McQさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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クレージーホース(1973年製作の映画)

3.8

老人は葉巻を吹かし、赤ん坊は乳房に吸いつく。息子に噛まれて失禁、自慰しながら失神、ぺ◯スの先端に灯される明かり、、イメージの洪水は止められない。

母親殺しの容疑をかけられ行方をくらました息子アデンの
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マッキラー(1972年製作の映画)

3.8

「おっぱいもケツもデカい女たちの車が来るぞ!」、、と物陰で待ち構えていたのは小学生くらいの悪ガキ三人衆(笑)

どんな上玉が現れるかと思ったら脂ののったおばちゃん達だった、、男女二組(おっちゃん、おば
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木靴の樹(1978年製作の映画)

4.0

牛肉も豚肉も人間に食される為に殺されといて〝味の評価〟までされるのはあんまりだ。〝不味いから残す〟など以ての外。出てきたものは残さず食べてあげないと死に損である。(なんなら肉なんて食べれなくなっても大>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

ジャケイメージだけで臨んだので第一印象は〝コールセンター〟モノかい!、、ってなった。(勝手に音系ホラーを想像してた、、汗)

、、とは言え〝現場〟を一切見せずしての試みは中々のチャレンジャー。命運はほ
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フランケンシュタインの花嫁(1935年製作の映画)

3.5

ヘンリーはプレトリアル博士の研究を〝魔術〟と呼ぶが、どちらかと言うと怪物フランケンの方が魔術的な気が、、博士の技術に関してはヘンリーの比ではない。もはや神の領域に見えた!(笑)

正直、ウォーホルの変
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

3.7

ある強盗計画を目論むメンバーの密会。その影で光る眼、、「口だけの愛なんて沢山だ!行動で寄こせ!(現金で)」と妻に一喝された夫。強盗に乗り気では無かったが、、

この作品をお勧め頂いてキューブリックは「
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狼は天使の匂い(1972年製作の映画)

3.2

謎の男達に追われる謎の男トニーは、エスカレーターから落下して来たこれまた謎の男と遭遇し〝大金〟を譲り受ける事に。更に現れた別の謎の男達にトニーは捕えられてしまう。謎、謎、謎から始まる〝不思議の国〟の極>>続きを読む

おませなツインキー(1969年製作の映画)

3.7

冒頭の〝ツインキーのテーマ〟が流れた瞬間からやられた。ラストも良かった!映像タッチは〝お下劣〟を省いたジョン・ウォーターズの様だった。(全盛期の)飛びつく瞬間のスロー使いにのっけから爆笑!

このスー
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エレクトリック・チルドレン(2012年製作の映画)

3.4

ある〝カセットテープ〟の曲を聴いた事で何故か妊娠してしまった少女!、、天からの授かり物だ!と喜ぶが、当然の事ながら周りは誰も信じようとせず、妊娠させたとして疑われた兄は家から追放!少女もまた実在するか>>続きを読む

情事(1960年製作の映画)

-

絶海の孤島、、一人の女性(アンナ)の謎の失踪をきっかけに、その婚約者サンドロと共に彼女を捜索する事になったクラウディア。既にサンドロはアンナに興味は無いように見える。他の友人たちの開き直りも早い。時が>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.5

中世モノの苦手意識から構えて入ってしまったが、序盤からどこかグリーナウェイ風の変態ビジュアルになんだかホッとした、、笑

18世紀初頭の宮廷を描こうとすると美術が素晴らしいというのは、もはやデフォルト
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ジャッカルの日(1973年製作の映画)

3.5

仏大統領シャルル・ド・ゴール暗殺を目論む秘密軍事組織(OAS)は〝奥の手〟としてジャッカルと名乗る謎の男と手を組んだ。その一方で内務大臣は暗殺を阻止すべく〝最高の刑事〟とされるルベルを投入。そこから怒>>続きを読む

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.7

フィクションとは言え、もはや現実との壁は曖昧。ロングショットといい、ここでも監督の得意技が炸裂していた。

1990年に起きた大地震により、イラン北部の〝コケル〟(「友だちの家はどこ?」の舞台)は壊滅
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オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

3.8

三部作(ジグザグ道三部作?!)と知らずに二部目を飛ばして最終編。

キアロスタミ監督(を演じる人物)による映画制作風景は「そして人生は続く」にも出てきたエピソード?であるとの事。「友達のうちはどこ?」
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彼女が消えた浜辺(2009年製作の映画)

3.7

〝彼女〟が消えた瞬間、空気が変わり同時に彼らの笑顔も消えた。
その場にいきなり放り込まれたかのような臨場感に鳥肌、、

日常に潜む隣り合わせの落とし穴。海や山であれば尚の事、、これは他人事では無い。
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

5.0

「一回、二回までは許そう、だが三度目はお仕置きだ!」友達のネマツァデは先生からの言いつけを既に三回破っていて後はない、、(宿題をノートでなく別の紙に書いてしまった)次やろうものなら退学処分を受けてしま>>続きを読む

キャットウォーク: 知られざるキャットショーの世界(2018年製作の映画)

2.0

いやいや、飼主のマダムたちよりもニャンコメインに持って来んかい、、汗(これを観る人は100%猫目当てだぞ、、!笑)

それにしてもキャットショーには〝ペルシャ〟や〝ヒマラヤン〟(ブサ面毛むくじゃら系)
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ある過去の行方(2013年製作の映画)

4.8

「別離」のアスガー・ファルハディ監督作品。主演は「アーティスト」で見た事ある顔の、、(ベレニス・ベジョ)見覚えある顔ぶれが揃ってるけど名前は1人も出てこない、、汗

