skm818さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.7

ちょっと長くておじさんといとこが邪魔だとか言ってるあたりからしばらく眠かったが、うわあという感じで面白かった。レディーガガがむっちゃあかん女をやってる。この人別にビンボー人の出身じゃないのよね。ただ御>>続きを読む

スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.8

異国で収監されている娘の無実を晴らすために奔走する父親の話だが、単純な素人探偵ものではなかった。ターゲットは割と早くに特定されてて、あとはいかにそいつからDNA検査に必要なサンプルを採取するかって段階>>続きを読む

弟とアンドロイドと僕(2020年製作の映画)

3.7

セリフが少なく説明的な部分もなくてやや眠くなったが、トヨエツ演じる主人公の感じてた孤独はわかるような気がする。幼い頃から身体の違和感に悩んでいたのにそれを打ち明ける相手もおらず、父親は浮気して出て行く>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.7

キングスマンの誕生秘話。第一次大戦を早く終わらせるために米国の参戦が望まれていたが、それを阻止して戦争を長引かせ、英国を混乱に陥れようとする男。その陣営との戦いにオックスフォード卿のトラウマと息子の話>>続きを読む

モスラ(1961年製作の映画)

3.7

1961年の映画。今はもう絶対ダメな黒塗り先住民だとか、アメリカをモデルにしたらしいロリシカ国の人間が悪役なこと、それに対して日本側は腰が引けてることなど、終戦から15年経ってない日本の気分や現実が反>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.7

ドキュメンタリー作家としてとある女子高生の自殺の周辺を取材する由宇子。対象に真摯に取り組み、仕事の後は父親の経営する学習塾を手伝うなど、少々力入りすぎではってくらい真面目な人柄が感じられるが、一方で、>>続きを読む

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

3.7

巨大企業による汚染水の垂れ流しと闘い続ける弁護士の話。実話ベース。展開はよくある、エリートがひょんなことから関わってのめり込んでいくうちにひどい事実が次々みたいな話で正直新味は感じないけど、すごいなあ>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

うーむ、なんというか、「トムは真夜中の庭で」的な話とヒッチコックが合体したような話やな。サンディが何者であるかというのはかなり序盤で想像がついた。イギリスだなあという感じ。夢の中の話が現実に侵入してく>>続きを読む

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

3.7

ハロウィンタウンの人気者ジャックが偶然クリスマスの存在を知り、自分がサンタになりかわってクリスマスを支配しようとする話。クリスマスについて善意100%で一生懸命学ぶんだけど、本質がわかってないからおか>>続きを読む

恐るべき子供たち 4Kレストア版(1950年製作の映画)

3.7

10代の頃から原作何度か読んで萩尾望都の漫画も読んでいた好きな話なんだけど、やっぱいまいちわけわからんし、映像で見るとちょっと眠い。これって4人で爛れたことをしているわけでもエリザベートとポールが近親>>続きを読む

悪なき殺人(2019年製作の映画)

3.7

一つの事件を複数の視点で語っていく藪の中方式なんだけど、途中からレズビアンの痴話喧嘩だのなりすまし詐欺に引っかかるおっさんの話だのになってしまい、最初の方のサスペンスみはなんだったの?ってなる。全員が>>続きを読む

スウィート・シング(2020年製作の映画)

3.7

うーん、ダメな親を持つ子供たちのサバイバルってところかな。このお父さん子供たちのこと愛しているよね。子供たちもお父さんを愛している。でもお父さんは飲んだくれて時には暴力も振るい、施設に入ってしまう。出>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.7

なんというか…これぞバブルの成れの果てというか行き着く先というか闇すぎる笑。殴り合ってる場面が有名だけど、こういう話だったのね。1999年の映画だが、格差がますます激しくなってる今の時代にこそピッタリ>>続きを読む

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.8

1840年代のオレゴン。幌馬車で旅する3組の家族。彼らはミークという男を案内として雇っているが、予定の日数経過しても目的地に着かないせいで、詐欺ではないかと疑われている。水も乏しくなってきた。そんな時>>続きを読む

茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

3.7

キリスト教の信仰のため国家転覆の罪に問われ離島に流された学者と彼の弟子になった漁師の若者の話。よくあるタイプの話だと思うが、学者ってのはどこにいても学んでそれを形にせずにはいられない人たちなのだなあ。>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.7

1920年代のモンタナ。牧場主のきょうだいと、その一人と結婚した女とその息子。よくある人間関係だが、なんか違う。まず兄弟の仲がよくない。これぱっと見フィルの方が弟に見えるんだけどジョージの方が弟なんだ>>続きを読む

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

3.7

ベルギーにいる恋人に会いたくて前衛芸術家に背中を使う権利を売って作品を彫らせた男の数奇な運命。こんなん絶対倫理的に問題あるやろと思うんだが、作品の素材となることで(おそらく法的にはアクロバティックな方>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.7

10代でマフィアの仲間になり80年代に仲間を売って逃げ延びたチンピラの一代記。この人の悲劇は、いいように使われてるのにそれに気づかず自分はうまくやってると思ってたことなんだろうなあと思ったりする。賢い>>続きを読む

