浅野公喜さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

神様のパズル(2008年製作の映画)

3.2

ミツキ・タニムラ演じるひきこもり天才少女とハヤト・イチハラ演じるノリで生きてる青年が宇宙を作ろうとする三池監督によるサイエンスコメディドラマ。

物理学の説明はイラスト等を用いて分かり易く説明している
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クトゥルー・モンスター/キンドレッド(1987年製作の映画)

3.7

「研究書を燃やしてくれ」「実はあなたには弟がいた」という研究者だった母の遺言を頼りに実家へ向かうと・・という80sクリーチャーホラー。ベテラン俳優のロッド・スタイガーも何故か出演し、「サイコ」の脚本を>>続きを読む

デス・レース(2008年製作の映画)

3.9

70年代のカルトカーアクション「デスレース2000年」のリメイク。主演は「ワイルド・スピード」ファミリーのジェイソン・ステイサムと歌手でもあるタイリースで監督は「バイオハザード」シリーズのポール・W・>>続きを読む

深夜復讐便(1949年製作の映画)

3.3

(リンゴを積んだ)トラック野郎が父親の両足をダメにした果物業者へ復讐する一応フィルムノワール。

序盤からさあ復讐、とはいかず中盤まではリンゴの運送やメロドラマが描かれタイトルから連想するような復讐劇
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ヒッチャー(2007年製作の映画)

3.7

殺人鬼のヒッチハイカーとの戦いを描いた80年代の有名なサスペンススリラーのリメイク。マイケル・ベイ製作でヒッチハイカー役はショーン・ビーン。オリジナルも観ましたがこちらも個人的には良かったです。

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劇場版 あしたのジョー2(1981年製作の映画)

3.8

テレビ版「あしたのジョー2」と並行して作られ、テレビ版と同じく力石徹の死からスタートする劇場版2作目。

全編に貫かれるのは陳腐な表現ながら青春をボクシングに捧げた孤独な男の美学。孤独といってもネガテ
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太陽に向って走れ(1956年製作の映画)

3.3

メキシコのジャングルに不時着したらナチスの残党に追われる、昭和30年代40年代辺りの熱血青春ドラマみたいなタイトルのリチャード・ウィドマーク主演のアクションアドベンチャー。

今回リチャードが演じるの
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インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

3.6

ジェームズ・ワン監督によるオカルトホラー第二作で今回は父に霊が憑依。前作より面白くなってました。

前作における謎の出来事が解明される展開でホラーでありつつもミステリー色も強くなっており、憑依した父親
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クリッター(1986年製作の映画)

3.4

宇宙から逃れてきた地球外生命体が田舎の一家を襲う「グレムリン」に影響を受けたであろうSFコメディホラー。監督のスティーヴン・ヘレクはロジャー・コーマン御大のニューワールド・ピクチャーズで下積みを積んで>>続きを読む

巨人獣 プルトニウム人間の逆襲(1958年製作の映画)

3.1

前作でダムに落っこちて死んだはずの巨人が生きていた・・という「戦慄!プルトニウム人間」の続編。監督はB級SF映画を多く手掛け今も御存命(100歳!)のバート・I・ゴードン。

巨人のビジュアルは顔が崩
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スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

3.6

男子禁制パジャマパーティー最中の女学生達を殺人鬼が電動ドリルで襲う当時日本未公開&何故か今まで未ソフト化だった80sスラッシャー。プロデューサーの一人は当時クレジットされなかったものロジャー・コーマン>>続きを読む

さそり(2008年製作の映画)

3.3

70年代の女囚さそりシリーズのリメイクでマキ・ミズノ主演の日本・香港合作作品。日本語音声を設定すると一部日本人キャストがアフレコしたのか他の吹き替え声優陣の声と雰囲気が違うというか少し不自然(笑)。>>続きを読む

うわさの名医(1951年製作の映画)

2.9

ケイリー・グラント演じる名医が妊娠した女性と恋に落ちる&その人気の高さに嫉妬した医師によって失脚させられそうになるジョセフ・L・マンキウィッツ監督&脚本のヒューマンドラマ。

上記の通り二つのストーリ
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ブルー・カラー/怒りのはみだし労働者ども(1978年製作の映画)

3.3

「タクシードライバー」の脚本でも知られるポール・シュレイダー監督による社会派ドラマ。主演はハーヴェイ・カイテルとコメディアンでも知られるリチャード・プライヤー。

自動車工場で働く黒人二人と白人一人の
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ホワイトアウト(2000年製作の映画)

3.5

ダム職員であるユウジ・オダがダムを占拠したテロリスト達と戦う和製「ダイ・ハード」と呼ばれているアクション。少し前に大寒波が来た時Twitterのトレンドにホワイトアウトとあり今作を思い出し鑑賞しました>>続きを読む

奴らを高く吊るせ!(1968年製作の映画)

3.1

タイトルに惹かれて鑑賞。クリント・イーストウッド爺(当時は若いですが)の西部劇を観るのは実は今作が初めて。

冤罪を着せられ絞首刑になる冒頭から驚き。その後復讐も兼ねて保安官になるのですが罪の軽い少年
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マペット・ムービー/マペットの夢みるハリウッド(1979年製作の映画)

3.6

「セサミストリート」でもお馴染みカエルのカーミットがハリウッドを目指すロードムービー。

少しずつ仲間が増えていくという非常にオーソドックスなストーリーですが、道中を映画化して上映会を行っていたり旅の
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血のバケツ(1959年製作の映画)

3.6

B級映画の帝王で現在も御存命(96歳)且つプロデューサーとして現役で活動するロジャー・コーマン監督による「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」のセットを流用して数日で撮影したという超低予算ブラックコメデ>>続きを読む

