してちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

プッシーキャットが可愛かった。
動きが抜群に良い。
ヒッピーらもみんなプッシーが好き^_^

願わくば彼女はチャーリーのクソカス雑魚じみた一連の殺人計画に全く乗れずにいたポジションであって欲しい。
>>続きを読む

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

5.0

とんでもなくよかった!
とっておきだった5点をついにつける日が来てしまった。。

パルプフィクションで感じたタランティーノのビッカビカに光ってたセンス、それが完全解放大爆発。

全体の構造も好き、会話
>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0

嘘が見抜かれるかも、という緊張感。
映画はこれが大得意ですね。

タランティーノお得意の長い台詞回しとも相性が良く、終始、あああバレちゃうかも!のドキドキが楽しかったです。

バレちゃうかも映画をもっ
>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

デイジーがずっと可愛かった。
捕まってる極悪人ってのは、道具立てとしてズルいと言えるほどのキュートさを醸すのだな。

いつも以上に章立てがはまっていてタイトル出る度ワクワクしました。
あの章は特にたま
>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.5

痛快!
🦷が好きすぎてこの衝動をどうすれば良いか分からない。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

最初の会話シーンが素晴らしい!なんだこの完璧なオープニング!

ブラウンが巨根の話を延々するなか、
ジョーが手帳見ながら
「トビー、トビー」と呟き、
それを見事につっこむホワイト、
チップを払いたくな
>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

初タランティーノだったのですが、かなり好みでした!

ひとつの場面を長めにじっくり描く見せ方がまず大好物。全体のシーン数、平均と比べてかなり少ないんじゃないかしら?

ボスの奥さんとのデートシーンのほ
>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.0

割と軽いノリで、思ってたのとちょっと違いました。
人物描写は記号的で深掘りはせず、ムダな動きはさせない作り。

ダイアンの制服姿、よかったです。
クラブ、ベッド、朝のダイアンの変化の流れが好き。

>>続きを読む

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.0

やっぱりジムは好きだなあ。ほんとに肌に合います。

夜、外で電車が通り過ぎるのを映す何気ないカットの尺とか、細かな感性が好み。平均よりちょっとだけ長くて、満足感がある。

映画の構造が、昔好きだったU
>>続きを読む

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.5

この人のドアップで人を見せる画面の切り取り方がすごく好みです。
単純にレイアウトの美しさとして好き & シーンの客観性が削がれるので会話にぐっと没入しやすいという効果も良い(よりその恩恵に預かりたいか
>>続きを読む

ゴーギャン タヒチ、楽園への旅(2017年製作の映画)

3.0

同じタヒチ以後のゴーギャンを扱った小説「楽園への道」を読了した直後に観ました。

まず、自然の見せ方がとても美しかった。
画面が緑一面になり、ゴーギャンがその中で小さく描かれる引き絵のタヒチの森が素晴
>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.5

素晴らしかった。
映像も美術も音楽も演技も構成も
すべてが作り手の繊細さと自信を見事に示していました。

こちらがしっかり向き合うほどに、あらゆるシーンが期待以上のものを返してくれて「映画見てる甲斐が
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

めちゃめちゃ良かった!
まさかこの漫画をここまでしっかり映像化できるなんて。挑戦した人たちの勇気とやり切った事実に感服です。

そもそも音が鳴らない漫画だからこそ「すごい音」を脳内で物凄いものとして無
>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.0

主人公の顔が時間が過ぎるほど洗練されていった気がしました。
あれ?こんな静かで強い目元だったっけ?
と、眺めているだけで心地良い人相に進化していった。

反してお相手の女性は、昔からあざといと感じてし
>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.5

映像編集というものの見せ方が秀逸すぎた!

仕事がら毎日編集ソフトを触る身としてはたまらない演出でした。断腸の思いで良質カットを削ぎ落としていくあの辛さ、でもそれによって現れる新境地!麻薬的に面白く、
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.0

子どもたちがかわいい!かわいい!
みんながやさしい!
想像以上に全力で「いい話」で、なんだかなつかしかったです。こういうのもたまに見ないと^_^

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.0

マックスがとても魅力的でした。
ケレン味ないざっくりしつつ繊細な感じがとても好みの人物。

タバコを指で揉んで消して、直にポケットにしまう姿を窓越しにマットが見てすごくやさしい笑みが漏れるシーン、とて
>>続きを読む

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.5

初ドラン。すごく良かったです。

例えば文字でこの話の出来事を羅列していったなら、説明のつかない感情の動きや発言が多いかもしれないです。でもそれが映画体験を粗雑なものにするわけではなく、むしろ骨から信
>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

フレンチアルプスの直後に観たのですが、
だいぶサービス要素が増えた印象でした。
フレンチ〜の固定カメラ長回しの生っぽい時間軸の中での人間や空間の切り取り方がすごく好みだったので、その特徴が薄れたのはち
>>続きを読む

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.5

フレンチアルプスのスキー場併設ホテル、そこに自分が滞在しているかのような臨場感を終始感じれたのが、まずとても心地よかったです。

例えば部屋のドアの前のシーンが象徴的に何度も登場するんですが、広めの絵
>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

3.5

ちゃんとは味わい尽くせていない。でも部分的にとても感じるところがある。しかし眠くなる。 まだまだ修行が足りないです。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

リアルタイムで内容を全て理解して楽しむのはぼくには難しかったです^_^
何度も見て、置いていかれたところはノートとりながらじっくり潰してゆっくりと理解を深めていきたいと思いました。
絵作り、間の取り方
>>続きを読む

デッドマン(1995年製作の映画)

4.5

あんまり良くて連続で2回見た。
やっぱり筋書きより、良質なディティールの集積で質の高さって形成されていくんだなと思い知る。
鹿を抱くシーンが良すぎて、たまらずノートに落書きしたらそれがまた良くて、良い
>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.5

対応力が高く、集中/執着も並外れてるが、中心部が絶望的に欠落している、それすら自覚的に武器にしている。という男を演じきれていると思います。すごい。
度胸と同様、ためらいを知らないブレーキのきかない性格
>>続きを読む