ヨダセアSeaYodaさんの映画レビュー・感想・評価

ヨダセアSeaYoda

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ロイヤルホテル(2023年製作の映画)

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女性だけでなく、男性こそ観るべき1作。男性目線では“想像”止まりになってしまう、女性が普段感じている不快感・嫌悪感を追体験できるから。

「(発言者にとっては)ライトな下ネタ」でも、それを毎日延々と浴
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

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人類初の月面着陸の裏で“フェイク映像計画”が進行していたら…?という想像がワクワク膨らみ、半信半疑で陰謀論を楽しむ時のゾクゾク感を思い出させてくれるコンセプトや、勢いのあるコメディ要素は間違いなく魅力>>続きを読む

ディセンダント ライズ・オブ・レッド(2024年製作の映画)

2.5

さすがに擁護できない。監督・脚本・作曲が総交代してしまった影響はあまりに大きく、何をとっても手放しには褒められない。いかに最初の三部作が堅実に作られていたかを実感させられた。

クライマックスといえる
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

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喜怒哀楽を表に出すことを恥じ、それらを抑圧してアンニュイに振る舞うことが“クール”とし、ステレオタイプな幸せの形に憧れ、自分の立場と未来が少しでもそこに近づくよう打算的に動くようになり…。
多くの人が
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モンキーマン(2024年製作の映画)

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“猿(モンキー)”という表現は、時に人間をバカにする際にも使われる。野蛮で知性にかける、卑しい人物というような文脈で、“人間に足らない存在”といった意味合いで猿を引き合いに出す。
しかし、インド神話に
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怪盗グルーのミニオン超変身(2024年製作の映画)

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いつも通り、何も考えずに楽しめるコンパクトなファミリー映画に仕上がっていた。

変にメッセージ性も持たせず、安定して「良心のあるワル」なグルーが家族と一緒にドタバタピンチに立ち向かうだけ。このシリーズ
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フィリップ(2022年製作の映画)

3.7

試写にて。

家族と恋人を目の前で失った後に身を偽って敵地に乗り込む、怒れるユダヤ人フィリップ。
彼の狂気的な復讐心と、潜伏先で新たに燃え上がっていく恋という相いれないようにも思えるふたつの感情が、パ
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ティンカー・ベルと妖精の家(2010年製作の映画)

3.2

ファンタジースプリングス記念一気見。6本中3作目。

ついに人間と妖精が邂逅。目に見えるものしか信じない科学者と、妖精を信じ続ける娘を対比しながら、ティンクとのドラマを進行させていく。物語としては2作
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バッドボーイズ RIDE OR DIE(2024年製作の映画)

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やっぱり派手で熱くて笑える映画も必要!

前作でクリーン傾向になりすぎたからか、そこそこお下品さが戻っている。その部分は好みは分かれそうだが、これでこそ“バッドボーイズ”なのだろう!

アカデミー俳優
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ティンカー・ベルと月の石(2009年製作の映画)

3.0

ファンタジースプリングス記念にシリーズを一気見。

失敗を隠したまま謝らなくても友情さえあればなんとかなるさってノリの物語なので子どもには見せたくないな。笑

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つくね用:1回

ティンカー・ベル(2008年製作の映画)

3.3

ファンタジースプリングスきっかけでしか観なそうなのでこの機に。妖精の物語な割に「地に足つけろ」っぽい話で笑った。

世界観が可愛い。妖精それぞれデザインも性格も個性豊かだし、草花を使った衣装も面白い。
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ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

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鳥を狭いカゴに入れて観察する人間という生き物が、狭い部屋で<観察される側>になったなら…?

ダークファンタジーと現実世界の交差する物語の舞台を<森の閉所>に置き、得体の知れない恐怖と皮肉めいたメッセ
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ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

3.6

色々な所でパロディや話題は目にしてきたが、本編は初鑑賞。ジャッキーが酔っ払って酔拳に目覚めていく話だと思っていたけど、ちゃんと“酔拳の師匠”がいるのか。ただ戦うのではなく、“酔っ払っている”という前提>>続きを読む

ライフ・オブ・ザ・パーティ(2018年製作の映画)

3.4

下書きにずっとあった投稿漏れ。

"欲しいのは?"
"ハイパーヴェロシティ!!"
"あと、同一労働同一賃金!"

【STORY】
 妊娠を理由に自分だけ大学を中退して夫と娘のために23年間を過ごしてき
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マペット・ムービー/マペットの夢みるハリウッド(1979年製作の映画)

3.9

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観た回数:1回
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【星つけた際の"個人的"評価・好み】
※作品のウリじゃなさそうな部分、判断しにくい部分は「-」
総合点77pt/100pt 星換算★★★☆3.9

95=スタンディン
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ライド・オン(2023年製作の映画)

3.5

ジャッキー・チェンの映画を大量に見ているわけではないのでフラットなイメージで感想を書くが、今作はまさに“往年のアクションスターだからこそ”の味わい深さが端まで沁みた作品であるように感じた。

まだ映画
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母とわたしの3日間(2023年製作の映画)

3.4

ポップな韓国映画らしい、王道ほっこりエモーショナルファンタジーでした。

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観た回数:1回
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【星つけた際の"個人的"評価・好み】
※作品のウリじゃなさそうな部分、判断しにくい部分は「-
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バティモン5 望まれざる者(2023年製作の映画)

3.3

フランスに渦巻く苦悩をまるでドキュメンタリーのような生々しさで描き上げるラジ・リ監督らしいタッチは今作でも顕在。今回も観ながら何度も、映画を事実そのものだと錯覚させられるかのような感覚にさせられた。>>続きを読む

フォールガイ(2024年製作の映画)

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一旦シンプル投稿。

東宝東和様ご招待にて試写!!素直にめちゃくちゃ面白かったし、映画愛が詰まった熱い映画でした!!

