南さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

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今度ディズニーシーに行く。初めて。

そこで同行者から「世界観の予習のため観ておいて」と『リトルマーメイド』を勧められ、観た。

こりゃゴキゲンだ!

音楽がどれもワクワク楽しいし、
アリエルが百面相
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

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面白かった!

同じ1日を延々とループする男女のロマコメ映画。

『恋はデジャブ』同様、ニーチェ哲学をベースに、恋愛観について問いかける独特な物語だった。

「永遠に繰り返される無意味な人生の中では、
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アンテベラム(2020年製作の映画)

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「人種差別と悲惨すぎる暴力」

という強い社会的な要素を真正面から描き、問題提起をしつつ、

練られた構成と演出のおかげで説教臭くならず、

構えすぎずに楽しめる娯楽作品としても成立している。

奇跡
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オールド(2021年製作の映画)

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面白かった!

「時間の経過」を

<成長と老化>
両極の視点で捉え、

さらに老化をポジティブ/ネガティブ両方の側面で切り取る。

そのおかげで物語が重層的になり、単なるワンアイデア出オチ映画に終わ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

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過去と現在、
夢と現、
理想と現実、
正気と狂気
を行き来する少女の青春ホラー。

『パーフェクトブルー』
『ブラックスワン』
『ネオンデーモン』

などと同様、

「夢を追う少女が夢と現実の間で正気
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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「観る人それぞれが映画に何を期待しているか」を明確にするリトマス試験紙のような作品。

「すごい映像や世界観が見られればガッツポーズ」という方には激オススメだし、

「脚本が大事」という方には全くオス
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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シリアスだけでなく軽妙でコミカルシーンがいくつかあり、それに従来のダニエル・クレイグボンドよりも笑顔が多くって楽しい。

全体的にウェットな感情演出が強いため、そこで好き嫌いが分かれるのかも。個人的に
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

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「家なし、職なし、犬一匹」

ホームレスの女性ウェンディが次々と不運に見舞われる数日間の出来事を、哀愁たっぷり自然主義的に描いた作品。

愚かな行動がきっかけで大事なわんちゃんを失い、お金を失い、虎の
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

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『CUBE』の舞台を開拓時代のアメリカ西部に移した作品だと思いながら観た。

集団を維持し発展させていくために、正しい道を歩みたい。

「トライ&エラー」なんて悠長なことは言ってられない。

たった一
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

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監禁✖️毒親サイコサスペンス。

「面白かったな〜」とエンドクレジット見てたら監督がアニーシュ・チャガンティで驚く。『search』もすごく良かったんだよな。

監禁モノは数あれど、とりわけ

「フツ
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美女と野獣(1991年製作の映画)

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ひさしぶりに観たら、ダンスシーンで歌われる"Beauty And The Beast"のあまりの良さに泣いてしまった。歌力(うたぢから)が半端でない。

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

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(※総合的に満足だが、自分が千鳥だったら「ちょっと待てぃ!!」ボタンを押したであろうポイントも多かったので末尾に書く)


ハリウッドは伝統的に男女間の格差が大きい業界だ。

・同じ仕事をしているに関
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6・メン・ゲッティング・シック(1966年製作の映画)

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リンチがペンシルバニアの美術学校の2年生だった頃、課題で作った彼に取って初めての作品(短編アニメーション)がこちら。

6人の人物が丸出しの内臓からものを逆流させる様子が、フランシス・ベーコンの絵画を
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ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

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若きキアヌが主演を務めた時空冒険ファンタジーコメディ。

「もしも歴史上の偉人と会えたらば」

という、夢に溢れたアイデア自体は『神曲』の昔からありますが、

主人公である劣等生ビルとテッドの場合は、
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ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013年製作の映画)

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ダースレイダーさんとてらさわホークさんが「元気が出る映画」として紹介していて気になり鑑賞。

グループ犯罪映画を「登場人物の知能」で分類した場合、

①頭の冴えた者たちによる、緻密に練られた計画がパズ
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ウィッカーマン(2006年製作の映画)

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1973年版にあった

・土着の宗教をベースにした奇習
・世界観を際立たせるフォークソング
・わい雑な文化

などの魅力的なポイントをバッサリカット、かつリメイク独自の見どころも特に見当たらない残念な
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ウィッカーマン final cut(2013年製作の映画)

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『ミッドサマー』の元ネタとして注目を集めている『ウィッカーマン(1973)』の解説記事です。

■ドルイド教
■五月祭
■名曲Willow's Song
■恐怖の源泉
■類似作品

などについて書いて
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