セイラさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

セイラ

セイラ

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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

4.3

・国際映画祭 観客賞4つ受賞
・モデル:ウェスト=イースタン・ディバン管弦楽団
     世界的指揮者ダニエル・バレンボイム×米文学者エドワード・サイード
・“世界で最も解決が難しい紛争”を理解する第
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.3

・原作:森絵都の小説「カラフル」第46回産経児童出版文化賞受賞作品
・「人生なんて所詮長めのホームステイ」
・『「死にたい」は生きたいの叫びなんだ。』
・何らかの理由で死んでしまい“シロ”という名の魂
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ブルーサーマル(2022年製作の映画)

3.2

・航空機・グライダーに青春をかける大学生たちの青春物語
・操縦席から見た景色の描写が素敵!空の美しさ、広大さ、そして臨場感
・目標を持って駆け抜ける日々の爽快感が良い

試写会にて。
グライダーと縁が
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.8

・ティムバートン×ジョニーデップ
・ポップで愉快なブラックジョークたっぷりの名作
・貧しい家庭で育つ心優しい少年が工場見学に行ける
チケットを引き当てて、夢のような世界に足を踏み入れる
・家
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食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.4

・日々に充足感を得られていないニューヨークの女性ジャーナリストが主人公
・1年間の自分探しの旅の最中の多くの出会いがとても充実していて素敵
・活躍していても何かに迷ったりどこか満たされない不安は誰にで
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.7

・原作:三田紀房先生の漫画 ヤングマガジン
・反戦の天才数学者が戦争を止めようと奔走する話
・最終決定会議のタイムリミットまで数字を武器に戦う姿が魅力的
・「美しいものは測りたくなる」その習性が日本を
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クイーンズ・ギャンビット: 制作の舞台裏(2021年製作の映画)

4.0

・たった14分されど14分
・この制作チームはすごい、この俳優陣はすごいと感嘆できる
・ファッション然り、セット然り、あらゆるこだわりがぎゅっと

配信ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』の裏側。
久し
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ビーン(1997年製作の映画)

3.6

・誰もが知るヴィジュアル・コメディ
・ドタバタ忙しないのになぜか最後には全部何とかなっている不思議
・多方面にとばっちり、多方面に謎のハッピー
・名画『ホイッスラーの母の肖像』がパリのオルセー美術館か
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.1

・絵本のような御伽話のような優しい青年の名作
・切なくロマンチックなファンタジー
・手が鋏ゆえに得られる恩恵や悲しさが、
現実世界のマイノリティと重なる

だいすきなクリスマス映画の一つ🎄
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

・ウェス・アンダーソン作品
・洋菓子のアソートボックスをひっくり返したような可愛いカラーパレット
・ノスタルジックな色合いに加えて装飾も素敵で、テンポよく展開し目が楽しい
・師弟愛が良い。できたコンシ
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僕が跳びはねる理由(2020年製作の映画)

3.5

・文部科学省特別選定作品
・原作:東田直樹さんが13歳の時に書いたエッセイ
    『自閉症の僕が跳びはねる理由』エスコアール、角川文庫、角川つばさ文庫
・世界各地の5人の自閉症の子どもたちのドキュメ
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浅田家!(2020年製作の映画)

5.0

・写真家・浅田政志の写真集『浅田家』と『アルバムのチカラ』が原案
・家族のそれぞれの在り方を描写した作品
・後半は東日本大震災をメインに写真の存在意義や幸せが垣間見える

鑑賞して良かった。
正直、津
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.7

・興収51億円超の大ヒットを記録
・原語版本当に素晴らしい!でも日本語吹き替え版の声優陣も侮るなかれ!
・夢があるって素敵なこと。あらゆる世代が優しい気持ちになりつつも内省的にもなれる作品
・コアラ初
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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

3.6

・バンクシーのドキュメンタリーを撮りたいカメラヲタクが主人公のドキュメンタリー
・一言でいえば愚か。そしてバンクシーからの痛烈な皮肉
・鑑賞後、天才か反逆者かの問いにバンクシーは天才だ、と間違いなく答
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

・作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の四冠
・英語字幕の作品として初めての受賞
・格差社会の闇やいやらしさ、滑稽さがありありと描写
・コメディチックなやり取りの序盤→サスペンスな終盤 ずっと集中
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ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

3.0

・原作:羽海野チカ先生のはちみつとクローバー
・舞台:美大 青春群像劇 片思いのほろ苦さがライトに描かれる
・蒼井優さん演じるはぐちゃんが最高に可愛い 
・器用貧乏で凡人で普通だけど頑張っている感じが
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ロイヤル・トリートメント(2022年製作の映画)

3.5

・キラキラ王道ラブロマンス。THE心が満たされるシンデレラストーリー
・きっかけ:ロイヤルウエディング 
 ラバニア王国の王子トーマス×ニューヨークの下町の美容師イザベラ
・誰とでも仲良く、いつでも平
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