話題にならないことも多い【スタントマンの偉大さ】はこうして定期的に思い出させてほ
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ティアーズ・オブ・ブラッド(2022年製作の映画)

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一旦投稿。冒頭の演出が一番好きだったけど、電車に向かって飛び込んだ若者と、その電車を急停車させた運転士が親子という設定も面白かったな。

トランスフュージョン(2023年製作の映画)

2.9

ストレスを溜めた退役軍人、父が子に運転やハンティングを教える、金に困って裏稼業に…色々な映画で既視感のある展開が基本なので、今作ならではの魅力を見出せずに終わってしまった。

サム・ワーシントン、今作
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フューチャー・ウォーズ(2022年製作の映画)

3.7

掴みが上手すぎるフランス産SFコメディ。冒頭から声を出して笑ってしまった。

フランスでカルト的人気を得たWEB動画シリーズが満を辞して映画化された作品とのこと。

たしかにSF映画としては低予算感が
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

4.0

レビュー記事が公開されたためこちらも更新!

記事はこちら↓
https://www.tvgroove.com/?p=132977

【REVIEW】
「昇る・飛ぶ」「落ちる」という動きで上昇と落下を
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.8

ワーナー・ブラザース様ご招待にて試写!!

ずっとアニャを追ってきて良かった…。
『ウィッチ』や『サラブレッド』でアニャに惚れ惚れしてた頃は、まさか人生ベスト級映画の傑作スピンオフでアニャが最高の演技
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

4.3

レビュー記事はこちら↓
https://www.tvgroove.com/?p=132975

【REVIEW】
注意喚起せずにはいられない、衝撃的な1作。

メンタルを追い詰められる映画が苦手な方に
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メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

4.7

さすがは『キャロル』のヘインズ監督、すべてが洗練して完成されたまとまり方があまりに好みだった。

誰かを理解しようとする時、我々は真に相手を“理解”しようとしているだろうか。自分自身に誘導尋問するかの
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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

4.3

Netflix西部劇『この茫漠たる荒野で』でも印象を残した天才子役、ヘレナ・ツェンゲル。
トラウマを抱え、発狂すると手がつけられなくなってしまう荒々しさと、ただ純粋に愛を求めて周囲の大人に甘えようとす
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

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めちゃくちゃ面白い!!!

「A=B、B=CならAは実質Cだね」といった屁理屈ジョークがよくあるけど、今作の「テニス」「恋愛」「対話」「音楽」は屁理屈なしにすべてイコールで結ばれている。
対話はテニス
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ザ・タワー(2022年製作の映画)

3.0

【REVIEW】
外に出られず、視界に入るのは何もない真っ黒。外に出ようとすれば痛い目に遭うが、閉じ込められたフラストレーションの中で人種やジェンダーなどの属性の違いによる攻撃性が増して心が荒んでいく
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最後の猿の惑星(1973年製作の映画)

2.4

【REVIEW】

4作目も無理に長編の尺にした感があったが、5作目では明らかに予算もアイデアも出し尽くしてしまった様子が手に取るようにわかる。
4作目の時点でかなり間伸び感があったのに、まだ悪あがき
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猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

2.7

【REVIEW】

なんでこんなに微妙になってしまったんだろう。脚本は全然悪くないと思う。
「1作目がなぜ猿の惑星になっているか」という部分にも繋がっていて収まりのいい展開だし、結局は和平ではなく復讐
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

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執筆したレビュー記事はこちら↓
https://www.tvgroove.com/?p=132980

【REVIEW】
こんなに面白くて王道なラブコメ映画は久々に観た。何も考えずに楽しめるから、たく
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.9

【OUTLINE】
 大スターだったエルヴィス・プレスリーと恋愛関係になり、後に結婚もすることになる一般人の少女プリシラ。
 プリシラ・プレスリーの自伝をもとに、ふたりのリアルな関係をソフィア・コッポ
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新・猿の惑星(1971年製作の映画)

3.7

【REVIEW】

初見。まさかのあっけない結末に心を打ちのめされた。悲惨なことが起きているのに淡々と物語を締め括っていく感じがすばらしい。なぜなら人間にとって、“未開人”や“動物”の犠牲など、取るに
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.8

【REVIEW】

島の旅館でアルバイトしていたら、何やら禁断の部屋があるようで…という、世にありふれた都市伝説系ホラーのひとつかと思いきや、「1本取られた」が2本、3本と続く怒涛の展開に思わず笑い声
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ミーン・ガールズ(2024年製作の映画)

3.6

初めて観た「ミーン・ガールズ」が今作なら素直に全力で褒めていたと思う。ただ、今作があまりにも忠実な元祖『ミーン・ガールズ』を観ているから、どこまで今作1本として褒めていいのか難しい部分はある。

垢抜
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