あさとさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

人狼ゲーム(2013年製作の映画)

2.7

密室型のデスゲーム映画。人狼という心理戦ゲームが好きなのでその流れで見てみたんだけど、けっこうホラー要素が強くて鑑賞後は気分が滅入った。

人狼というゲームは1日の終わりに狼という役柄だと思われる参加
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普通の人々(1980年製作の映画)

3.6

名俳優のロバート・レッドフォードが監督を務めて1981年のアカデミー作品賞を受賞した映画。兄を失くして空中分解していく家族の様子を描いている。

映画の前半ではこの映画の主人公である弟が喪失感から一人
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スティング(1973年製作の映画)

4.7

1974年のアカデミー作品賞をはじめ、アカデミー賞7部門を受賞したクライムコメディ的な映画。

この映画はいたるところに見てる側の裏をつくようなトリックが仕掛けられていて、最初から最後まで騙されたし、
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

4.8

ゼロ歳の息子と一緒に見るのにいいかなと思って見始めたんだけど、思ってた以上に素敵なストーリーでとてもよかった。感動するような映画じゃないんだろうけど、終盤はなんか涙がこぼれちゃったよ。

あんまりドリ
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アトリエの春、昼下がりの裸婦(2014年製作の映画)

3.1

病に侵された彫刻家と貧困生活をしていた女性との日々を描いた映画。パッケージの通り官能的なシーンもあるけど、官能的なだけじゃない重めの人間ドラマだった。

モデルとなった女性がスラッとしてて純朴でよかっ
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

3.7

数奇な運命に翻弄される女性達を描いたスペイン映画。AmazonプライムとU-NEXTが揃ってもうすぐ配信終了だったので鑑賞。

見る前まではサスペンス的な感じかと思ってたけど、それより女性の強さや女性
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.1

King GnuのMVを手がけてた内山監督がメガホンを撮り、King Gnuの井口理が出演してると聞き気になってた映画。U-NEXTでポイント使って鑑賞。学生時代の変わった友人、佐々木をテーマに広がる>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.6

実在した人物をモデルとしたジブリ映画。昔映画館で見たことあったけど金曜ロードショーで再鑑賞。

昔はとてもいい映画だなと思ったんだけど、集中しきれなかったこともあってか以前見たときの感動は薄れてた。そ
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劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年製作の映画)

4.7

テレビ神奈川の連続ドラマを映画化した給食コメディ。Amazonプライムにあったので見てみたけど、予想を超える面白さだった。

市原隼人演じる中学教師が普段はクールなのに給食のことになると暑苦しい男にな
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金髪スリーデイズ35℃(2003年製作の映画)

2.6

「ステップ」や「ヒノマルソウル」の飯塚健監督が20代前半のときに撮った夏映画。

まず、映像はセンスがあってよかった。特にラストシーンの髪を染める前と後の対比を効かしたところは斬新でいいなと思った。悪
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦下で1100人ものユダヤ人の命を救ったオスカー・シンドラーの所業を描いた実話に基づいたホロコースト映画。

ファミリー向け映画もたくさん作っているスピルバーグ監督だが、今作は子供に見せら
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

イケてない高校生活を送ってた女子2人組が卒業前夜にはっちゃける青春コメディ映画。前半は笑いのツボが合わなくて微妙だったけど、後半のパーティーのところから派手な展開になって面白くなっていった。

主演2
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.3

殺し屋×銭湯のインディーズ映画。殺し屋の手によって人がバンバン死んでいくので物騒ではあるけど、雰囲気が柔らかくて重い気持ちにならずに見れた。映像の面でいうと、照明の彩度みたいなものが絶妙で優しさや懐か>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.5

A24が手がけた、豪華アーティストの31曲とともに送るプレイリストムービー。

主人公のタイラーが充実してる日々を送る始まりから徐々に暗雲が立ち込めていき暗い物語になるのだけど、光と影の対比が効いてい
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宇宙飛行士の医者(2008年製作の映画)

1.4

ロシア産、宇宙飛行士の健康を管理する医者の話・・・らしい。宇宙系の映画が好きだから見てみたが、全然宇宙っぽいもの出てこないし質素な部屋でビミョーな話が続くだけなのでまったく心惹かれないし、退屈だった。>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.2

パッケージから落ち着いたヒューマンドラマ的なのを想像して見始めたが、真逆な映画だった。妻を亡くした心の穴を破壊行動によって埋めようとする男の物語。

恋愛要素などもあるが、とにかくジェイク・ギレンホー
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.5

今から120年ほど前に作られた、世界最古のSF映画。パッケージから怖い感じなのかなーと思ったけど、顔のある月が不気味なくらいで他は全然怖くなかった。派手な衣装で着飾った人達がワチャワチャしたりバク転し>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

5歳のときに両親とはぐれ離れ離れになった男が大人になってから両親と再会する物語。序盤はインドの劣悪な環境で過ごすシーンの連続で悲しい気分になったけど、夫婦に引き取られたところから爽やかさも出てきてよか>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

