていたが違った。

思っていたのと違ったので戸惑ってしまっ
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プール(2009年製作の映画)

3.3

『パンとスープとネコ日和』と小林聡美さんが大好きで、『かもめ食堂』『めがね』を観て、ようやくこちらを観賞。

時間がゆっくりと流れるチェンマイのゲストハウスの素敵なこと!
鳥の声やプールの水の音、風を
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ケイト・ウィンスレット扮する記者のビッツィーと一緒に、真相が少しずつ明かされていくことにドキドキして、そこここに散りばめられたヒントと共にラストで、あぁーなるほど、そういうことかと、楽しめる作品ではあ>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.9

東日本大震災と生活保護の問題を軸に、2011年と9年後の2020年を行ったり来たりしながら進んでいく。

震災で大切な人を亡くしたり、家や職場を失い、困窮する人々。その悲しみや苦しみは晴れることなく、
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ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

4.0

オーストラリア競馬界最高峰のメルボルンカップを、女性騎手として初めて制したミシェル・ペインの半生を描いた物語。

サラブレッドが騎手を乗せて走る姿はなんて美しいのだろう。
最後のレースシーン、ゲートに
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

4.4

サイコーに楽しめたー
アドベンチャー系がたまらなく好きなのだと再認識⚓🗡
2時間ずっとアトラクションに乗ってるような…ワクワク感!

インディ・ジョーンズを思い出したが、こちらはゲーム原作なのね。
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私は世界一幸運よ(2022年製作の映画)

3.3

何となく観始めたら、結構重いテーマの映画だった。

高校時代の銃乱射事件と性被害のトラウマに苦しむアーニーの心情がリアルに描かれている。
現実には告発することが難しく、結局泣き寝入りする女性、あるいは
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

フランスマルセイユで服役中の娘の無実を晴らすため奔走する父親の物語。

外国で言葉もできず、お金もないのに、たまたま知り合った母子の家に何ヶ月も滞在し、警察や弁護士にも頼らず、娘の言葉だけで真犯人を探
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.9

深刻なテーマのはずの人類滅亡を、最高に馬鹿げた内容に仕上げているのがスゴい!!

皮肉なラストも見事!

自身の支持率を上げることばかり気にするテキトーな大統領を演じるメリル・ストリープ。
『タイタニ
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はじまりの街(2016年製作の映画)

3.8

木々の紅葉が美しい秋のトリノ、この時期観るには、なかなか良い映画だった。

夫のDVから逃れるため、13歳の息子ヴァレリオと共に、ローマから親友カルラを頼ってトリノへやってきたアンナ。

友達ができず
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ブロンド(2022年製作の映画)

-

疲れた。
2時間47分、最初から最後までしかめっ面で観ていたことに気付いた。
何か少しでも救いはなかったのか。

アナ・デ・アルマスの演技は素晴らしかったが、嫌悪感ばかりの演出も目立ち、スコアが付けら
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マイ・ストーリー(2020年製作の映画)

4.2

自伝『マイ・ストーリー』の出版記念ツアーを追った、ミッシェル・オバマさんの魅力がいっぱい詰まったドキュメンタリー。

アメリカのファースト・レディという立場にあっても、決して驕り高ぶることなく、いつも
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

3.0

グラスゴーの風景やファッション、楽曲も素敵だけど、2時間のMVを観ているようだった。

そもそもこの映画が、こんなに歌っちゃうと思わず観始めたので、冒頭からのミュージカルで引いた。

周りを振り回す主
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.9

アメリカ激動の時代、34年間8人(含むトルーマン)の大統領に仕えてきた黒人の執事、ユージン・アレンの人生を参考にして描いた作品。

人種差別を扱った映画は今まで何本も観たが、今作もなかなか酷かった。
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.6

レディ・ガガと言えば、派手で奇抜なファッションとメイクのイメージで、歌もちゃんと聴いたことがなかった。

Tシャツにジーンズに薄めのメイクの可愛らしいアリーが、どんどん洗練されていく様が、抜群の歌唱力
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8番目の男(2018年製作の映画)

