らい病を患い、きっと今まで苦労をしてきたであろうのに、他人に対する思いやりや前向きに生きていくことを忘れない老女を樹木希林が快演。理不尽さに押しつぶされそうになりながらも耐える永瀬正敏や不器用な中学生>>続きを読む
映画好きには刺さる映画だと思う。父親が映画好きだったため、子供の時にけっこうな数の映画を一緒に観た。そのことが今の自分の感性や感受性を形作った部分は間違いなくある。そんな思いのある自分には、あのラスト>>続きを読む
救いのない結末。名作と言われるが、さほど評価できず。
〈あらすじ〉
デリヘルを経営する元刑事ジュンホ(キム・ユンソク)のところから女たちが相次いで失踪(しっそう)して、ときを同じくして街では連続猟奇>>続きを読む
人間の醜さやえげつなさが胸に迫る。あのセットも違和感ありまくりで、反対に引き込まれてしまった。
〈あらすじ〉
ロッキー山脈の麓に孤立する村ドッグヴィル。ある日この村の近く、ジョージタウンの方向から銃>>続きを読む
痴漢冤罪の怖さ。痴漢って、間違えられるとそうではないことを証明するのが、極めて難しい。警察や検察も裁判になったら、何がなんでも有罪にしようとするし。最後はここまでやっても認められないのかという絶望感に>>続きを読む
映画なので感情表現を誇張しないと絵にならないというのは理解しつつも、自分は小説の自然な感じで「えっ、そうだったの?」という感じが好きだったかな。
〈あらすじ〉
就職活動の情報交換のため集まった大学生>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
others は「他の人々」の意味。
世間知らずのシングルマザーが小さな子どもを必死に育て、守ろうとしていたが、実は…というシックスセンス系の話。美しくも神経質な母親をニコールキッドマンが熱演。幽霊が>>続きを読む
苦手なタイプの映画。
自分の子供が脳死になったら、そのことを受け入れられるのか?臓器提供しないことで、死んでいく人がいること等。もちろん、考えさせられる点は多々あったが、どうにも違和感があり、共感でき>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
不気味な周囲に違和感を抱いていたら、実は自分が…というオチの映画。ニコールキッドマンのアザーズに似ているか?ただし、最後は(本当は意識が戻っているのに、嘘をついて)自ら脳手術を受けて、自我を封印してし>>続きを読む
【衝撃のラスト系】
不眠症の主人公が幻影を見るように。真面目な自分からの脱却に暴力を、最後は秩序立った社会の破壊を実現するまで。
言わんとすることは分かるものの、テーマについては世間の評価ほど高評価に>>続きを読む
子供の時に母親を亡くし、大好きな人が自分より早く死んでほしくない思いから、死んだふりをするようになったのかなと。でも、なぜ死んだふりをするのか語るシーンを聞こえなくしたのは少しあざと過ぎたかな。それで>>続きを読む
大沢たかおの演技は良かったが、ストーリーが粗いのと藤原竜也の演技がどうにも苦手なため、入り込めず。
〈あらすじ〉
少女が惨殺される事件が起き、殺人事件の懲役を終えたばかりの清丸(藤原竜也)が指名手配>>続きを読む
カーチェイスなどのアクションシーンが韓国映画にありがちなやり過ぎ演出で、少々萎える。サスペンスに無理やり笑えないコメディをぶっ込まれたよう。せっかく面白いストーリーだったのに残念。
あと、真犯人がお笑>>続きを読む
実際に起こった華城連続殺人事件が元になった作品。多くの女性が惨たらしく殺害されているにも関わらず、警察の捜査は現場保存もできず、殴って自供させようとするばかり。これでは犯人は捕まらないだろうと呆れるほ>>続きを読む
派手な演出やシーンは何もない。でも、その当たり前の日常や毎年同じ事を繰り返せることこそが幸せなのだと理解でき、お茶の世界観の深みを感じさせてくれた。黒木華が自信なさげな20代から凛とした気品のある40>>続きを読む
障害を持つ大富豪の介護役に、貧困の黒人が採用され、人間関係が築かれていくというありがちなストーリー。実話に基づいているとのことで、最後にモデルになった2人が登場するが、介護役が普通に白人だった。
〈>>続きを読む
戦前の1939年(昭和14年)の作品。ジェロニモの襲撃シーンは凄かった。80年前にあのシーンは皆が目を見張ったのが頷ける。
〈あらすじ〉
1885年頃、アリゾナのトントから今のニューメキシコのローズ>>続きを読む
家族を殺された少女のために、自分の命をかけて復讐する殺し屋。名作。
〈あらすじ〉
ニューヨーク。レオン(ジャン・レノ)は完璧に仕事を遂行する一流の殺し屋。一日2パックの牛乳と肉体のトレーニングを欠か>>続きを読む
