みむさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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6月0日 アイヒマンが処刑された日(2022年製作の映画)

3.5

ナチス、ホロコースト関係してるけどちょっと視点が違う映画だった。
監督はグィネス・パルトロウの弟、ジェイク・パルトロウ。

アイヒマンがイスラエルで処刑になった話やそれまでの顛末は他の映画でいくつか観
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テリファイド(2017年製作の映画)

3.8

この監督の新作が映画祭でかかるので見てみたが面白かった。
というか、シンプルで誰が主人公なのかはっきりしないのも(多分刑事のフネスだと思うが)いい。POVストレート進行で作られがちなネタだけど、それを
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

4.0

とてもよかった。思春期&初恋の痛みと高揚感、大人と子供の中間で背伸びする一方で子供でいたい年頃の一夏の青春ドラマ、そこに奇妙さとほんのり怪談的要素が混じり、最後には胸が苦しくなる。

シャルロット・ル
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.0

面白かった。かつて天才建築家として活躍、現在専業主婦のバーナデットが人生のモヤモヤを晴らしていく。
ケイト・ブランシェットが演じる人付き合いが苦手な主人公の様子を見るにブラックコメディなのか?と思った
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

2.8

ディズニーランドのホーンテッドマンションは好きなので、その設定を借りて再映画化ということで楽しみにしていた。しかもキャスト豪華。
ホラーコメディとのことだが、それぞれの喪失と向き合い折り合いつけて歩ん
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.8

ほぼ(全て?)リアリリタイム進行、ドアを隔てた部屋の中と外で繰り広げられる絶望的なワン・シチュエーション・ドラマ。
モーガン・フリーマンのプロデュース。
無実の黒人男性が白人警官に殺された2011年の
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ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

2.8

2011年カンヌ脚本賞「フットノート」の学者父子から指揮者父子に変更したリメイクだと見終わって気づいた。ずいぶん違うな…
違うのは別にいいけど、改変して面白さが増したわけでもなくてむしろ減ってる。
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ブギーマン(2023年製作の映画)

3.0

シンプルに怖いホラー。造形も良い(クライマックスのアレ)。

スティーブン・キングの同名短編の映画化。
得体の知れないバケモノに襲われる恐怖。これ子供向けに明るくすると「モンスターズインク」になりそう
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.8

じわじわくる。確かに臓器パフォーマンスのアーティストの話で、その二人の異様なルックのラブストーリーも少し感じるんだけど、想像していたのと少し違った。
いろんな感想(または解釈)が出そうな映画。
ボディ
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Underdog(英題)(2014年製作の映画)

3.5

ロニー・サンダール監督デビュー作。

ノルウェーに仕事を探しに来るスウェーデンの貧困層の女性の話。ほぼ想像通りに進むが意外な結末の映画だった。
途上国や政治的に不安定な国からの移民労働力搾取の話はよく
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涙のメッセンジャー 14歳の約束(2015年製作の映画)

3.0

原作ありとのこと。メグ・ライアン初監督兼出演、トム・ハンクス出演兼製作。二人が組むのは「めぐり逢えたら」「ユー・ガット・メール」に次ぎ3回目かな?

父を戦争で亡くし、兄は出征中、14歳の少年ホーマー
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ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

3.0

サンタクロースを信じられなくなった少年がサンタを信じる子供たちが乗るポーラーエクスプレスに乗り込み一晩の大冒険をするファンタジー。
ロバート・ゼメキス x トム・ハンクス。
わりと「ミッション・インポ
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ポーカー・フェイス/裏切りのカード(2022年製作の映画)

3.0

ラッセル・クロウの監督2作目、今回は共同脚本もやってる。

余命わずかな金持ちビジネスマン兼ギャンブラーが、幼馴染みを集めて最後に秘密を明かしてもらいスッキリしたいためにポーカーナイトに招待するが、そ
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レディ・キラーズ(2004年製作の映画)

3.0

「マダムと泥棒(1955)」の舞台をミシシッピーに置き換えたリメイク。

コーエン兄弟の強い毒気を期待したがあまりパンチがなかった。ゆるーいクライムブラックコメディ。

カジノ船の地下金庫の大金強奪の
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トラブル IN ベガス(2004年製作の映画)

3.0

エルヴィス・プレスリーものまね男たちの連続死になぜか関わっちゃう女性のラブコメ。キム・ベイシンガー、ジョン・コーベット共演。
トム・ハンクスがポスト被った死体(mailbox Elvis)役で一瞬出て
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Prizefighter: The Life of Jem Belcher(原題)(2022年製作の映画)

3.0

19世紀初頭のボクシングの誕生と全英チャンピオンになったジェム・ベルチャーの半生をフィクション交えて描いたもの。

マット・フッキングス脚本・主演、ラッセル・クロウが主人公に多大な影響を与えた素手拳闘
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すべてをあなたに(1996年製作の映画)

3.0

王道音楽映画。架空のバンドが誕生して売れるまでのあれこれ、隆盛と衰退を描くコメディ。
ジョークによる実話風演出ですべてフィクション。
映画のために架空のバンドを組んで曲をリリースしたらそれが実際にヒッ
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

面白かった。ピンクまみれでキラキラなかわいい世界の中に痛烈・辛辣な「固定観念や不平等下の生き辛さ」やジェンダーギャップを超皮肉的に描き、そこから一歩踏み出そうとする意外と奥が深い話。ブラックコメディと>>続きを読む

プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

3.0

未見だと思って見始めて昔観ていたことを思い出した。
マドンナが選手役でわりと大きな役で出ていてエンディングテーマも提供、トム・ハンクスが元プロスター選手の破天荒コーチを演じている。

第二次大戦でメジ
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ラジオ・フライヤー(1992年製作の映画)

3.8

面白かったけど、意外とキツくて重い。義父の虐待と近所の少年たちのイジメを受ける兄弟が自家製小型機ラジオフライヤーで脱出をはかる話。

トム・ハンクスが演じる大人になった兄マイクが息子たちに少年時代の思
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ジョー、満月の島へ行く(1990年製作の映画)

3.0

余命6カ月の男がヤケクソで、火山から採掘可能なレアメタル(ブバルと呼ばれてた)を入手する代わりに生贄になるミッションを引き受ける。
ごく普通のコメディだが、その突飛な設定のせいなのか?なぜかわからない
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レス・ザン・ゼロ(1987年製作の映画)

3.0

ロバート・ダウニーJrが演じる若者が薬物でボロボロになっていく青春キラキラ鬱ドラマ。
「アメリカン・サイコ」がキョーレツだったブレット・イーストン・エリスの小説の映画化。
原作小説はもっと陰鬱で残酷ら
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ノーマンズ・ランド(1987年製作の映画)

3.0

ブラッド・ピットの1987年クレジットなし出演作4本のうちの1つ、背景化した一瞬だけ(パーティのウェイター、髪型がいかにも80年代)だった。

ロン・ハワード製作のクライムアクション。
「ワイルド・ス
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虚栄のかがり火(1990年製作の映画)

3.0

普通に面白かった。当時はラジー賞ノミネートだったらしいが、そもそもラジー賞は半分おふざけだし、年月経て評価が変わる作品もあるからそんなに過剰に気にする必要ないだろうけど、製作にあたりいろいろあったのね>>続きを読む

ターナー&フーチ/すてきな相棒(1989年製作の映画)

3.0

トム・ハンクスとわんこ🐶のバディムービー。
ハラハラあり、笑いあり、涙ありできっちり出来てた。
ドラマシリーズで続編(リメイク?)が作られているらしい。

ご主人様を殺された犬のフーチとその殺人の捜査
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.5

この一年間は春夏秋冬オールシーズンステイサム出演作公開、「Meg ザ・モンスターズ2」は夏編。
猛暑の夏祭🎆ステイサム初3Dじゃね?

前作は原作小説あることが意外だった、今回はオリジナルなのかと思っ
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メイフィールドの怪人たち(1989年製作の映画)

3.0

隣人怖い系スリラーを緩すぎるコメディにしたようなやつ。そんなに怖くないが真相は一周回ってそのまんま😂
トム・ハンクス、キャリー・フィッシャー、ブルース・ダーンと今見ると豪華。
監督は「グレムリン」のジ
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パンチライン(1988年製作の映画)

3.0

コメディアンになりたい主婦と落ちこぼれ医学生コメディアンの思わぬ交流。

このメインの二人、トム・ハンクスとサリー・フィールドは「フォレスト・ガンプ」でも共演してるんだな。

トム・ハンクスがよく喋る
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Wolfsburg(原題)(2003年製作の映画)

3.5

轢き逃げをした男がその被害者の母と出会い、罪悪感とロマンスの間で揺れる話。

ニーナ・ホスが被害者の母(シングルマザー)のローラを演じ、彼女に惹かれていくフィリップを演じるのがベンノ・フユルマン。
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ワールド・イズ・ユアーズ(2018年製作の映画)

3.0

麻薬密売人が足を洗ってフランチャイズのアイスクリーム屋さんを始めようとしたらダメ母のせいでまた裏社会に戻っちゃう話。
タランティーノとかガイ・リッチーのあの感じに近いクライムコメディ。

「アテナ」が
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

2.5

名作をホラー映画アレンジしたやつだが、あくまのプーさんよりはマシだった程度。

スイスの独裁者が自社のチーズ独占販売、国内掌握、まるでスイスの国旗をナチスのアレみたいに見せるのは大丈夫なのか?とハラハ
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インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

3.5

想像していたものとは違ったが見入ってしまった。
自分のアイデンティティに誇りを持ち欠点などとは思っていないが、それを周囲の価値観で破壊されそうになった時彼らはどう向かい合うのか。

監督の体験が元にな
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ナイフ・プラス・ハート(2018年製作の映画)

3.0

架空の話だが主人公アンは1970年代ゲイ ポルノ専門のプロデューサーのアンヌマリー ・テンシをざっくりモデルにしたキャラなのね。

ヴァネッサ・パラディが演じる主人公アンがゲイポルノ俳優の殺人事件に巻
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イビルアイ(2022年製作の映画)

3.8

「パラドクス」「ダークレイン」が面白かったアイザック・エスバン監督のホラー。

これも面白かった。シンプルに婆さんが怖い映画かと思ったらちと違う。
ある映画(現時点で日本未公開作)を思い出した。
伝承
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シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

3.5

シモーヌについて全く知らずに観た。
内容とは関係ないけど劇中で描かれる約50年前の彼女に反対する女性蔑視の男性政治家の姿が、2023年の日本の政治家みたいでいかに日本が時代に取り残されてる感に改めて愕
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ブラインド 視線のエロス(2014年製作の映画)

4.0

なかなか面白かった。副題でだいぶ損していると思う。
ヨアキム・トリアー作品常連脚本家エスキル・フォクトの監督デビュー作、ノルウェー映画頻出名女優エレン・ドリト・ピーターセンの魅力が詰まったドラマ。
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