ルッキオさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

小公女(2017年製作の映画)

3.5

オフビート韓国映画。
心に刺さるドラマ性やメッセージは薄いです。
タイトルが「小公女」なので過酷な現代社会のサバイバルライフを想像してしまいますが、深刻さはなく寓話的。
住む所をなくしたネカフェ難民的
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.6

観直し(過去のレビューは上書き)
「ブラックパンサー」予習&「ファルコン&WS」復習。

ソコヴィア協定でヒーローの立場が危うくなってきたのに、バトルロイヤルで空港大破壊。ますますヒーローへの風当たり
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

4.3

「ワンダビジョン」復習(ちょっとだけ「ブラックパンサー」予習の要素もちょっとだけある)

観直して思ったこと。
ヒーローの存在意義。
トニーは家業で市民を殺戮、自制できないハルクとの格闘で街を破壊。
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ハード・ヒット 発信制限(2021年製作の映画)

4.3

スペイン映画リメイク。

観る人によってはただの午後ロームービーになりそうだけど、個人的には演技モノとして堪能できた。
ドラマをこねくりまわさず、父と娘の絆にスポットを当てたのが割かし良くて、ご都合主
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

4.2

ガンダムが時代劇の影響を受けてることは富野さんが言ってたけど、富野イズムを受け継ぐ安彦さんだけあってチャンバラ演出がされていて嬉しい。
時代劇みたいなストーリーのククルス・ドアンには似合うバトル演出だ
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

ガーディアンズに合流したソーが作風までガーディアンズになっちゃった。
つまらないとは言わないが、コレジャナイ感を感じるシーンもチラホラ。
流石に小籠包の神はやりすぎです。

マルチバースなフェーズにし
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.2

トニー・レオン超美男子。

観ようと思い続けてウィッシュリストに入れたまま、公開から20年経ってしまいました😣

この辺りから香港ノワールの傑作群が生まれるわけだ。
血生臭い表現やスリリングな展開こそ
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香川1区(2021年製作の映画)

4.5

前作を観た感想は、好感こそ生まれるもののこの人政治家には向かないよなあという感想で終わったんだが、今回の選挙はフィクション的構図が出来すぎていて映画として超面白かった。

前作の影響で知名度が格段に上
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カトマンズの男(1965年製作の映画)

4.3

THE荒唐無稽。細かいことは気にすんな!
ジャッキー映画の原点これじゃん!

全編コミカルアクション。
香港からカトマンズを飛び回る鬼ごっこシチュエーション。
陸海空でのノースタントシーンがたっぷりで
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牛首村(2022年製作の映画)

3.5

前作の不評に素直にゴメンナサイしていた制作陣(確か)
前二作よりは割と前のめりに観れたけど、それも謎が残る一時間まで。そこからは長い!

OPのエレベーターシーンの見せ方だったり、水溜まりに何度も映る
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.5

「ワンダビジョン」を観てから鑑賞。その他解説動画も見漁りました。

これからはなるべく予習復習、予備知識を入れてからの鑑賞スタイルで行こうと思う(面倒くさい💦)

「シャンチー」がおもくそファンタジー
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ビースト(2018年製作の映画)

4.0

うわ、またリメイクと気づかないパターンの韓国映画。
バーのマダムという韓国ぽくない描写は元がフランス映画だからか。

オリジナル版は警官二人が善と悪で対照的に描いていたんだろうけど、韓国版は正義の側が
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

4.1

やっぱ、プレデターはこの形式がベスト。
銃火器の知識を持たない部族とのバトルという設定が良い。
若干ご都合展開はあるものの、アイデアで見せようという心意気は伝わる。

監督はジャッキー・チェンが好きら
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ストレンジ・シスターズ(2019年製作の映画)

2.0

「マッハ」のピンゲーオ監督。
タイのメジャー妖怪ピー・ガスー(首だけ女)は伊藤潤二先生が描く化けものチック。
BNK48のアイドルが出演(高校生くらいなんだけど、小中学生にしか見えない)
チープなCG
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ニューイヤー・ブルース(2021年製作の映画)

4.0

昨日に続き、何故かニュースキャスター役がキム・ユリだった。(←どうでもいい)

恋愛模様が四組あるので飽きずには観られるけど、これと言ってドラマチックなことは起きません。

アルゼンチンの二人はアルゼ
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

2.0

ダメでした。
こういうのキライなんですよね、ハラハラよりイライラして。
とにかくクドい。
お兄ちゃんがあそこで(×3回)警察と連携すればもっと早めに解決したのに!

