みむさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

みむさん

みむさん

映画(6822)
ドラマ(15)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

世界沈没(2004年製作の映画)

3.5

ギャレス・エドワーズの監督デビュー作だが、BBC制作の48分の短編TV映画。

パウエル博士が体験する4つのディザスター、地球最後の日はどれが一番悲惨か…!?
同じ月曜日を繰り返すが毎回違うディザスタ
>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.5

完全オリジナルのSF大作として面白かった。
(普通に面白かったけど異様な前評判の高さでハードル上がってしまって結果としてはそこまでではなったかなという印象)

そもそもスターウォーズがあまり好きじゃな
>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

面白かった。基本背景はちらっと説明はされるものの知ってる前提になってるのでたぶんこれでも端折ったんだと思う。事前に背景知っておいてよかった。
基本ストーリーが面白いので思ってたほどの長さは感じなかった
>>続きを読む

クイーンピンズ(2021年製作の映画)

2.8

クーポン詐欺に手を染めた二人の女性のお話。

経済的ピンチと不妊があいまって犯罪に走ったんだろうけど。そりゃバレて捕まるよね。
しかし結末が皮肉すぎるし罰が思ったよりヌルいな。こんなもんなのかね?
>>続きを読む

ファイナル・セット(2020年製作の映画)

3.8

わりと真面目でガチなスポーツ映画で王道スポ根ドラマと思いきやほんの少し違う。
かつて次世代の期待のテニスプレーヤーと言われていたが思うようにキャリアを積めず37歳になったテニスプレーヤー、トーマス・エ
>>続きを読む

ハード・ヒット 発信制限(2021年製作の映画)

3.3

オリジナルはスペイン映画の「暴走車ランウェイカー」、1回目のリメイクはドイツ映画「タイムリミット 見知らぬ影」、2回目のリメイクは本作韓国映画。3本とも場所と人物設定が違うだけで同じだった(同じ結末だ>>続きを読む

カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

3.5

ベトナム戦争中の少女強姦事件を一人の兵士の回想形式で描いたもの。

マイケル・J・フォックス主演で共演にジョン・C・ライリー、ジョン・レグイザモ、ショーン・ペンなど豪華。

ショーン・ペンがすでに演技
>>続きを読む

インシディアス 赤い扉(2023年製作の映画)

3.5

マンネリ化しそうだなと思ってたシリーズ、最終章(と宣伝している5作目)はパトリック・ウィルソンの監督デビュー作!どうなんだろう?と思ったが面白かった。
正直いうと4作目までで飽きつつあったので、今回お
>>続きを読む

インシディアス 最後の鍵(2018年製作の映画)

3.0

シリーズ4作目は3作目と1作目の間の出来事がメインだけど、さらに前のエリーズの子供時代も絡んでくる話。
ジョシュ・スチュワートがエリーズの父役で出てきてビックリ(いまだに「ダークナイト・ライジング」の
>>続きを読む

エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.8

以前劇場公開版は観たがディレクターズカットを見ていなかったので、デヴィッド・ゴードン・グリーンによる新作もあることだし復習も兼ねて観た。

劇場公開版より10分長いが、違いはあのブリッジ歩行の箇所ぐら
>>続きを読む

ファーザーランド/生きていたヒトラー(1994年製作の映画)

3.5

ロバート・ハリスの歴史改変小説「ファザーランド」のTV映画化。トンデモ映画にも見えるが意外と面白い。
ルトガー・ハウアーが忠実に国に仕えるドイツの捜査官を演じていて、先入観から彼は悪役なんじゃないか?
>>続きを読む

ブライアンの悪夢(1983年製作の映画)

3.3

「死霊館 悪魔のせいなら無罪」と同じ1981年の事件(アルネ・ジョンソン事件The Devil Made Me Do It)を描いたTV映画。
法廷シーン多めで裁判と判決がより詳しく描かれていた。チー
>>続きを読む

カルメン(2022年製作の映画)

3.8

プロスペル・メリメの「カルメン」(オペラ「カルメン」の元ネタ)に着想を得て再構築だか新解釈だかで描いた映画らしい。
想像してたより良かった。
メキシコ・アメリカ国境沿い、LAを目指す不法移民の女性とエ
>>続きを読む

死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.0

観る直前にあらすじ復習しといて正解。
前作とガッツリ繋がってるし、そことの繋がり見せるのね…っていう展開だった。そりゃユニバースだからそうなるだろうけど。

前作で次に繋ぐ気満々な終わりかただったし、
>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.0

面白かった。いろいろおかしいんだけどそれをビクともせずに堂々やりきるし、それでいてエンディングがアレだし😂尺が91分なのも良い。
監督が「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」のヤルマリ・へランダーだっ
>>続きを読む

ジョージタウン(2018年製作の映画)

3.0

クリストフ・ヴァルツの実質監督デビュー作っぽい(2000年にTV映画撮ってた)。
「この物語は決して真実だとはいわないが、実際の出来事に着想を得ている」とのこと。

嘘つきおじさんの逆玉婚。ワシントン
>>続きを読む

メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

3.0

ヘアコンテストの当日、美容師モスカが頭皮を切り取られて死んでいた。犯人は誰なのか。

ストーリーに真新しさはないものの、撮影監督ロビー・ライアン(ケン・ローチやヨルゴス・ラヲティモスの作品など手掛ける
>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

3.5

尺短く、見ているものが目まぐるしく変わるスリラーは、どっかで観たことあるな感はプンプンするがテンポよく面白かった。こういうの好き。
邦題を「ドミノ」にしたのは良いかもしれないね。

娘を誘拐された刑事
>>続きを読む

イン・セイフ・ハンズ(2018年製作の映画)