4年前に別居しイランへ帰国していた
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マンディンゴ(1975年製作の映画)

4.6

黒人少年を足置きにしたジャケが全てを物語る、、(これはリウマチを患った白人が少年に症状を移して治そうという、おまじないのような行為)

世界観はほぼ「ジャンゴ」だけど、毒性は遥かに高いと思う。ここには
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破壊!(1974年製作の映画)

4.2

ローからいきなりハイテンション、、追跡シーンのカメラワークと演出は瞬き厳禁!手前に向けて対象が走り出すとカメラは高速バック、、その間、人は転がり銃弾やモノが宙を飛びひっちゃかめっちゃか!、、相当テイク>>続きを読む

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

3.7

ボルグ役がトム・ヒドルストンと思い込んでいたら、「蜘蛛の巣を払う女」でミカエルを演じた人だった。(スベリル・グデナソン)蜘蛛の巣〜の時は正直、誰やねんと思ったけど、これは中々のハマり役、、ていうかボル>>続きを読む

(1966年製作の映画)

3.6

「わたしはメス犬じゃない!」
スウェーデン・ポルノが放つセクシーリアリズムの衝撃!!(?)

第二次世界大戦中のスウェーデン。青年兵ビルは訓練中?に見つけた〝蛇〟をリュックにしまい込んだ。蛇との出会い
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ジェラシー(1979年製作の映画)

4.5

自由奔放且つミステリアスな恋人を前に募るのは嫉妬心。自由VS束縛。真逆な性質を持つ男女の距離は一定。歩み寄れば離れ、離れればやってくる。心が通い合う瞬間はほんのひと時。。

端から末路(現在)を見せた
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母という名の女(2017年製作の映画)

-

「或る終焉」の監督と知り、激しく頷いてしまった。

正直、観終わった直後は〝憤り〟しか残らなかった。(中盤からずっと顔引きつらせながら観てた、、何度も発狂しそうになる)

ただこの憤りこそがメッセージ
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ローライフ(2017年製作の映画)

3.2

実際に不法滞在者を餌食にした犯罪は色々起きてるとは思うけど、これやられたら想像しただけで身の毛がよだつ!

時系列バラバラというより、登場人物を一人一人順番に繋げて見せてくれるので、とても分かりやすい
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L.A.大捜査線/狼たちの街(1985年製作の映画)

3.8

狼にルールは無用!
無鉄砲な刑事(シークレットサービス?)の〝ある計画〟に巻き込まれた気弱な相棒。待ち受けるのは底無し沼。一歩踏み出せば後は沈むだけ、、

「恐怖の報酬」が公開当時大コケだったとは知ら
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.9

前作最大のウリはやっぱり全曲、名曲と呼べる程の名曲群!、、故にもうちょい名曲リピートが欲しかった。

なるべく前作イメージを崩さぬように、、という配慮は好印象。(なるべくというレベルではあるが、、)
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ベルリン・アレクサンダー広場(1980年製作の映画)

4.6

ファスビンダー監督の集大成。寄り道しながらも、約15時間の長丁場をようやく完走、、汗(観終わるとあっという間!)

「全13話とエピローグ」という構成になってるけど、エピローグからが〝本場〟と言っても
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さらば美しき人(1971年製作の映画)

3.6

苛々するようなイチャつきさえも芸術的。ランプリングの悪魔のような目つき!(元々)、、されど美貌は天使の如し。。

横スクロール、前方、後方に走り抜けるカメラ、柱を跨いで広がる奥行き、、この絶品カメラワ
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.7

ギュッと結ばれた家族の口。
そこから真意は中々読み取らせてもらえず、中盤まで振り回された。(後から読んだから良いけどポスターに書き過ぎなんでは、、苦笑)

途中までは父側の目線で自分と重ね合わせようと
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.7

トム・ヨークとルカ・グァダニーノ監督の時点で「別物」と予想はついたけど、心の準備も何もしていなかったゾーンに連れてかれた、、汗

二章目で早くもヤバさを体感、、短パンが眩しかった前作からは予想出来る筈
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ウォリアーズ(1979年製作の映画)

3.2

ストリートギャングのカリスマ教祖的人物が射殺され、その濡衣を着せられた〝ウォリアーズ〟は全チームから一斉に狙われる羽目に、、

組分けされたギャングのユニフォームが個性的。ウォリアーズは裸にベスト。野
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断絶(1971年製作の映画)

3.8

カーレースに燃える男。走る事しか眼中に無かった男の視界に紛れ込んだのは冷めきった女であった。

「バニシング・ポイント」と並ぶアメリカン・ニューシネマの傑作!!、、と呼ばるようになったのは再評価を受け
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妖婆 死棺の呪い(1967年製作の映画)

3.5

原作はロシアの文豪ニコライ・ゴーゴリ。マニアに人気のカルト作との事。

老婆との出会いをきっかけに、(ワケあって)死を遂げた美少女の御祈りを3日間任されてしまった神学生ホマー。依頼主から「やり遂げたら
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美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

3.9

始まった瞬間からイメージ覆される。SFのようなビリビリ感、、(このクセの強さは好みが分かれるかも)

水鉄砲からのリアルな銃声、、そこから世界がガラリと変わる。その先に待ち受けるのは弱肉強食のサバイバ
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危険な愛の季節(1975年製作の映画)

3.8

20年振りに再会した男女。女の傍らには娘がいた、、

スーザン・ジョージでなければ、かなり苛々するキャラだと思う。スーザンが好きかどうか(もしくは変態かどうか)で評価が決まりそう、、(個人的にはツボだ
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