フォーリング 50年間の想い出(2020年製作の映画)

3.7

認知症の父親とその息子の話なんだけど、関係性が一筋縄ではいかない話で。ボケ老人のセクハラとか暴言って言うけど、あれって結局どんだけ外面よくたって元からそういう人だってことなんだよな。このお父さんも一見>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.7

恋人と組んでトレーラーハウスで旅をしながらツアーを行なっていたミュージシャンが、ある日耳鳴りと共に難聴に襲われる。最初は聞こえなくなったことを受け入れられず自暴自棄になってんだけど、聴覚障害者のコミュ>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.8

911の実行犯を勧誘したとしてグアンタナモ収容所に収監された青年の弁護を引き受けた人権派弁護士と、彼を起訴して死刑に持っていきたい軍の法律家。ジョディフォスターとベネディクトカンバーバッチがバチバチに>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

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留置場で知り合った5人の犯罪者がコカインの横取りを狙う話…のはずだったんだが、ちょっと前半やたらと眠くて、どこでソゼだのコバヤシだのが絡んできたかよくわからねえ。冒頭は見たけど留置場から保釈される前に>>続きを読む

ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.8

作家志望の貧困家庭の冴えないぽっちゃり女子が辛口音楽ライターとして成功し挫折しまたやり直そうとする話。部屋の壁にたくさん貼ってある歴史上の推したちがなにかと励ましてくれるのがいい。16歳であんな世界に>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

14世紀のフランスで実際に行われた決闘裁判を元にした話。まずこの時代のフランスを舞台にした話あんまり見ないので、内容云々より前に、当時の風俗が興味深くて釘付け。あの格好だと馬に乗るとき踏み台使うんだな>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

なんというか…いい意味でわけのわからん凄さだった。世界観がむちゃ好み。原作が1960年代ということもあるのか、出てくる技術のひとつひとつは超能力っぽいものも含めてハイテクなのに、操作感や建物器物がむっ>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.7

近未来ディストピア。昔の人が考えた未来社会っていつ見ても面白いな。しかもここで描かれてるディストピア的状況ってけっこう実現していたりする。書類に規則に手続きで人を見てない役所とか、効率第一であらゆるこ>>続きを読む

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.7

事故で昏睡状態に陥った妻のいる男が毎日嘆き暮らして周囲の同情を買っていたが、ある日奇跡的に妻が回復すると当然同情は得られなくなり、不満が募って次第に奇行に走っていくという話。途中ちょっと眠かったが、だ>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.7

1960年、ソ連の情報源ペンコフスキーと接触して情報を西側に運ぶため選ばれて関わることになったとあるセールスマンの話。実話ベース。主人公グレヴィルとペンコフスキーはスパイ同士の関係だが、いつしかそれを>>続きを読む

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

3.9

戦に敗れた秋月の姫を同盟国の早川領に逃がすため、秋月の埋蔵金ともに国境を越えようとする主従と、金に目が眩んで巻き込まれる百姓二人の物語。修復版のせいか、白黒ってこんなに美しいのかと思うくらい映像が美し>>続きを読む

わたしはダフネ(2019年製作の映画)

3.7

突然の母の他界後、ダウン症の女性ダフネとその父親が、共に暮らしつつ家族の死に向き合っていく話、かな。お父さんもダフネも悲しみを抱えているけど、表現の仕方が違うのだな。思いやりの示し方も。それでときどき>>続きを読む

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

3.7

うーん、ちょっと、おいらはこういう大勢が困ってるとこで自分の家族だけは助けてくれということをしつこくいう人が生理的にダメなので、まったく共感できなかったし、嫌だなあと思いながら見てました。ただこういっ>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.8

水俣病を写真で世界に知らしめたユージン・スミスと妻のアイリーン、そして水俣の人たちのチッソとの戦いを描いた映画。リスペクトのあるいい映画だと思う。ジョニー・デップがジョニー・デップに見えないなんてすご>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.7

交通事故で娘を亡くした父親がいろいろ八つ当たりしながら次第に娘の死と向き合っていく話。もう初っ端から極端な人ばっかりで、でもそれでいて、こんな人いるよなあとも思うし、やりすぎる手前で止めてて嫌な感じは>>続きを読む

明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

3.7

農協を立ち上げるため集めた金を騙し取られて窮地に陥った人たちが、私腹を肥やしていた弁護士から金を取り戻す話。前半眠くてよく覚えてないのだが、後半は文句なく面白かった。映画から思いついた作戦で弁護士を翻>>続きを読む

ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)

3.8

戦時中ノルウェー政府と警察がナチに加担してユダヤ人を迫害し絶滅収容所に送っていたという話。主人公一家のブラウデ家は実在した一家なのだそうだ。秘密警察の副署長や弁護士の人、近所の人数名も実在、あとは架空>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

家庭でも職場でもパッとしなかった教員が、同僚たちと共に、人はアルコール血中濃度0.05パーセントの時にベストのパフォーマンスが出せるという仮説を検証するために昼間も酒を飲み始める。もちろんそこは口実で>>続きを読む