skm818さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.7

かつて軍で拷問に関わりその罪で刑務所入りをしたあと地味なギャンブラーとして生計を立てていた男が、ある出会いからかつての上官への復讐を果たすまでの話。前半ちょっと寝てしまったが、そういうことだよね。地味>>続きを読む

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.7

宝くじで19万ドル当てたはいいがほぼ全部飲んでしまって落ちぶれた女の話。これすごいのは宝くじ当てたのは6年前の話だからほとんどの住人は彼女を知ってるはずなのに、戻ってきた彼女に冷たくするか他人のような>>続きを読む

探偵マーロウ(2022年製作の映画)

3.6

リーアムニーソン結構好きなのと監督の名前で見てみたが、かなり眠くて特に前半がっつり寝てしまったのが残念。この手の映画は前半寝ちゃうと話がマジでわからんもんな。結局これはキャベンディッシュが撮影所を牛耳>>続きを読む

氷の微笑 4K 30周年記念レストア版(1992年製作の映画)

3.7

殺人容疑者の女と脛に傷持つ男性刑事の話。彼が昔起こした観光客射殺事件については多くは語られない。でもまあ彼がカッとなりやすい人物であることはわかる。復職後もカウンセリングを受けていて同僚たちからは軽く>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.7

物がごちゃごちゃ多い家に住む死別母子家庭。多分遺族年金と母親のパート代で暮らしてるんだろう。小学生の息子の言動を不審に思って問い詰めると担任教諭にいじめられているとわかる。母親は学校に乗り込むが、校長>>続きを読む

コロニアの子供たち(2021年製作の映画)

3.6

1980年代のチリ南部。入植したドイツ人が集落を作り、病院を作り、学校を作る。主人公パブロは地元の神父にすすめられてその学校の寄宿舎に入るが、そこはとんでもない地獄だったという話。前半眠くて見逃しもあ>>続きを読む

逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.7

認知症の診断を受けているらしき男がそれまでとはちょっと違う言動で周囲を不思議がらせているが特に何も変わらない話。そんなに面白いものではなかった。話自体も飲食店で支払いを忘れたことがあったくらいで、認知>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.8

とある共同体で頻発していた女性暴行事件。加害者たちは逮捕され連行される。村の成人男性は保釈金を工面するため出かけていく。彼らが留守の間に女たちは話し合う。この先自分たちはどうすべきかということを。上映>>続きを読む

マルサの女(1987年製作の映画)

3.8

脱税摘発に使命感を持つ税務調査官の女性板倉が査察官に昇進して、以前から疑惑のあった実業家権藤との対決に挑む話で、多分描かれていることは全国あちこちで起きている脱税摘発風景なんだろうけど、その手順を見せ>>続きを読む

波紋(2023年製作の映画)

3.7

色々と我慢している主婦が夫の死で解放感を味わう話。なんか見てると、日本って嫌なとこだなと思う。ここに出てくる嫌な感じって全部あるあるだもんな。妻が料理をしている間、新聞読んでるだけの夫、食事できたら自>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

ベルリンで指揮をとる女性指揮者リディア・ターの君臨の日々と転落って感じかな。前半少し寝てしまったので人間関係がちょっとわからん。ターは女性の恋人と暮らしているけど、彼女は第一バイオリンの人だよな。フラ>>続きを読む

オマージュ(2021年製作の映画)

3.8

かつては賞もとったが今は鳴かず飛ばずの女性映画監督が古い映画の修復を頼まれ、フィルムの失われた部分や関係者を探して奔走する話。修復を頼まれた映画は1960年代の当時はまだ珍しかった女性監督の映画。その>>続きを読む

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.7

1980年代終わり頃のNY。あるユダヤ人家庭の男の子の経験。主人公はクソガキ。いくつか事件が起こり転校させられたりするが、特に大きく人生の流れが変化することなく、淡々と静かに話は流れていく。考えつく反>>続きを読む

お葬式(1984年製作の映画)

3.8

葬式を題材に茶化したコメディかと思ってたら、割とフツーにフツーの家族の亡くなった知らせを受けてからお葬式の一連の流れを淡々と見せてくれる感じだった。時々クスッと笑えるが、香典が風で飛ぶとか子供が走り回>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

3.8

サーカスにいたロバのイーオーの辿る数奇な運命…ってとこかな。動物愛護運動、ヨーロッパの一部の地域ではもはやこんなんなってるのか… 調教するのは虐待だとかいうんなら、競馬とか盲導犬とかどうなっちゃうのっ>>続きを読む

妻よ薔薇のやうに(1935年製作の映画)

3.7

丸山定夫を見たくて鑑賞。1935年の映画で、まず風俗が興味深い。ヒロイン君子の働く女らしい帽子にスーツ姿とかさ。恋人精二とはなんでも言い合える仲で対等な感じがとてもよい。二人とも自活できる給料なの羨ま>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

太り過ぎた男が娘との絆どうこうという作品紹介で、見なくてもいいかなと思っていたんですが、それだけではないという情報を得て急遽見ることに。確かに太り過ぎた男の話なんだけど、これ宗教が自分らしくあろうとす>>続きを読む

せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.7

江戸の長屋に暮らす落ちぶれた武家の娘おきくと糞尿回収業の若者2人(ヤスケとチュウジ)。事件といえば、大雨で長屋のトイレが溢れて大惨事になること、おきくの父が仇討ちか何かで殺されてしまうこと、おきく自身>>続きを読む