3.0

養子縁組をめぐるプロセスにかかわる人々をドキュメンタリーのように描いた映画。

望まぬ出産をする女性、匿名養子縁組を扱うソーシャルワーカー、一時的な里親、実際の里親。すべて生まれたてのテオと名付けられ
>>続きを読む

レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.3

映画祭見逃し作品。わりと王道サスペンスだった。

雰囲気はとてもいい。デヴィッド・フィンチャーっぽくしたかったんだろうか。
MV出身グラント・シンガーの監督デビュー作らしい。主演のベニチオ・デル・トロ
>>続きを読む

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.8

映画祭見逃し作品。面白かった。
経済力、ジェンダー、権力にまつわる問題とエゴに振り回されたカップルの末路は……

一昔の金融業界(米系)あるあるをストーリーを邪魔しない程度に絶妙に仕込んであって、言葉
>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

いやー、こういう話かとは思わなかったが(いや、思ってたかも)、完結編にふさわしい締めくくり。気持ちいい。
アントワーン・フークア監督はデンゼル・ワシントンが大好きなんだなというのがわかる。
ダコタ・フ
>>続きを読む

カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

3.8

面白かった。敵だらけの地で身バレしたCIAエージェントの決死の逃亡サバイバルアクション。地政学的な複雑さをハラハラドキドキにうまく生かしてると思う。
アフガニスタン人通訳との絆という点では最近観たガイ
>>続きを読む

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.5

「ジャック・メスリーヌ」「俺のシテがやられる」のジャン=フランソワ・リシェ監督作。

想像の倍以上ピンチあるじゃんと思ったらキャッチコピー「その事故は始まりに過ぎなかった」😂そのとおり!!
事故後もさ
>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.0

好きなほうと苦手なほうのガイ・リッチー半々で混ざってた、逆にいうとごちゃごちゃしすぎず、シリアスすぎずでいい感じなのかもしれない。
シリーズ化できそうでかつステイサムには珍しい(?)チームプレイを見せ
>>続きを読む

Shame on Dry Land(英題)(2023年製作の映画)

3.8

トロント国際映画祭にて。

意外と面白かった。スタイリッシュな映像で描くイヤな話。今見るととてもリューベン・オストルンドっぽい。

アクセル・ピーターセン監督作はスウェーデン映画祭「アヴァロン(201
>>続きを読む

AGGRO DR1FT(2023年製作の映画)

3.0

トロント国際映画祭にて。

ハーモニー・コリン監督によるアサシン映画のようでヒーロー映画のようでもあり、ゲームのようでもあり。
印象としては壊れたテレンス・マリック。ポエム語りながら映像で魅せるあの感
>>続きを読む

Seven Veils(原題)(2023年製作の映画)

3.5

トロント国際映画祭にて。

アトム・エゴヤン監督、アマンダ・サイフリッド主演
見始めてしばらくは「TAR」っぽいのかと思ったが違う。
自分の生い立ちやトラウマを依頼された舞台「サロメ」に反映させようと
>>続きを読む

The Dead Don't Hurt(原題)(2023年製作の映画)

3.5

トロント国際映画祭にて。

ヴィゴ・モーテンセン監督2作目、脚本主演製作作曲も兼任。
男性支配的な王道西部劇の世界の中で女性が生き抜くフェミニズム映画的解釈もあるラブストーリー。
性暴力が絡む話できつ
>>続きを読む

Shoshana(原題)(2023年製作の映画)

3.8

トロント国際映画祭にて。

マイケル・ウィンターボトム監督がショシャナ・ボロチョフの半生を通して今まであまり描かれなかった戦間のイスラエルパレスチナの緊張の高まりとイギリスの介入(イギリス委任統治)を
>>続きを読む

North Star(原題)(2023年製作の映画)

3.5

トロント国際映画祭にて。

クリスティン・スコット・トーマス監督デビュー作。クリスティンの実体験に基づく映画とのこと。
幼少期に父を、少女時代に継父を亡くしている。どちらも英国軍パイロットで事故死。そ
>>続きを読む

ルー、パリで生まれた猫(2023年製作の映画)

2.0

この映画は反面教師として見るといいかもしれない。

半分以上猫観察のようで人間はおまけみたいなもの。
猫がものすごくかわいいから見る人多そうだけど、オマケ部分の人間(あの親子)が酷くて呆れる。
猫飼っ
>>続きを読む

アイ・ケイム・バイ(2022年製作の映画)

3.5

なかなか面白かった。パディントンのお父さんでおなじみヒュー・ボネヴィルが極悪裁判官を演じていて胸糞悪い。
監督は「クローバーフィールド」続編の監督に決まったババク・アンバリ。

極悪裁判官に対する自警
>>続きを読む

ミュンヘン:戦火燃ゆる前に(2021年製作の映画)

4.0

とても見ごたえあり。脚色度合いはさておき、歴史物としても、スパイドラマに近いエンタメとしてもよかった。これも配信前に劇場公開してほしかったが2021年末~2022年初頭はまだ微妙な時期だったかな。 >>続きを読む

Lost Ladies(英題)(2023年製作の映画)

3.0

トロント国際映画祭にて。

インドで実際に起きた花嫁入れ替り事件をコメディタッチで描いたドラマ。
アミール・カーンの妻キラン・ラオの監督2作目。
抑圧された女性の解放を描くフェミニズム映画っぽい。
>>続きを読む

伯爵(2023年製作の映画)

4.0

面白い。歴史トンデモフィクションでありながら、所々史実を利用しきっちり上手くまとめる。こういうの大好き。ベネチア脚本賞。

チリのパブロ・ラライン監督による、チリのあの独裁者ピノチェトが実は吸血鬼だっ
>>続きを読む