インシディアス(2010年製作の映画)

3.4

新居に引っ越してきた家族が怪奇現象に見舞われるジェームズ・ワン監督によるオカルトホラー。少し前まで「インディシアス」と勘違いしていました。

ジャンプスケア一辺倒な演出で中盤以降は幽霊に襲われるという
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バンデットQ(1981年製作の映画)

3.7

少年が自分の部屋に突如現れた小人達とあらゆる時代を旅するテリー・ギリアム監督のアドベンチャーコメディ。日本の漫画アニメにも影響与えてそうな内容で、当時一部地域では「幻魔大戦」と同時上映だったとか。>>続きを読む

バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.5

マイアミの暴れん坊お騒がせ刑事コンビによる前作から17年ぶりとなる第3作。前作はフェラーリでしたが今作は第一作と同じポルシェに車種こそ違うものの乗ってます。

アクションコメディ路線は相変わらずですが
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野獣狩り(1973年製作の映画)

3.7

「仮面ライダー」に探検隊、そして自分の世代ではせがた三四郎でお馴染みヒロシ、・フジオカが飲料会社の社長を人質にした過激派を同じ刑事であるジュンザブロウ・バン演じる父親達と追いかける東宝アクション。今作>>続きを読む

街の野獣(1950年製作の映画)

3.7

悪役が多いリチャード・ウィドマークが今度はロンドンを舞台にプロレスの興行を行うことで金儲けを目論むチンピラを演じるドラマ。

描かれるのは勢いで突っ走り、上手くいきそうなものの恋人の金を盗んだりと日頃
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.3

M・ナイト・シャマラン監督が「シックス・センス」の次に放ったブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン主演のサスペンス(脚本作品を含めばまさかの「スチュアート・リトル」が間に挟まれますが 笑)。>>続きを読む

ばぁちゃんロード(2017年製作の映画)

3.4

結婚を控えたおばあちゃん子である女性が足が悪いミツコ・クサブエ演じる祖母と共にバージンロードを歩こうとする篠原哲雄監督によるヒューマンドラマ。

孫は仕事に加え時に介護を学び、祖母はリハビリに集中。時
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ドクター(1991年製作の映画)

3.4

故ウィリアム・ハート演じる、やや思いやりに欠ける医者が癌を患ってしまうヒューマンドラマ。

自らが病気になることで患者の気持ちが分かるようになる・・というよく有るテーマで斬新さは余り無いのですが医療問
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ブレイクダンス(1984年製作の映画)

3.4

プロのダンサーを目指す女性がストリートダンスの魅力に虜になる80sムービー。ピコピコシャカシャカした当時のシンセサイザーやリズムの音が終始鳴り響いてます。

仲間のダンサー達と共に保守的なダンス界に殴
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野獣を消せ(1969年製作の映画)

3.3

アラスカ帰りのテツヤ・ワタリが妹を死に追いやった暴走族達にライフル片手で復讐する日活アクション。序盤、空港の荷物検査にもライフルを堂々と持ってきてますがこの時代は色々緩かったのでしょうか(笑)。

7
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呪い襲い殺す(2014年製作の映画)

3.1

「うまい安い早い」の吉野家みたいな邦題が目を惹くマイケル・ベイ&ジェイソン・ブラムも製作に参加の北米版こっくりさん的存在のヴィジャボードをテーマにしたオカルトホラー。

怪奇現象によって口を縫われたり
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バスドライバー 史上最強の運転手(2016年製作の映画)

3.5

問題児達を乗せたバスがギャング達のシマでパンク、一見冴えない運転手が立ち上がるというアクション。黄色いシンプルな文字のタイトルバックから70年代アクション映画のオマージュを感じ、評価は低いですが自分は>>続きを読む

三人の妻への手紙(1949年製作の映画)

3.2

ピクニックに出かけた3人の主婦のもとに共通の友人であるアディという女性からあなた方の誰かの夫と駆け落ちするという手紙が届く・・というジョセフ・L・マンキウィッツ監督脚本のドラマ。

一人一人が自分の夫
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ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

3.6

カリフォルニアの港町が謎の霧に包まれ、亡霊達が襲ってくるというジョン・カーペンター監督のホラー。トム・アトキンスにエイドリアン・バーボー、ジェイミー・リー・カーティスとカーペンターファミリーが多く出演>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.8

映画プロデューサー、ポンポ3の下で働くアシスタント・ジーンが映画監督を任されるアニメ。ニャリウッドというハリウッドがモチーフの場所が舞台なのに、メインキャラの多くは日本風のふわふわデザインというアンバ>>続きを読む

ホリデーロード4000キロ(1983年製作の映画)

3.1

「お!バカんす家族」の元祖であるシカゴからロサンゼルスの遊園地に向かい旅するチェビー・チェイス主演のコメディロードムービー。監督は「ゴーストバスターズ」でもお馴染みの故ハロルド・ライミスで脚本は「ホー>>続きを読む

けんかえれじい(1966年製作の映画)

3.4

バラエティでもお馴染みヒデキ・タカハシ(当たり前ですが異様に若い)が喧嘩好きの暴れん坊学生を演じる鈴木清順監督による青春アクションドラマ。

昭和初期という時代設定もありますが比較的最近の喧嘩物の定番
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モーテル(2007年製作の映画)

3.2

夫婦が立ち寄ったモーテルは殺人ビデオ(スナッフ)を作る殺人鬼達が居た・・!というケイト・ベッキンセール主演のサスペンスホラー。

2000年代の作品ながら展開も演出も至極シンプル。殺人ビデオの映像も凄
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