高速道路家族(2022年製作の映画)

3.7

パーキングエリアで寸借詐欺をしながら食い繋いでる一家と詐欺をきっかけに彼らと関わるようになる中年夫婦の話。ホームレスとはいってもテント持ってたりして、かつてはいくらか収入があったのだろうと思わせる。で>>続きを読む

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.7

シリーズ3作目。冒頭から、人間は愚かとしか言いようのない暴挙。あの牽引ボートの人何にやられたんだろう。海岸付近にもラプトルウヨウヨしてるし、肉食獣は島の中心部にいるって知識はもう古いものなのね。あの少>>続きを読む

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.8

聖地とされる町で起きた娼婦連続殺人事件とそれを追う女性ジャーナリストの話。といっても誰が犯人かを突き止める話ではない。犯人は最初のほうで観客にははっきり明かされている。これはむしろこのおっさんと彼の行>>続きを読む

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.7

ジュラシック・パークの続編。今回の主人公はマルコム博士。つまらんことはなかったが、なんでこういうことするの?って思うところはあったなあ。そもそもあの少人数の調査隊を送り込む意図がイマイチわからんし(調>>続きを読む

おとうと(1960年製作の映画)

3.8

幸田文が自分の家族をモデルに書いた作品を映画化したもの。原作は昔読んだ。4人家族のそれぞれがわかりにくい優しさを持ちそれぞれが傷ついている話だった。田中絹代の継母さん嫌味ばっかり言ってて嫌なやつなのだ>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.8

初めて見ました。想像以上にホラーだ。怖い。こういう有名作品って一部だけが面白おかしくネタにされてるのよく見るけど、笑い事じゃないよな。システムを過信してはいけない、生き物を侮ってはいけないというメッセ>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.8

黒澤明の映画をカズオイシグロの脚本でリメイクしたもの。内容はほぼ黒澤版と同じかな。主人公が亡くなったあとがちょっと長かった気はするが。案件たらい回しとか、知り合った男と飲み歩くとか、息子夫婦と溝がある>>続きを読む

トリとロキタ(2022年製作の映画)

3.8

開始前から眠気に襲われ、冒頭から1時間ほど寝てしまった。それで言うのもなんだが、さすがダルデンヌ兄弟、救いも何もない。ボートピープルとしてイタリアを経てベルギーにやってきたロキタとトリは姉弟として(多>>続きを読む

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

例によって眠くなり、万引き少女とのやり取りのあとくらいから記憶飛んでる。目が覚めた時には被害者の名前や婚約式の会場に現れたことまで調べはついてて、あとは真相究明だけって感じだった。全体的に2時間ドラマ>>続きを読む

大菩薩峠 4K版(1960年製作の映画)

3.7

3部作の第1部で明確に続いているので3作品続けて見るのが望ましいと思うが(チラッと出てきたあの人どうなったのというのがある)、とりあえず主な登場人物は出てきたんじゃないかなと。思っていたより新撰組の出>>続きを読む

カラヴァッジオ(1986年製作の映画)

3.8

画家のカラヴァッジオが美しい若者たちをモデルに絵を描いたりいちゃついたりしてる話だが、彼が生きたバロックの時代にはなかったものも平気で出てきて、ちょっと独特な感じ。朝早い上映でかなりうとうとしてしまっ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

国税局で怒られているあたりから1時間ほど寝てたので、ちょっとこの映画の世界の法則がよくわかってなかったりするけど、基本的には、色々あって家族の絆が深まる話よな。あれこれ出てくる敵たちは別の人生で出会っ>>続きを読む

無法松の一生(1943年製作の映画)

3.8

まずこの版の制作に関する経緯や意義を述べたドキュメンタリーが上映される。戦時中ゆえ検閲と映画会社の自主規制で恋愛感情を匂わせるところはすべてカットされていること、戦後は戦後で喧嘩の場面などにGHQから>>続きを読む

オルフェ(1950年製作の映画)

3.7

ギリシャ神話がモチーフってこととジャン・マレーが鏡に張りついてるスチール写真くらいしか知らなかったが、予想以上にオルフェウス。途中ちょっと寝ちまってわからんところもあるんだが、後半面白かった。オルフェ>>続きを読む

フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

3.7

起承転結の承の部分寝てしまって、なんでパリーが聖杯にこだわってるのかよくわからん。目が覚めたらもう、リディアとの仲を取りもち大作戦のターンだったもんな。しかもこのリディアさんどうなの? 不器用でそそっ>>続きを読む

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.8

古い劇場を舞台としたいい話系の映画かと思ってたら微妙に違いましたね。時代は1980年代の英国。当時実際にそうだったのだろう黒人に対する暴力や人種差別の様子も盛り込まれ、静かではあるがシビアな現実みたい>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.8

17世紀に起きた事件が元になっているらしい。聖痕を受けたとして若くして修道院長になった女がレズビアン行為をしていたとして告発されるが云々。意外と俗な修道院の経営、おそらくは自作自演であろう聖痕騒ぎ、神>>続きを読む

小さき麦の花(2022年製作の映画)

3.7

中国のおそらく北西部、家族から厄介払いされる形で結婚させられた男女の慎ましい生活。前半がっつり寝てしまって、2人がどんなふうに仲良くなっていったのかとか、他の村人との関係とかいまいちわかってないんです>>続きを読む