のんさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ルーム(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

完成度の高い小説を、丁寧に完成度の高いドラマにしたという印象。

原作を読んだことはないけれど、活字では(映像に)絶対に敵わないシーンがこの作品にはあると思う。それがジャックが初めて外の世界を見るシー
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.3

仕事の疲れのせいか最初の30分が眠くて眠くて仕方なくて、眠ってしまわないように自分を奮い立たせなければいけなった。という感じに割と単調な始まり(徐々に事の重大さに気付いて調べていくあたりはしっかり集中>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

3.6

主題歌を原曲で聴きたかったので2D字幕で鑑賞。

予想より全然面白かった!予告編が全然魅力的に観えなかったから、期待してなかったのに!これは予告編がもったいない気がする。
二足歩行の動物達が暮らすズー
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.6

上の句を観た時に下の句も観ると決めていた!というのも、松岡茉優の詩暢ちゃんがとっても気になっていたから!そしてこの期待を裏切ることなくものすごくハマリ役で大満足。あの冷ややかな不思議ちゃんを見事に演じ>>続きを読む

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.6

想像していたよりゾンビゾンビしていて気持ち悪かった!でも面白かった!
大泉洋も有村架純も長澤まさみも好きなので、有村ちゃんの目のヤバイ姫っぷりも、長澤さんの姉御っぷりも楽しめた。そして何より大泉さんの
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.4

ゾンビ耐性をつけるために、怖くないゾンビ映画をと思ってこの作品をチョイスして大正解。怖くない!コメディ!
生きる死ぬかの瀬戸際的なものより、ウォームボディーズやゾンビーノのようなコメディのほうが好きだ
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インセプション(2010年製作の映画)

3.4

夢の夢の夢に潜り込んでいくという、個人的にはとても好きな設定。しかし情報量が多くて観た後とても疲れていた(悪い意味ではなく)
この作品は劇場で観たかったなぁと強く思った。無重力の映像とか本当に興味深い
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名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

3.5

記念すべき劇場版の20作目ということで、初めて劇場でコナンを鑑賞。

なんじゃこりゃぁぁぁ!!ということが多すぎ。もはや人間ではない、地球の物質ではない、というようなありえないことが多発。何より推理を
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.4

金融の問題大アリなカラクリに気づき、破綻を予測して逆に大儲けした金融マンたちの物語。

途中で少し焦るくらい専門用語連発で、いろいろ予習しとけばよかったと後悔。金融の仕組みがもうちょっと分かっていたら
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.6

世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの人生を元にしたドラマ。

リリーを演じたエディ・レッドメインの表情や細やかな仕草が女性以上に女性らしく素敵だった。特に少しはにかむような控えめな笑顔は印
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

独身者(配偶者との死別や離婚も含む)は人里離れたホテルに連れて行かれ、そこで45日以内に次の相手を見つけないと動物にされてしまうというトンデモ設定な映画。

状況をナレーションで説明していく淡々とした
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スパイな奴ら(2012年製作の映画)

3.0

北朝鮮のスパイモノ。
今までに観た北のスパイモノの『レッドファミリー』や『シークレットミッション』とは結構空気が違っていて、祖国(に残した家族)のために、というよりは今の南での生活のために行動している
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ドリーム ホーム 99%を操る男たち(2014年製作の映画)

3.4

長年住んだ家を差し押さえられ、有無を言わせず立ち退きを強要される主人公家族。家を取り戻すために自分を追いやった不動産ブローカーのカーバーの元で働くことになり…。

役者がとても良かった。主人公アンドリ
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そして父になる(2013年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

6年間育てた子どもが本当の子どもではなかったという話。

ラストが凄く微妙でモヤモヤ。

結末(選択)がテーマではないことはわかるけど。でもこれ、結末をぼやかして視聴者に考えさせる展開なのではなく、数
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不屈の男 アンブロークン(2014年製作の映画)

3.6

オリンピック選手の青年が戦争で戦闘機が不時着し、何十日にも渡る漂流の末に、日本兵に捕まり、捕虜としての生活を送る話。実話を元にしたお話だそうで。

最初の空中戦と過去を織り交ぜた構成が良くて、全体への
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モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

3.0

モヒカンのヒモ男が彼女の妊娠をきっかけに7年ぶりに実家(広島にある離島)に帰省するというもの。

オール広島ロケということで。ローカルネタというかカープネタ多し。ああいう人いるいる、と思った。
人情コ
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シングルマン(2009年製作の映画)

3.1

1962年、ロス。長年共に暮らした恋人を8ヶ月前に事故で亡くした大学教授がピストルで自殺を企て身辺整理して1日を過ごす…

静かで穏やかで悲愴感が凄い。細やかで美しく悲しい。画面の彩度まですべて意味が
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オオカミの誘惑(2004年製作の映画)

3.0

カン・ドンウォンといえば!という映画。個人的にはカン・ドンウォンに悶えるためだけに観る映画。このドンウォンは本当に素敵。…なのでドンウォンファンかあるいはいわゆるケータイ小説的なストーリーを好む人でな>>続きを読む

ジェイン・オースティンの読書会(2007年製作の映画)