3.8

2008年韓国で初めての国民参与裁判を舞台にした話。

頭数合わせで8人目の陪審員に選ばれた、優柔不断で何とも頼りない青年の『確信が持てなければ答えは出ない』という気持ちから、他の陪審員と判事まで動か
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バリー(2016年製作の映画)

3.6

コロンビア大学に編入した、オバマ元大統領の若かりし頃の物語。

白人社会にも黒人社会にも馴染めず、常に苦悩し葛藤し続ける映画だったが、賢くバスケットボールが大好きな普通の青年が、いかにしてアメリカの大
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.6

抑えた色、静かに流れる時間、画材の音、全てが美しいと感じる独特な世界観。

ソフィの刺繍と再会の時、28ページが好きだった。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.1

突然聴覚を失い、それを受け入れて新しい人生を歩んでいくのか、元通りの生活に戻すことに拘るのか、ルーベンの葛藤が苦しかった。

ルーベンの静寂や、手術後の音の伝わり方が体現できる音響表現が素晴らしかった
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ポン・ジュノ✕ソン・ガンホ

田園風景の美しい韓国の田舎町で起こる凄惨な殺人事件。
刑事たちの緻密で執念深い捜査によって犯人逮捕、スッキリ!という流れを期待したが、この映画の良さはそこじゃなかった。
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消えない罪(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

殺人罪で20年服役し、仮釈放された女性。
続く人生で、一生背負っていかなければならないものは重い。

しかし被害者家族はもっとキツい。

ずっと探し続けた妹の家族への態度や、イライラして仕事場の壁を壊
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プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

3.9

プロヴァンスで過ごすひと夏を描いた素敵な映画だった。

初めて会う3人の孫に戸惑う祖父、厳しくて態度の悪い祖父とど田舎の生活に不満ばかりの孫2人。
素直で可愛すぎる末っ子テオ。

ギクシャクしていた関
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

何が現実で誰が実在していて、どれが演技で、幻覚で、夢なのか…

伏線が沢山張り巡らされ、観る人によっても解釈が変わったり、複雑で難しいが、良くできていて引き込まれる。

観終わった後、いくつか解説を読
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.7

原作を読んでから3年も経っていたので、細かい内容は覚えておらず鑑賞。
それでも映像で蘇ってくる記憶。
調律学校を卒業後に就職したクラシックな楽器店はイメージ通り。ステンドグラスが素敵。
上白石姉妹は原
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

王道ミステリー。
探偵ダニエル・クレイグを堪能すれば楽しめるが、一族が不幸せそうで、ハーラン爺さまが気の毒で、そっちに気持ちがいってしまった。

アガサ・クリスティー味もあるが、ちょっと前にやっていた
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

4.0

イギリス郊外の風景もロンドンの雑踏も、個人的に大好きでワクワクする。

幼い頃から母に教えられた柔術や科学の実験、ワードゲームで暗号解読によって、数々の危機を乗り越えていく16歳のエノーラが逞しく、そ
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心のカルテ(2017年製作の映画)

3.0

正直、摂食障害を詳しくは知らなかった。映画を観た今もなおまだ分からないことだらけ。

文字通り体を張ったリリー・コリンズの演技は、最初から最後まで眉間にシワを寄せたまま視聴するくらい、心配になった。
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ファザーフッド(2021年製作の映画)

3.6

出産直後に妻を亡くしたシングルファザーの子育て奮闘記。

意固地になったり、拘りによって、子供を振り回してるように思えたり、
もう少し子供の声に耳を傾けてほしいと思うことも。

「幸せはなぜいつも奪わ
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.9

誰も悪くないからこそ、胸が締めつけられるほど切ない。

永作博美さん主演の『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』に似ているとずっと思いながら観ていたが、そちらが原作だった。