KEYさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.4

去年の自分に信じられただろうか?今年今作の他に、『お嬢さん』『コクソン』『アシュラ』と既に3本韓国製作の映画を観ており、どの作品も質が高い。これは観た映画だけでは無く、『網にかかった男』など話題になる>>続きを読む

ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.9

※今作は、前知識無しでの観賞をオススメします。(filmarksのレビューも読まない方が良いかも。)

今作は、レイチェル、メガン、アナの3人の視点で描き、その上回想シーンと現在を何度も行き来する、ミ
>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.7

「君の膵臓をたべたい」
社会人6年目、退職届を引き出しにしまう。
普段通り淡々と母校での授業を終え帰ろうとすると、図書室の整理を頼まれてしまう。
高校生の頃図書委員だった主人公は、病院で偶然あるクラス
>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

5.0

デヴィッド・リンチ監督の長編映画デビュー作。

TUTAYAでリクエストしてから一ヶ月経っても何も連絡が来なかったので聞いてみると、「在庫が無く、いつ届くかわからない、遅い時で半年待ちになる。」と言わ
>>続きを読む

ターザン:REBORN(2016年製作の映画)

3.6

おかしなことにタイトルにしっかり『ターザン 〝REBORN〟』って書いてるのに、普通に実写版ターザンだと思って観賞。
始まって早々軍隊を連れ、ダイヤモンドを探しにジャングルへやって来たクリストフヴァル
>>続きを読む

ブレイブハート(1995年製作の映画)

3.9

メルギブソン監督の最新作『ハクソーリッジ』が、公開してから一ヶ月経とうとしている。宮崎では1月遅れの公開(今日から)になる為、期待を胸に今作『ブレイブハート』と『パッション』、『アポカリプト』の同監督>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.3

ジェイクギレンホールも真田広之も好きな俳優なので、問答無用で観賞。

SF×密室スリラーと言えば突然『エイリアン』と比べることになるのだが、今作は脚本が浅い印象だった。

火星で発見した生命体に地球の
>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.7

予告が公開されてから直ぐに「ジブリの良いとこ取りをしたような映画」と話題なっていたが、確かに少し心配ではあった。地上波の放送でしかジブリを観たことがない自分でさえ、魔女と猫を観ると「魔女の宅急便」空を>>続きを読む

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

4.0

2016年は、日本映画が傑作に恵まれた年だった。実写、アニメ問わずに、その質の高さは映画を観れば体感できるはずだ。アニメで言うと『君の名は』は夏に公開され冬まで上映する超ロングヒットを記録、『この世界>>続きを読む

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.4

一昨日届いた『ギレルモ・デル・トロの怪物の館』を一夜で一気に読み終え、続けて今作を観たくなったので再鑑賞。劇場公開時と合わせて2回目の観賞になる。

母の死後、霊を見るようになったイーディスは、自分の
>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.5

237分、約4時間に及ぶ園子温の恋愛叙事詩。以降に描かれるその作風の原型にして最高傑作。『冷たい熱帯魚』の狂気、『地獄でなぜ悪い』の笑いと情熱、『ヒミズ』の青春ドラマ等の全てが今作に詰め込まれている‼>>続きを読む

変態村(2004年製作の映画)

3.6

関東では今年(2017)の7/1から公開中の『地獄愛』と今作『変態村』は、実は同監督のベルギー闇3部作の内の2作品だと言う面白情報を嗅ぎつけて、引いてるTUTAYAの店員(被害妄想)と引いてる母親(事>>続きを読む

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.6

リンクレイター監督の代表作『ビフォア』シリーズ一作目。

この監督、『6才のボクが大人になるまで』でもイーサン・ホークと組んでいて様々な映画賞を総なめしているのだが、そのプロットを聞けば作品の質の高さ
>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.9

未だにメジャーじゃないドラン監督の評価が高い今作。
TUTAYAでリクエストするのが面倒だった為後回しにしていた所をやっとレンタル。

結論から言うと『マミー』の方が好きかな…笑

今作はリアル過ぎた
>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

4.0

「アスファルト」ってあの〜道路のやつだよなってわかってたのに、「コンクリート」と一緒に考えてました。ごめんなさい笑

そう。今作のタイトルの「アスファルト」は、全国の道路に使われてるやつ。
今作の登場
>>続きを読む

31 サーティーワン(2016年製作の映画)

3.0

ロブゾンビ監督の待望の?最新作。

この監督の映画は代表作『マーダーライドショー』シリーズ2作品しか観てないけど、勧められるか親か友達がトチ狂って借りてくるかでもしない限りは観ないなと確信した作品。(
>>続きを読む

ケンとカズ(2015年製作の映画)

4.0

小路紘史監督の今後の活躍に期待できる、ジャパニーズノワール映画の傑作。

今作は第28回東京国際映画祭の「日本映画スプラッシュ部門」の作品賞を受賞した作品だ。

filmarksの平均スコアの高さに納
>>続きを読む

こどもつかい(2017年製作の映画)

3.3

ホラー映画のスコアは当てにならない。テーマは変わってるんだけど、良く日本でこの映画撮れたな〜という印象。

まず今作の予告、面白すぎるでしょ。滝沢秀明の謎のキャラに、目を白くして窓から出てくる数人の子
>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.6