彼女の車に先に乗ってるの何で?ティ
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茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

4.2

韓国の時代劇と言えば王宮絡みのお堅い話が多いイメージだけど、これは市民の目線が入っていて観やすかった。

白黒シネマスコープでワンシーンだけ黒澤映画っぽいBGMが入ります。
至って地味~なお話を、古き
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.8

全く長く感じない168分。
こうの史代先生の絵柄とのんちゃんの声がパーフェクトにマッチしていてずっと観ていたいと思わせる。

増えた42分はりんさんとの関係性の深堀りだったり、テルさんと出会いだったり
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

4.2

ある日、国を追い出される恐怖。

過去の制度は今では通用しませんよ~、って理由だけで。

何という理不尽。

言葉の分からない母国への強制送還。考えただけで恐怖だ。

警官の心変わりはもう少し丁寧に描
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映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021(2021年製作の映画)

4.7

原作の偉大さ。
2021年に作られたことの意義と、今だからこそストーリーの重さが全然変わって見えます。
改変部分もとても良い。理想的なリメイクでした。

リアルな政治闘争に巻き込まれた感が強い演出は現
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偽りの隣人 ある諜報員の告白(2020年製作の映画)

4.0

これ、「七番房の奇跡」の監督だったんだ。割と中盤までコメディなの納得。
娘ちゃんに惚れちゃうシーンとか家政婦に見つかるか見つからないかのシーン、80年代香港コメディか!ってくらい古臭いんだよなあ🤣
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.6

好き嫌いが別れるタイプの作品みたいですね。
僕は好き。

展開が読める、ご都合主義なのは目を瞑り、これ、描き方によってはアンチフェミニストな作品になっていたような気がする。暴力に屈する女性にしなかった
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いとみち(2020年製作の映画)

4.0

駒井蓮のコスプレ、方言、三味線プレイ全部のせ。
いやあ、九ヶ月の特訓であそこまで超絶テクニックは流石にすごい。

主人公は内気だけどそれをコンプレックスに感じてないのは現代的でいいなと思う。
ただ、そ
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.5

設定諸々は面白いんだけどねえ、乗り切れないところもある。

男の方が運命を感じるのはともかく、女性からしたら運命でも何でもなくない?最後に涙するほどの想い出あったっけ?
詐欺師の一件は彼女の中でどう解
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イルマーレ(2001年製作の映画)

4.5

超久しぶりの再鑑賞。

雨の日。センチな気分に浸りたい今日のムードにピッタリ。
こういう切ない系にグッとくる感覚は久しぶり。
20年前の一人暮らししていた頃を思い出してグッとくる。
ムーディな音楽もと
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告白(2020年製作の映画)

4.0

「告白」タイトル多すぎ問題。韓国版リメイクではありません。
韓国発音が~コベク~で英題が~go back~って韻踏んでる?

閑話休題。
ツッコミ所やご都合主義には目を瞑って観るタイプの作品かな、と。
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さがす(2022年製作の映画)

4.0

ジャケットの雰囲気から「空白」を連想。娘役は「空白」のあの子だったのか!

それぞれのアングルで描くのもいいけど、少女の主観で描いた方が胸がキュウとなるような感覚は味わえたような気がする。
実際、視点
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.4

前作が最後じゃなくてホント良かったなと思わせる作品。
破壊の限りを尽くしてきたクレイグボンドならではのケリの付け方でした。

ストーリーの大味感は前作と同等だったとしても、見せ方の上手さで粗が目立たな
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クライモリ(2021年製作の映画)

2.0

20年前の作品、今リメイクする意味って

全くないですね(´・ω・`)

一応、オリジナル版の脚本家の人。
同じタイトル使って全然違う話。まあ、同じ話を観たいとも思わないけど、上手いアレンジとも思わ
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.0

オープニングから建物破壊、自分でヘリを墜落させて(市民の命は軽視)自分で窮地を脱出。自作自演感甚だしいな。

今作のボンドガールは彼に付いていく理由が弱すぎる。トラウマ抱えて生きて行ってもおかしくない
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.4

007を観ている気にならなかった前作の反省点は作る側も分かっていたようで、ようやく007になったのが今作。(一作目は007誕生譚)

初登場のQにボンドカーにテーマ曲、銃口の向こうのボンドからのテーマ
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サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)

4.6

勧善懲悪、蟻が巨像を倒す系。
大好きなヤツ。
シンプルなストーリーラインでちゃんと細かいところも気が効いている。
テンポ良く話が進んで行くので最後まで飽きない、the娯楽作品。
シリアス方向に行かなか
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.2

連続テレビドラマで語る分量の人間ドラマ。
出来るならドラマで観たいなと思ってどうしても早足に感じてしまったけど、終盤にかけての展開を観るにこのテンポ感が正解だったかもと思ったりもする。
欲を言えばそこ
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

4.0

前作ラストからの続き。
前作エンディングで名前を名乗ったから、ここからがJBの話と言うことだ。

生身アクションスタートだった前作、今回はカースタントから。
アストンマーチンはボロボロ、アルファロメオ
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.3

3年おきに公開されるシリーズ一作目。
「スペクター」まで適当な視聴態度で観てきたのでイマイチ分かっていなかった。
前作をおさらいしないと理解できない構成だから、そりゃテキトー民には分からないはずだ。
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めまい 窓越しの想い(2019年製作の映画)

4.2

タイトル「ポティゴ」?
韓国語でめまい、ではなくvertigo(めまい)でした。

家族関係、職場での人間関係が原因で足元グラグラな二人。
めまい持ちであることや宙吊りでいることが不安感を煽っている。
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