・豪華キャストによるパンチの効いた風刺コメディ
・半年後に巨大彗星が地球に衝突すると判明したことが発端
・私利私欲まみれ選挙戦迫る米大統領一派VSこちらも少々問題アリの天文学者と教え子
・コメディと侮
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

・結婚を夢見る数学ナードな予備校講師ד普通”を教える女子高生
・ネオデジタルネイティブ世代っぽい恋愛の仕方をするラブコメ
・大人×未成年なのにライトで、タブーを犯してない感じ。爽やかだし会話テンポが
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

・原作:1982年『花とゆめ』で連載された魔夜峰央の漫画
・106分後に埼玉が好きになる。県外の方こそ鑑賞すべき
・「おちょくる面白さ」は原作から健在。
振り切った小馬鹿にした感じが最高
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.7

・“ダマされた回数平均9.4回”“登場人物全員ウソをついている”
・原作:大泉洋さんを当て書きした小説
 小説の時点で当て書きされている珍しい作品。
・舞台:不況に悩む大手出版社。創業一族社長の急死が
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

3.3

・カツセマサヒコさんが書いた青春恋愛小説『明け方の若者たち』のスピンオフ
・映画『明け方の若者たち』(北村匠海さん、黒島結菜さん)の彼女目線アナザーストーリー
・彼女サイドの事情をさらっとふわっと理解
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.7

・三谷作品。俳優陣豪華なドタバタコメディ
・史上最悪のダメ総理が記憶喪失により善人総理に!
・ハートウォームだけど終始笑っちゃうライトなストーリー

ロッキード事件の発言からかな?と気になって。

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グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.0

・原作:スティーヴン・キングが1996年に発表した、1932年の大恐慌時代刑務所が舞台のファンタジー小説
・スピルバーグが4回泣いたと言われる。悲しいというよりやるせない切なさに苛まれる作品
・不思議
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幸せのレシピ(2007年製作の映画)

4.1

・飯テロラブコメ。高度なお料理ばかりなのに何故か味が想像できる、幸せなものばかり
・『マーサの幸せレシピ』のリメイク
・姉を交通事故で失ったシェフであるケイトと残された姪っ子ゾーイの心温まるお話
・ニ
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.2

・江戸まで5日以内で参勤という無理難題を突き付けられた小藩の話
・時代:第8代将軍徳川吉宗 場所:江戸×磐城国
・節約ドタバタノンストップコメディ

通常1週間はかかる道のりを5日で行くことになった弱
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461個のおべんとう(2020年製作の映画)

3.5

・RiCE No.16 Autumn 2020 特集 #愛をシェアするお弁当を読んでからぜひ鑑賞してほしい
・お弁当を中心に展開するミュージシャンの父×思春期特有の葛藤を抱える息子の話
・「これは毎日
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

3.5

・“絶対味覚”を持つ二人の天才料理人が繰り広げるハートウォーミングストーリー
・ラストレシピが如何なる意味か、を映画全体で回収する
・歴史的背景をもとに、国を超えた友情や心情が描かれる
・文字通り遠回
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

・柳楽優弥さんの素晴らしさ全部詰め込みました!と言っても過言ではない。
・師匠×弟子の傑作。キャスティングもこれ以上にないと思う。
大泉洋さん演じる深見千三郎、ナイツ土屋伸之さん演じるキヨシになるほど
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

・スパイダーマンシリーズ最高傑作
 公開日から一週間経っていたので全員熱烈ファンという可能性は低いと踏んでいたのに、
 おっ!とか、ええ!とかシアターのあちこちから漏れていた。万人が楽しんで帰ったと思
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.4

・やり手の女性アパレル社長×腰が低い知識豊富な男性シニアインターン
・全部同じくらい大切に、同じくらい頑張る。が如何に難しくて、それが叶うことが如何に奇跡に等しいか。信頼できる仲間(パートナー)がいて
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前科者(2022年製作の映画)

3.5

・題名の前科者ではなく、“無給の国家公務員”保護司に焦点を当てた作品
・更生とは何かを問う。抱える過去と厳しい境遇と無慈悲な現実が顕になる
・常に切迫した状態でひとと向き合う強さと不安定さが胸を打つ
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.7

・原作:テレビ美術制作会社の美術さんである燃え殻さんによる私小説
・サブカル的恋愛のだささやイタさ、それを懐古するどうしようもなさがぎっしり
・「自分よりも好きになってしまった人」へのがっかりや強がり
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.9

・アカデミー短編アニメ賞を受賞した初の日本映画
・静謐で穏やかなおじいさんの12分の回想物語
・色鉛筆感のあるタッチがなお心に沁みるアニメーション
・セリフ無しだからこそ生活音が愛おしい

※長澤まさ
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