"寸劇"
とてつもない迫力だった。文字通り、こちらの心に迫るものがあった。
放送前、駅などに貼り出されていた本作の広告ポスターの話である。
自分と歳の近い主演俳優5人が、挑戦的な眼差しをこちらに向けている。
これはもう、見るしかないと思った。
本作を見終えて、めっちゃ感動した！とか、泣いたわ～とか、そういった感想は抱かなかった。
というのも、先にも書いた通り自分自身が「マクベス」の3人や中浜姉妹と歳が近いこともあり、彼らがそれぞれ選んだ選択肢や行動に理解ができたからなのかもしれない。
誰もが必ず、大小の違いはあれど夢や理想をどこかで追っていると思った。
夢や理想を追う中で他人とぶつかって、分かりあって、思わぬ展開を生むことが人生にはよくある。
「うわぁ、そうきたか」って感じの、それこそまさに「コント」のような。
「何かを始めるには遅い・かといって何かを終わらせるには中途半端」
自分も20代後半になり、日々を送っていてそんな考えがふと頭をよぎる。
でもこのドラマを見て、ちょっと背中を押されたような感じもした。
「ああ、人生ってこんなもんだ」と。
「悩んだっていいんだな」と。
今日からもまた、自分自身が主役の「コント」を満喫しながら生きていくことにしよう。
という「安っぽい」セリフで、このレビューを締めることにする。