3.5

職業も年齢も異なる女性5名とSFオタクの男性がジェイン・オースティンの小説を毎月1冊語り合う読書会を行うお話。

これ好き!最後の無理矢理感はちょっとアレだけど、なんだか幸せな感じでほっこりしたから目
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世界で一番いとしい君へ(2014年製作の映画)

3.1

17歳で親となった夫婦と早老症で17歳まで生きることが難しいと言われた息子のアルムの家族のドラマ。
聡明で落ち着いたアルムとやんちゃで子どもっぽい父親の様子が、クスッと笑えるのにやっぱり悲しい。隣人の
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カラスの親指(2012年製作の映画)

3.0

詐欺師のお話。
決して悪くないのだけどなんだか惜しい。というのも、テンポがゆっくりというか、長い。頭脳戦がメインならじっくりでもいいけど、個人的にはこういうタイプの詐欺師モノはもっと突っ走っていてほし
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.2

付き合っている彼氏と結ばれたと思ったら彼氏が豹変。「it」を移したから、おまえも誰かに移せと脅され、それから「it」に追いかけられる日々が始まる。

ホラー苦手であまり観ないけど、なんだか気になってし
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.4

ゲイのカップルが薬物依存で服役中の母親を持つダウン症の少年マルコを引き取り幸せな日々を送るが、偏見や差別から引き裂かれてしまう話。

やりきれない。観た後に気持ちが重くなるタイプの映画。
「薬物依存の
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新しき世界(2013年製作の映画)

3.6

潜入捜査で8年間暴力団組織の内部に潜み、幹部の右腕として働く主人公ジャソン。会長の突然の事故死により、後継者を決めることとなり、最後の仕事が始まる…という内容。

面白かったー。いきなり暴力描写から始
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.1

殺し屋の復讐劇の後編。気になっていたので2作続けて観た。

ユマ・サーマンが可愛らしい。そして修行パートが漫画みたいで可笑しかった。妙にコメディというか。
vol.1でも思ったけど、復讐という割には恨
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.3

殺し屋の復讐劇の前編。有名だけど観たの初めて。

舞台が日本だったり日本刀で闘ったり日本人がたくさん出てきたりと、日本日本している。が、そこそこに不思議の国というかトンデモな国にされていた。あの店のコ
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ブラウン・バニー(2003年製作の映画)

2.5

これは・・・。と言いたくなる作品。感想が難しい。よく分からないまま話が進んで、長い間退屈だった。
そして最後は、うわっとなる感じ。
ハマる人にはハマるのかしら?とずっと不思議に思いながら観た。

20
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.2

ユダヤ人の老婦人と黒人の運転手のヒューマンドラマ。数十年にわたる交流が社会の様子とともに描かれている。
ずいぶん前に人に勧められてずっと観たかった作品。大きな出来事や事件なんてなくて、二人の日常という
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DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

3.5

原作も好きで、劇場公開時に前後編どちらも観ているけど、新作もあるとのことで久しぶりに観たくなったので後編だけ。

映画版の終わり方がとても好き。久しぶりに観ても良かった。漫画の実写化でストーリーに満足
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この森で、天使はバスを降りた(1996年製作の映画)

2.8

もともと田舎の閉鎖的で排他的な面が好きではなく、そういった空気が地味にずっと流れている作品なので観ていてどんよりしてしまった。後味もそんなにはよろしくない(悪いわけではないけど)
ハートウォーミング系
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シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

3.3

凄いシリアスから始まったから思えば、突然チープなコメディに変わり、そしてまただんだんと重くなっていく。
北のスパイが南で偽装して暮らすというのは以前観たレッドファミリーを思い出したし、なんとなく観終え
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ディスタービア(2007年製作の映画)

2.9

学校で教師を殴って自宅謹慎となった男が、ストーカー並に近所をひたすら観察していて、事件に巻き込まれていく。

主人公はただの覗きじゃないか!でも近所の女の子美人でスタイルもいいから仕方ないか。でも、友
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生き残るための3つの取引(2010年製作の映画)

3.3

これは、また、ひどい……、と思える話。なぜならば登場人物みんな何かしら悪いことしてる人。しかも滅茶苦茶悪いこと(犯罪)

事件の犯人を捏造する警察、見た目も行動もヤクザな社長、また別の社長と癒着した検
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アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

3.3

セレブが感染した病気のウイルス(をあまり害のない状態に処理したもの)が普通に売買される世の中。主人公はそういった企業で働く男。彼もまたセレブのウイルスに魅入られたひとりで、それがゆえに事件に巻き込まれ>>続きを読む

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.3

これは……、凄い映画、というか、なんて言ったらいいか分からないというのが正しい感想。とりあえずぶっ飛んでいた(良い意味でも悪い意味でも)
あんな不気味な家でキャハハ〜うふふ〜ってノリなのが凄い。名前が
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ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)

3.3

若いカメラマンが突然ガンで余命わずかと告げられ、静かに自分の最期へと進んでいく。

自分がもうすぐ死んでしまうという時、それを愛する人や家族に告げないままでいられるだろうか。ひとりで死ぬことを選んだが
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