ヴレアさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

真・事故物件パート2 全滅(2022年製作の映画)

1.8

近くのイオンシネマにて。前作から引き続きしっかり公開されていた。嬉しいような嬉しく無いような。でも気になるので怖いもの見たさで行って来ました。1日1回の上映にも関わらず観客は私1人…。

まず前作につ
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.3

遂に近くで公開されて嬉しい。
ディズニープラスで配信されている分割アニメ版は見たのだが、内容はほぼ同じだったような気がします。
でも、この作品はストーリーの流れ的に一気に観た方が楽しめると思うので、こ
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.9

王女サーラの純粋で真っ直ぐな心に胸を打たれた。
ひょんなことから敵国の青年と偽りの夫婦を演じることになるのだが、そんな偶然ある?という位少々強引には感じられたが、しかしそれもサーラが国の平和を思っての
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.1

島という閉鎖的なコミュニティにおいては人と人との繋がりはより濃密だろうし特殊なものと言えるのかもしれない。例え嫌いな相手とでも毎日顔を合わせなければならないし、こちらが友人と思っていた相手でも、もしか>>続きを読む

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.1

ただ殺人鬼から逃げるという大雑把な話ではあるんだけど、主人公が聴覚障害者というのが特徴で、耳が聴こえないという設定を存分に活かした展開になっていた。耳が聴こえない状態で殺人鬼から逃げなければならないな>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

(超絶ネタバレ注意)

まずは、またもや期待通りの本格ミステリで大いに楽しむ事が出来た。
前作は古典的というか王道なミステリだったのに対し、本作は色々と遊び心が見られ、ミステリとは何かと言う事への挑戦
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

主人公のトモヨがマリコ(骨壷)と共に何処かへ向かって彷徨うロードムービー的な話。
物語の力でグイグイ引っ張って行くタイプの映画では無く、結構その目的や行動があやふやなままなので、そこまで先が気になると
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

3.0

地下室にある"ヘンな穴"をめぐる話。
そこに入ると12時間進み3日若返るという現象が起きるという。
中年夫婦のそれぞれの時間(若返り)に対する意識の違いが面白かった。夫はまるで興味を示さないが妻はその
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そばかす(2022年製作の映画)

3.8

主人公が"そばたかすみ"という名前だから"そばかす"と呼ばれているのかな?という事は想像出来るが、実際にそのように呼ばれているシーンがある訳ではない。もしかしたら全く関係無いのかな?とさえ思えて来た。>>続きを読む

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.8

主人公に全く共感出来ない。とにかくヤバい奴。
同棲してる彼女が居るのに浮気して、バレて、問い詰められると荷物をまとめて逃げてしまう。
友達の家に泊めてもらったのにあまりにも態度がヤバく、注意されるとま
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.3

これを観ていた多くの日本人が驚いたに違いない。詳しくは語りません。劇場でどうぞ。

とにかく飛行機×バイオテロという要素だけで最低限の面白さは約束されているので普通にエンタメとして面白い。後半の展開は
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ファミリア(2023年製作の映画)

3.2

父と子のドラマをベースに、ヤクザや半グレや国際的な紛争など様々な問題を盛り込んでいる。
しかし、色んな問題を提起しつつもあまり考えさせるような内容では無く、あくまでそこはエンタメの要素として展開されて
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.3

【日記部分(読み飛ばし可)】
クリスマスの日曜日の昼間に一人で行くもんじゃなかった…。
チケット買うのにも長蛇の列だし(私はオンラインで購入)、おまけにDr.コトーとすずめと入場時間被ってて、入るのに
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

近所のイオンシネマにて。
3DはHFR(ハイ・フレーム・レート)での上映との事。
テレビのスムーズ補正機能みたいにヌルヌル動くらしいので、違和感が出ないかなぁとちょっぴり不安を抱えつつ、でもやっぱり「
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.8

初日初回観賞。
田舎なのに8割方席埋まっているという盛況ぶり。

戦時中、シベリアに抑留された日本兵捕虜達の壮絶な体験が描かれる。
やがて戦争が終わっても解放されず、日本政府も何もしてくれないというの
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.3

何故この主人公の周りでだけやたら"生まれ変わり"が発生するのか。それともあちらこちらで発生している事象なのか。そこは謎ではあるが、生まれ変わりという考え方自体は仏教の教えにある事だし、インド映画でも定>>続きを読む

ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

3.2

世界観や設定は変わっていて面白いんですけど、やってることはオーソドックスなのでそんなに新しい感じはしない。

全体的にテーマや目的は分かりやすく、すんなりと入っては行けましたが、悪役の作り方だったり、
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母性(2022年製作の映画)

3.5

原作を読んでそこまで面白かった訳ではないけど一応鑑賞。
一か所だけ重要なエピソードが削られていたのが気になったが、それほど本筋に影響を与えていなかったし、それ以外はほぼ原作通りだったので良かった。
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