アニメ、原作小説共に未観賞。
ディズニー童話実写映画化第2弾。今や世界歴代興行収入ランキングTOP10入り中の今作だが、僕にはここまで売り上げが伸びた理由が謎である。
ここからは同じディズニーの実写映
>>続きを読む

イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.7

『ドニーダーコ』とかデヴィッドリンチが好きな人に全力で進めたい映画。

と言ってもピンと来ない人に説明すると、今作は分かりづらい映画なのだ。リンチとは違って特にお洒落でもない特徴の無い映像に最初に受け
>>続きを読む

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.8

それにしても、同じ監督のアニメーション映画を2ヶ月連続で観れるって、一体全体何事なんだろう。
それにしても、『君の名は』で勢いがついたはずの万人の興味は、一体どこへ行ってしまったのだろう。

先月公開
>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.3

ホラー?オカルト?スリラー?サスペンス?ええい、全部まとめちゃえ!

話題の韓国映画『哭声/コクソン』が宮崎にやっっと上陸‼︎5/26日まで上映だった所を、ギリギリ滑り込みセーフで観賞♪あ、今日は時間
>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

3.6

『お嬢さん』の次の日に今作と『スプリット』を観賞。あまりに濃く異なる内容に僕の人格が崩壊しそうです。

阿修羅[asura]
正義の神であったアシュラは娘を力の神インドラに奪われた怒りで、戦いを挑み続
>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.1

まあ好き嫌いは自由だけどさ、この映画にこの平均スコアは高過ぎでしょ!?笑笑

話題の韓国映画が2ヶ月遅れて宮崎に上陸。
同時期に『アシュラ』『哭声/コクソン』が上映されると言う空前の韓国映画ラッシュ。
>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シャマラン監督作品は、『ヴィジット』『サイン』『アンブレイカブル』『シックスセンス』を観賞済み。

その流れで僕は、この監督は〝傷の修復・再生〟を描きたいんだと思っていた。
『ヴィジット』は離婚の原因
>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.7

あまりにも純粋すぎる暴力。

2度目の観賞。

ディストラクションベイビーズとは何か。
今作におけるディストラクションは〝distraction(娯楽)〟と〝destraction(破壊)〟の2つの意
>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.7

「君は外堀通りを埋めているのが好きだよね〜」
(グサリ

はい。最近映画の主人公と高確率で重なる僕ですどうも。

ずっと気になってたアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』を滑り込みで観て来ました〜!!アニメ
>>続きを読む

ダークレイン(2015年製作の映画)

3.7

奇才イーサク・エズバン監督の最新作。『ファウンド』と一緒に借りたんだけど、今作も稀に見る面白さ、狂った世界だった‼︎

※今作は予備知識ゼロでの観賞をオススメします。

さて、まずパッケージだが、デザ
>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.6

公開から1ヶ月経ち、世間のキングコング熱も冷めてきた頃。
知る人ぞ知る真の田舎宮崎で、今作『キングコング 髑髏島の巨神』を最大限に楽しむ為にも4DXで観に熊本に行こうと意気込んでいた。
1ヶ月遅れたの
>>続きを読む

グレートウォール(2016年製作の映画)

2.9

社会人3年目にして、重い腰を上げ、やっと始めた貯金生活。「実家暮らしだったらすぐに溜まるだろ」と思うかもしれないが、2年は貯金せずに生活している僕にそんな言葉は通用しない。何も考えずに使ってれば、お金>>続きを読む

ファウンド(2012年製作の映画)

3.8

はい!好きな監督みーっけ☆

ホラー映画史上最高のサイコパス誕生!!

「僕の兄さんは生首を隠している。」

ネタバレではありません。この弟の暴露から物語は始まります。
主人公は、11才の男の子マーテ
>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

3.7

ネタバレは避けてレビューしますが、今作は下調べ等はせずに観ることをオススメします。

冒頭のワンシーン。
バスの中、暗くぼんやりとした表情で椅子に座っている田中(妻夫木聡)
そこで、ある男から高齢の女
>>続きを読む

Ink(原題)(2009年製作の映画)

3.3

過大評価かもしれないが、低予算のインディーズ映画としてこのクオリティ、と考えると充分あり得るスコアですし、観る価値のある作品です。

しかし今作において日本語のページはほとんど無く、日本では作品、製作
>>続きを読む

無垢の祈り(2015年製作の映画)

4.0

OPのシーンをそのまま逆さにしたED

これは映画という虚構であると同時に、そう遠く無い、身近な世界なんだと言われてるような気がしてすごく気持ちが悪かったです。

パプリカ(2006年製作の映画)

5.0



今年は、『君の名は。』『聲の形』『この世界の片隅に』と3本もヒットして居るわけですが、まだ自分の中で〝日本のアニメ映画〟ってジャンルは後回しにしがちでした。今敏監督って名前も耳にはしていましたが、
>>続きを読む

聖の青春(2016年製作の映画)

3.2

わかりやすいサクセスストーリーだとか、感動の物語を期待して観に行って撃沈しました。

将棋の知識ゼロだったので、わからない所もあったのですが、それを除いてもこの映画が私は個人的に嫌いです。

主人公の
>>続きを読む