実在の天才詐欺師のお話。追うFBIと追われる詐欺師。でも、詐欺師が愛嬌があり憎めない。ルパン3世のような痛快感。
〈あらすじ〉
高校生のフランク・W・アバグネイルは尊敬する父が母と離婚すると聞き、シ>>続きを読む
1960年の名作を約40年後の1998年に完全コピー。違うのはモノクロがカラーになり、俳優が替わっただけ。古典の名作はその時代だったからこそ名作になり得た訳で、今の目で見れば、いろいろと拙い部分が多々>>続きを読む
世界屈指の大金持ちになり、成功を収めても愛情や友情からは遠く、孤独がつきまとう悲しさ。その孤独からくる不安や怒りが、あれだけのプロダクトを生み出した原動力にもなったことがよく理解できた。ザッカバークを>>続きを読む
有名な1作目から23年後の2作目。主人公が同じ俳優。いろいろどんでん返しもあり、主人公も最後にしっかりサイコパスしてたり、楽しめた。後半から急に悪趣味なグロが増えるのと最後のシャベルのシーンは素直に驚>>続きを読む
多重人格のことを知らなかった子供時代に見た時は意味がよく分からなかった。モチーフになった事件があったらしいが、60年前に多重人格で映画を作ったヒッチコックはやはり凄いと思う。有名なシャワーシーンも良い>>続きを読む
有村架純が本当に可愛い。
それ以上に、努力することって尊いなと思わせてくれた素敵な作品。
〈あらすじ〉
名古屋の女子高に通うお気楽女子高生のさやか(有村架純)は全く勉強せず、毎日友人たちと遊んで暮ら>>続きを読む
自分の人生は(苦しく辛いことばかりだったが)みすぼらしいものではなかったと信じ、尊厳死を選ぶ2人。イーストウッドらしい考えさせられる胸にズーンと来る映画だった。
〈あらすじ〉
ロサンゼルスで古いボク>>続きを読む
フジTVの土曜プレミアムで再鑑賞。
最初と中盤で事故当時の映像や2つの空港とハドソン川の位置関係を見せてくれたのは事故をより深く理解する上で良かった。
乗客を守ろうと必死の着陸を試みるパイロットたち。>>続きを読む
罪悪感なく悪事を続ける2人。最後のシーンが有名だが、そこまでやるかという大袈裟ぶりとあっけない幕切れが記憶に残る。
〈あらすじ〉
世界恐慌下のアメリカのテキサス。刑務所を出所してきたばかりのクライド>>続きを読む
小学生の時に親に連れられて観た以来の再鑑賞。細かいシーンもかなり覚えていた。
小学生の時は武田鉄矢がスケベな兄ちゃんとしか感じられず、最後のシーンも大して感動もしなかったが、40年経って見直すと深く感>>続きを読む
どれだけ努力をしても、天才の足元にも及ばない悲しさ。しかも、その天才はちゃらんぽらんで人間的に尊敬できない。そんな奴にこれだけ頑張っても全く歯が立たないという悔しさ。天才と凡人の対比が印象に残る作品。>>続きを読む
森田剛のサイコパス的な怖さが凄かった。
人が殺される時って、きっとこんな風に痙攣するんかなというリアルな描写も恐怖を増幅した。
森田剛の最後の一言も秀逸。
〈あらすじ〉
普通の生活に焦燥感を抱くビル>>続きを読む
人生で上手くいかない時、生きてても仕方ないとか、自分なんかいなくても世の中には何の影響もないとか、そんな拗ねたことを考えたことが自分にもある。でも、そうじゃないよ。人生は捨てたもんじゃないよ。というこ>>続きを読む
そもそも怪獣という非現実的なものに対して、政府や官僚たちの対応を徹底的にリアリティにこだわって作ったオタク映画の快作。
〈あらすじ〉
東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。首相官邸での緊急会議で>>続きを読む
ほぼ死刑になりかけていた被疑者の若者に対して、陪審員の1人が疑問を呈し、証拠を積み重ねていくことで全員の意見が変わっていく。スピード感ある展開が面白い。
〈あらすじ〉
ニューヨークの法廷で殺人事件の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
インセプションは始まり、開始、発端。映画ではアイデアの植え付けの意味。
しかし、夢の中の夢の中の夢って、どうしたら思いつくんだろう。この監督の想像力の深さに驚かされる。街が立ちがり、道を列車が走り、ホ>>続きを読む
そこまで名作だと理解できなかったが、最後の通り過ぎて行くシーンは印象的だった。
〈あらすじ〉
米国の西部作家ホリイ・マーティンス(ジョゼフ・コットン)は、旧友ハリー・ライムに呼ばれて、四国管理下にあ>>続きを読む
莫大な財産があっても、人間は幸せになれない。「薔薇の蕾」は子供時代の情景だと分かった時、人間の悲哀を感じた。
〈あらすじ〉
荒廃した壮大な邸宅の内で、片手に雪景色の一軒家のあるガラス玉を握り、“バラ>>続きを読む