「何かあったらザリガニの鳴くところに逃げろ」みたいな台詞が意味有りげに出てきてまして、それが何か重要なのかな?と思っておりましたが、何かの比喩的な意味合いなのかしら?ザリガニ要素は全くありませんでした>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.7

演技上手い人だらけ。
もうそれだけで画面から伝わって来る緊張感とか空気感がリアルで引き込まれます。
物語自体は予告編でやっていたので夫が別人だったという所には全く驚きとかは無い状態でしたが、勿論それだ
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ことりばこ(2011年製作の映画)

1.9

冒頭に"ことりばこ"の注釈が長々と表示されるので、かなり期待は膨らんだし、ことりばこの話をそのまま見せてくれるのかと思いきや…ことりばこが怖いというよりも、結局村人がヤバい人達でしたみたいな話になって>>続きを読む

心霊写真(2004年製作の映画)

3.5

かなりJホラーに影響を受けてそうな恐怖演出の数々!
全体的にジメッとした空気感で、常に何か起こりそうな感じなのも気が抜けなくて良い。
主人公が何故そんな怖い目に合うのかという理由も次第に明らかになる展
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プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行く(2015年製作の映画)

3.9

王様が負傷し、たまたま王様と似ていた主人公(プレーム)が影武者として王様のふりをするという展開。
このプレームという男は、最初は王女様に恋していて、一目会いたいという願いから王家に近付いていたので、王
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恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(2007年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

死んでも別の人間になって生まれ変わるというのはインド映画では普通にある事なのだろう。
仏教の輪廻転生がテーマであり、その辺の理解が無い場合はあまりにもあり得ない展開に付いて行くのが難しいだろう。

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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.7

たとえハエに生まれ変わっても絶対に復讐してやる!
という強い信念を感じた。

普通ならハエに何が出来る?
と思ってしまうが、そこは流石インド映画。
ハエが筋トレし、多少の重いものなら持てるようになる。
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あなたがいてこそ(2010年製作の映画)

4.0

ジャケ写だけ見るとラブストーリーかな?と思ってしまいますが、そこはラージャマウリ監督。予想を裏切る展開の連続と言いますか、独創性溢れるアイデアの数々に驚く事請け合いだった。

まずは、自転車が喋る。
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

4.0

たぶん初めて観たインド映画だったと思う。

え?こんなに歌って踊るんだ!
え?こんなにストーリーめちゃくちゃでいいんだ!
え?こんなにアクションシーン大袈裟でいいんだ!

と言う感じで、これまでの概念
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

(冷静に考えると微妙だった点が出てきた為更新)

近くの映画館は軒並み大スクリーンを新海誠に占拠されていた為、少しでも迫力を得ようと「3D吹替」で鑑賞。
結果的にはたいして3Dの飛び出してる感が少なく
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.7

初見時はそこまでハマらなくて低評価だったのだが、新作を観る前に再鑑賞した所思いの他楽しめたので書き直したい。

以前は主人公がスーツを脱いだ1対1の決闘になると弱かったのに、その後ブラックパンサーのス
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

かなりオカルトチックな話だった。

地震を引き起こしているのは"ミミズ"という謎の物体の仕業。白石晃士監督作品によく出て来る"霊体ミミズ"に似ている。

そのミミズは廃墟にある扉から出てきており、戸締
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ワンダフルワールドエンド(2014年製作の映画)

2.9

最初はアイドルとファンの関係だったのが、次第に自分の事を理解してくれるのはこの子だけだと気付き好きになって行くという展開にはとても引き込まれました。
いくらネットで配信したり頑張ってもファンは増えず、
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私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

2.4

女子高生が福岡から東京まで自転車で行くなんて凄い!って書いてるレビュアーの人達はちゃんと見たのかな。タイトルとジャケ写のイメージだと自転車で行く感じだけど、実際は全然自転車で行ってないじゃん。
途中で
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ディック・トレイシー(1990年製作の映画)

2.6

画的には赤と緑の原色にこだわり、コミック的な世界観を構築していたが、ストーリーに全く面白いと言えるような所が無く、キャラクターもあまりにステレオタイプ。なので、せっかくのアクションシーンも全然盛り上が>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

2.8

前回の"コワすぎ通信"で、白石晃士監督が恋愛要素も入れたいと言っていたので、てっきり工藤Dと市川による恋愛になるのかな?と思ってたけど、全然違った。
投稿者の男性は山で出会った女性に恋してしまうのだが
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

3.0

コックリさんに力で立ち向かう男、それが工藤仁だ!

前回の最終章で行き着くところまで行ってしまったので、パラレルワールドという事にして新たに作ったと"コワすぎ通信"(DVD特典映像)で白石晃士が語って
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スーパーマリオ/魔界帝国の女神(1993年製作の映画)

2.5

昔見た事ありますけど、レビューを書く為に改めて鑑賞。
ほとんど内容忘れてたが、改めて見るとやはり凄いインパクトだった。

【愛すべきキャラクター紹介】
・マリオ…ハゲオヤジ。笑
しかも、名字もマリオな
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