2.5

暴力と諧謔の同居したサイコキラー映画。前半はシュールなラブコメみたいな雰囲気もあったのだが、タイトルロゴが出てからの後半からが壮絶だった。

V6森田剛が演じる殺人鬼が感情の欠けてる感じがとてもリアル
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.1

ディズニーの海洋アドベンチャー映画。あまり期待してなかったのだけど、これぞディズニーって感じの王道かつテンポのいいストーリーで安定の面白さだったし、さすがだなと思った。

キャラデザが可愛い感じのがあ
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.2

「君の瞳に乾杯」というセリフが有名なモノクロ古典映画。1942年の映画で、最初はこの時代の政治的な背景などがよくわからず入り込めなかったけど、後半からわかりやすい流れになって楽しめた。

ハードボイル
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.7

マイペースで続けてたこのFilmarksレビューの数も気づけば400まで来ました。いつもレビューを見てくれたり反応してくださってる皆さん、ありがとう。

で、400レビュー目はこれ。MARVEL映画の
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.1

2021年のアカデミー作品賞作品。ノマドという居住地を持たずに生活する人々の暮らしを映した作品。主演のフランシス・マクドーマンド以外は実際にノマド生活する人を起用しているんだとか。

映画としては、し
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.5

茶道にまつわるエッセイ本、日日是好日を映画化。原作の方は昔読んでいてサッパリしていたなという印象だったんだけど、映画の方は所作だったり奥ゆかしさだったりに重きを置いていて、原作より深みを増していた。>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.9

U-NEXTで配信開始されたので400円分のポイント使って早速鑑賞。評判よかったからハードル上げて見たけど、期待を裏切らない面白さだった。

ストーリー的には王道な感じの恋愛映画で、最初は都合よすぎる
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タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

4.7

黒人への差別意識がまだ根強かった時代に白人と黒人の混合アメフトチームが勝ち上がった実話を元にした物語。

これは面白かった!制作がディズニーなので過激なシーンもなく安心して見れるし、笑えるところもけっ
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.3

青春とサイバーパニックアクションを掛け合わせたような細田守監督作品。金曜ロードショーで再鑑賞。

何度も見てるけど今回も面白かった。個人的に細田守作品の中ではこれが飛び抜けて好き。青春の初々しさとサイ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

2.8

第二次世界大戦中にエニグマと呼ばれる暗号を解読したイギリスの学者、アラン・チューリングをモデルとした歴史ドラマ。

評価高いけど個人的にはグッとくるものがなかった。主演のベネディクト・カンバーバッチが
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.7

若き日のジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが出演してる田舎を舞台としたヒューマンドラマ。

物語は静かに進んでいくが、心の機微だったり揺れ動く心情だったりといったものが時間をかけて映されていた
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ピンポン(2002年製作の映画)

2.5

卓球を題材としたスポーツ映画。世間的な評価は高いみたいだけど、個人的には微妙だった。原作は漫画ということだが、漫画の登場人物をデフォルメしたようなキャラクターと演技がわざとらしく感じてしまい入り込めな>>続きを読む

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

4.2

30年後の未来の世界を襲撃しにきたクリーチャーとの戦争映画。アマゾン制作だからチープな感じかとナメてかかったけど、とてもお金を掛けてる感じの映像で迫力があった。

敵や戦いの演出が怖すぎず怖くなさすぎ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

2.2

ホラー映画の金字塔的な作品ということで見てみたけど、怖さよりキモさが勝る感じで個人的には微妙だった。自主制作映画のようなチープ感も込みで評価されてると思うんだけど、そんなとこも自分にはハマらなかった。>>続きを読む

ウォーリー(2008年製作の映画)

3.8

ディズニー×ピクサーが送るロボット映画。最初はセリフがないのとディストピアな世界観に「思ってたのと違う」となったけど、徐々に慣れてきて終盤の展開はこれぞピクサー映画って感じだった。

途中から人間が出
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中国の植物学者の娘たち(2005年製作の映画)

3.3

中国での女性の同性愛をテーマとしたフランス・カナダ映画。 役者はほとんど中国人だし、男性が強権的であるところなどは中国映画っぽいなと思った。

中国では撮影の許可がおりずベトナムで撮影したらしいが、エ
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.9

ベン・スティラーの主演・監督作品。ブッ飛んだ空想好きな写真管理部門の男が雑誌の最後を飾る写真を探して世界中を旅する話。

世界中のいろんなところに飛んでいくストーリーなので、自分もいろんなところに旅し
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ステップ(2020年製作の映画)

4.0

Twitterで父親が子育てする本を探しているとツイートしたところ、こちらの原作小説を勧められたので映画のほうを鑑賞。監督の飯塚健氏は22歳という若さで監督デビューをしており、その頃の作品を見ていたた>>続きを読む